本日はなんといっても…
CYaRon!の1stLoveLIVEでした!
ちなみに私も現地におりました!
いや〜、ちかっぱ楽しんだばい!、笑 (地元の人間であります)
↑
わかる人にはわかるはず笑
杏ちゃんのお顔が見れただけでもう…
明日も参戦するので、もし会ったらよろしければお願いします!
(んなわけない)
LIVEと同じように
今回の話も楽しんで、くれるかな〜?
(いいとも!幻聴)
ありがとう
一旦CMでーす(入るか)
いつもご愛読ありがとうございます、笑
暗い病院の中
時計は午後9時を回り、辺りを完全な闇へと包み込む
小刻みに足が震える
心臓が飛び出そうになるくらいの鼓動が聞こえてきた
曜「真治君…死なないよね…?」
月「曜ちゃん、きっと…大丈夫だよ!」
曜の肩に手を置き、勇気づけるように背中を擦る
千「そうだよ!真治君は…こんな事で…」
真治が倒れた後、曜と月は彼を病院へと運んだ
そのまま集中治療室に連れて行かれ、はや1時間が経つ
梨「月ちゃんは、真治君の幼なじみなんだよね?何か知ってることは無いの?」
俯いた表情のまま
月はゆっくりと口を開いた
月「5年前…僕達が中学2年生だった頃に、真治は交通事故にあったんだ」
曜「交通…事故…」
暗い声が不気味に響く
月「幸い、命に別状はなかった…でも……」
千「でも…?」
月の肩がガクッと落ちる
外では雨が降っているようだ
冷たい、凍てつくような雨が
月「その時、真治は…昔の記憶を、無くしてしまっていたんだ…」
梨「という事は、記憶喪失だったって事?」
月「ただ、無くなったのは幼い時の記憶だけ、自分がどこで生まれたのか、どういう風に育ったのか…だから、僕や身の回りの事は覚えていたんだ」
曜「真治君に、そんな事があったんだ…」
その時、手術室の重い扉が開いた
その場にいた全員が出てきた医師に駆け寄る
月「先生!真治は…真治は大丈夫なんですか?」
医師はふぅと息を吐き、少し朗らかな顔になる
医「心配ありません、命に別状はないです。ただ…」
曜「ただ?」
意味深な語尾の濁し方に、その場にいた全員の背筋に悪寒が走る
医「頭部のMRを撮影した時に、脳に少し気になる箇所がありまして…恐らく、昔に何かの事故で損傷したんだと思います、日常的に頭痛やめまい、記憶障害が起こっていた可能性があります」
月「そ、そんな…」
曜「確かに真治君は、たまに頭を抑えて苦しんでいたような…」
千「先生!真治君の病気は…治るんですよね?」
涙混じりになりながら千歌が訴える
その時、悲痛の篭った声が聞こえてきた
梨「大変です!真治君が…目は覚めたんだけど、様子がおかしくて!」
全員で病室に駆け込む
月「真治!どうしたんだ!」
彼の目は虚ろで、どこか遠くを見つめている
曜「真治…君?」
私の問い掛けに、彼は虚ろな目のまま視線を逸らす
ゆっくりと顔を上げ、曜の方を見た
真「君は……誰だ?」
曜「え…」
何か得体の知れない物に張り付かれているような
心苦しい感覚に支配されていく
真「わからない…俺が誰なのか、ここはどこなのか…君達が、誰なのか…」
月「な、なに言ってるんだよ!君は須藤真治!僕の幼なじみで友達でしょ?そしてAqoursのメンバー、皆…真治の大切な友達じゃないか!」
しかし、彼の虚ろな瞳は変わらない…
曜「解離性健忘?」
医「はい、ストレス等が原因となって発症するものなのですが、今回の場合、過去の脳への疾患を傷買うあまり、多大なストレスになって発症した物と考えられます…」
医師の淡々とした口調に
全員の背筋に汗が流れる
月「先生…この病気は、治るんですよね?」
自然と語尾がつよくなる
しかし、医師の顔は晴れなかった
医「この病気の場合、記憶の空白期間がみられますが、その長さは数分から数十年にも及ぶ場合があります…治るか治らないかは…」
千「そ、そんなに…」
千歌の瞳は濡れていた
拭っても拭っても溢れてくる涙に撚って…
梨「治す方法はないんですか?」
その期待も虚しく、医師の顔は曇ったまま変わらない
医「人間の記憶というものは、木のようなものなんです。1本の太い幹に沢山の枝が連なり、更に葉っぱが無数に取り巻いて、記憶を形作っていく…枝の一部でも思い出せば、全てが命を取り戻す、でも、そもそも木が枯れてしまっていたら……もう二度と立ち直ることは無いのかもしれません」
重い言葉に曜は心を抉られるような気持ちになる
医「一般的に、薬とカウンセリングによって徐々に記憶を戻していくのですが…彼の場合、それは病院ではなく、日常生活で行った方が効率が良いのかもしれません」
月「じゃあ、僕達が真治の記憶を取り戻す手伝いができるって事だね」
その場にいた全員が頷く
取り戻してみせる
絶対に…
あきらめないことが
夢への手がかりだと
今だから言ってもいいかな
言いたいね
迷いに揺れるこころ
それでも前を向いて
やまない雨はないと走って来たよ…
千「起こしてみせる、もう一度…奇跡を絶対に…!」
精静高校 校門
冬の冷たい風が肌に突き刺さる
心までも抉られているように…
自分が誰なのか
どのようにして育ったのか
友達が誰なのか…
分からない…
思い出せない…
その気持ちが更に自分の心を締め付ける
俺なんか…
月「よっ!おはよう真治!」
急に声をかけられ、体がビクリと反応する
真「お、おはようございます…」
月「なんで敬語なんだよっ!真治らしくもない!」
わざと明るく接しているのが垣間見える
あれ?この光景、前にどこかで…
頭の中に景色が浮かんできたが
シャボン玉のようにすぐ消えてしまった
曜「一緒に教室までいこ?」
少々強引に真治の腕を掴む
千「れっつごー!」
無理やりに手を引っ張って行ってしまった…
大丈夫なのだろうか…
色々な話をした
学校のこと、クラスのこと、部活のこと
みんなのこと…
だけど、何一つ覚えていなかった
何一つ…
私達は焦っていた
もう二度と、真治君の記憶が戻らないんじゃないか…
それを防ぎたい
早く元の彼に戻って欲しい…
その思いが、彼を更に苦していたとも知らずに…
放課後 屋上
千「ここが、私達スクールアイドル部の活動場所だよ!」
曜「なにか覚えてない?」
真治は不思議そうに辺りを見回す
梨「見覚えない?」
彼は力なく、首を振った
月「無理をする必要はないよ!少しづつ、一歩一歩でいいんだから」
真治の肩をポンと叩く
彼の表情は変わらない
ル「先輩、ほんとに記憶喪失に?」
善「ふふっ、いよいよ貴方もこの堕天使ヨハネの下僕となる時が!」
言いかけた時、花丸にチョップを食らった
花「やめるずら!先輩は今大変なんずらよ?」
善「じょ、冗談だってば!」
月「まぁ、普段通りにした方が、真治も記憶を取り戻しやすいかもね!」
気楽に言ったつもりだった
彼のためを思って言ったはずだった…
それなのに…彼の目は
凍てつく氷のようだった…
真「もう、やめてくれないか?」
地の底に響くような、低い声だ
千「え…?」
真「みんな、とても俺に優しくしてくれるのは嬉しい、こんな俺に寄り添ってくれて…でも、分からないんだ!俺が誰なのか、ここがどこなのか、君達は…誰なのか…」
顔を両手で覆い、身体を震わせている
泣いているのか、手の間から雫が零れ落ちた
月「そんなの、少しづつ思い出せば…」
真「楽しそうにすんなよ!俺の…気持ちも知らないで……」
言いたくない…
本当はこんな言葉、言いたくない…
胸が苦しい
呼吸が荒い
頑張って息をするが、空気が入ってこない…
真「何故だ、何故だ何故なんだ…!」
狂ったかのように頭を掻きむしる
まるで別人のようだ
真「分からない、思い出せない、心が痛い……限界なんだよ」
自分で自分を抑えられない
勝手に言葉が出てきやがる…
俺は、一体…
何を恐れているんだ?
身体がとても熱い
刃物で胸を抉られているように感じる
曜「真治君…」
この世には
言ってはいけない言葉がいくつか存在している
その中の一つを、私は聞いてしまった…
真「君達とは、絶交だ…俺はもう……耐えられない…自分を抑えられない」
瞳孔は開き
錯乱している
変わり果てた彼の姿はまるで…
鬼のようだった
今回はここまでです!
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次回もお楽しみに!