新しい小説も書きたいからなー
関係ないけど、ロストワードで慧音は出ましたか?自分は早速10連回したけどキャラすら出ませんでした!泣いていいですか?泣きます
感想お待ちしています
春
とうとう、高校生活の始まりだ。
「出久、ティッシュ持った?ハンカチも持った?」
「うん、持ってるよ!」
お母さんが何度も聞いてくる。
「出久、超カッコイイよ」
「………!行ってきます!」
雄英高校に着くと校内図を見ながら自分のクラス『1-A』に向かう。もちろん、ルナサさん達も一緒だ。
クラスの目の前に着くと7mはある大きなドアを開ける。
しかし早いのか、入試試験の時に居たメガネの生徒しか居なかった。
「おや、君が二番か。ボ・・・俺は私立聡明中学出身 飯田天哉だ」
「あ、僕は緑谷出久です」
その後、少しだけ飯田くんと話したあと自分の席に座るとリリカさんからキーボードを受け取って点検を始めた。楽器はしっかりと管理しないとすぐに音がおかしくなっちゃうからね。
そんなことをしていたら、周りが少しだけ騒がしくなって来ていた。
「机に足をかけるな!雄英の先輩方や机の製作者方に申し訳ないと思わないか!?」
「思わねーよ、てめー どこ中だよ!端役が!」
すっごいギスギスしてるー!するとドアから試験の時に助けた茶髪の女の子が入ってきた。すぐに自分を見つけたのか声をかけてきた。
「試験の時はありがとうね!凄かったよ!楽器も、パンチも!」
「あ、あの時は無我夢中でね・・・」
メルランさんがトランペットを鳴らして茶化してくる。それ、自分にしか聞こえてないから意味ないよ。
「お友達ごっこしたいなら他所へ行け」
「ここは・・・ヒーロー科だぞ」
寝袋にくるまった芋虫モドキのような男の人がゼリーを飲みながら話しかけてきた。
ルナサさん達も引いている。
「はい、静かになるまで8秒かかりました。時間は有限。君達は合理性に欠くね」
「担任の相澤消太だ、よろしくね。早速だが体操着着てグラウンドに出ろ」
生徒たち移動中
「個性把握…テストォ!?」
「入学式もガイダンスもヒーローになるならそんな時間ないよ」
ルナサさん達は三人揃って砂煙から自分の楽器を守ってくれている。そのまま相澤先生の話は続いていく。
「中学の時からやっただろ"個性禁止"の体力テスト。ずっと平均を作り続けている文部科学省の怠慢だよ」
相澤先生は近くの籠からソフトボールを取り出しながら
「じゃあ、今回の学年成績一位の緑谷。個性を使ってこのボールを投げてみろ。円から出なければ何してもいい」
ボールを受け取ると円の中に入る。ルナサさん達も来てくれる。どうやって投げるか少しだけ考えて居たら相澤先生に急かされた。
仕方がないので霊力をボールに込めて弾幕と同じような状態にする。
「通常弾幕!」
そう言ってからボールを弾幕と同じように遠くへ飛ばす。速度は少しだけゆっくりだがすぐに見えなくなってしまった。
「いきなり測定不能をたたき出すか。まず自分の『最大限』を知る。それがヒーローの素地を形成する合理的手段」
他の生徒たちもガヤガヤして誰かが「面白そう!」と口にすると相澤先生が最下位は除籍処分にするというとんでもない爆弾を落とした。
「生徒の如何は先生の自由!ようこそ、これが雄英高校ヒーロー科だ!」