楽しんでくれれば幸いです。
自分は無個性だ。
四歳の時に社会の現実を突きつけられた。しかしヒーローを諦めきれずヒーローを分析して研究した。
現在自分は中学一年。
毎日いじめられたりしてなんとなく学校に行きたくなくて公園のベンチに座っていた。
カバンからヒーロー分析ノートを出して眺める。すると公園の奥の方から微かに音楽が聞こえてくる。気になったため行ってみると女の子達三人が楽器を演奏していた。
一人目は金髪で珍しい黒い服、黒い帽子のてっぺんに月の飾りがついてる。楽器はバイオリンを弾いている。
二人目は水色の髪で前の人と同じ服だが色が薄いピンク、帽子のてっぺんには結晶の飾りがついている。トランペットを弾いている。
三人目は茶色の髪で色違いの赤い服を着ている。帽子には流れ星の飾りがついてる。楽器はキーボードだ。
とても綺麗で上手な演奏だ。初めての曲なのに聞き入ってしまう。
すると演奏が終わった。すると女の子達三人がこっちを見ている。なんか悪い事しちゃった!?
すると女の子達がこっちに近づいてくる。すると金髪の子が
「あなた、私達が見えるの?」
ドユコト?
すこし時を遡って場所は幻想郷・霧の湖近くの廃洋館。
そこではプリズムリバー三姉妹、長女のルナサ・プリズムリバー、次女のメルラン・プリズムリバー、三女のリリカ・プリズムリバーが楽器の手入れをしていた。
つい昨日、宴会で演奏をしたためだ。次のライブは四ヶ月後だ。それまでに練習をしなければいけない。
「昨日の宴会ではみんな演奏に喜んでくれたよね。」
メルランがトランペットを手入れしながら話し始める。それにリリカが
「そうだよね、それがやりがいがあるよね。」
「とにかく今は次のライブのために練習よ。新しい曲も知りたいけどね。」
リリカの言葉にルナサが答える。そんな事を話していると
「あら、なら行ってみる?」
と声が聞こえる。振り向くとそこにはスキマに腰掛けた八雲紫が居た。
「何よ、スキマ妖怪が。行ってみるって?」
「もちろん、外の世界によ。」
ルナサの質問に紫が答える。メルランとリリカは嬉しそうな顔をしている。でも四ヶ月後のライブの為に練習をしないといけないのに行けるわけないじゃない。
「そうそう、外の世界に行ってる間は私が時間の境界を操作して外の世界で一年過ごしても幻想郷では二週間程度しか過ぎないように出来るわよ。それでどうよ?」
まぁそれならいいのかな?メルランとリリカはとても行きたそうにしているし。外の世界の音楽には興味があるからありかしらね。
「じゃあ、行くわ。頼めるかしら?」
「良いわよ、じゃあ三名様ご案内〜。」
すると足元にスキマが出現して落ちていった。
そして目がさめると芝生の上に寝ていた。近くにはメルランとリリカも居た。二人を起こして気づいたことがあった。
人が通るが自分たちに気づいていない。気づいてもらう為に三人で演奏を始めた。そして冒頭に戻る。
「あなた私達が見えるの?」
ドユコト?
「み、見えるけど……。」
正直に答える。
「そう。あなた、ちょっと頼み事をして良いかしら?」
金髪の子が頼み事をしてくる。
「じ、自分に出来ることなら……。」
「受けてくれるのね。あ、自己紹介をしてなかったわね。私はルナサ・プリズムリバー。ルナサでいいわ。三姉妹の長女よ。」
「私がメルラン・プリズムリバーよ。メルランで良いよ。三姉妹の次女よ。」
「私はリリカ・プリズムリバー。リリカと呼んで。三姉妹の三女よ。」
ルナサさん、メルランさん、リリカさんか。名前呼びは気が引けるけど同じ苗字だから仕方ない。
「僕は緑谷出久だよ。ちなみに頼み事って?」
頼み事の内容を聞いてみる。無理なら断ろう。
「あなたは今の音楽についてわかる?」
「まぁまぁ分かるよ。あんまり詳しくは分からないけど。」
ルナサさんが聞いてくるので答える。音楽が知りたいか。あれ?でも普通にこの社会で過ごしていればそんな事なんないよね?
「そうそう、私達は人間じゃないわ。騒霊よ。」
なんか凄い事をさらっと言われた気がする。人間じゃない?個性なのかな?
「人間じゃないって個性って事?」
「個性?私達は種族が騒霊なの。」
「えぇーーっ!?」
これが自分と彼女達との出会いだった。
勢いで書いてしまった。
後悔はない!