(誰にも待っているとは言われてません、笑)
コロナウイルスが猛威を奮っていますね
キャストさん、沼津が無事でありますように…
もちろん、読者様もお気をつけくださいね!
そして、未だにCYaRon!LIVEの余韻が抜けない笑
パーフェクトワールド行きたいなぁ…
そうそう!この間、杏ちゃんにファンレターを出したのでありますっ!
届け、思い笑
今回も頑張って書きました!
(というかネタを絞り出しました)
よろしくお願いします!
終わりと始まりは紙一重
昔、誰かがそう言っていたことを思い出した
始まりがあれば必ず終わりが来る
終わりがあるからこそ、何かが始まる…
気づくと俺は1人で逃げ出していた
言ってしまった…
絶対に言ってはいけない言葉を
後悔の念に押し潰され
呼吸が一層苦しくなった
辛い、悲しい、苦しい…
それでも俺の足は止まらない
一刻も早く彼女達から離れなければいけない
そう思って疑わなかったからだ
その時、窪みにつまづいてしまい派手に転んでしまう
痛みに顔を歪めながら、ゆっくりと上半身を起こす
真「惨めだな…自分で自分が情けない…」
脳裏に、自分に話しかけてくる彼女達の姿が浮かんだ
渡辺さんって言ってたっけな
なんであんなに優しくしてくれるんだろう
俺は君のこと、これっぽっちも覚えていないのに…
どこまでも弱い自分
大切な記憶は消え、友達さえも失ってしまった
真「くっそぉ!」
悔しさのあまり自らの拳を地面に叩きつける
何度も何度も…
感覚がおかしくなってしまっのだろうか?
痛みは全く感じない
道行く人達は、少々蔑んだ目で自分を見つめている
人間は、普通では無いものに対して嫌悪感を抱く生き物
世の中は普通という縄に縛られているようなものだ
普通ってなんだ?
普通に暮らすってなんだ?
普通に生きるって…なんだ?
答えは見つからない…
ふと自分の拳が目に入った
傷だらけで醜い
こんな拳で何を守る?
誰を守れる?
その考えが、自分の心をさらに抉る
その時、1人の女性が真治の前に立った
顔を挙げずに気配だけをかんじる
?「こんな所でどうしたんデェスか?こんなに怪我をして…」
俺は顔を上げた
金髪の髪を三つ編みにして片側に輪っかを作った、少し個性的な髪型の女性だ
目鼻立ちははっきりしていて、大きな瞳で自分を見つめている
女性は俺の手を持ち、優しく撫でた
柔らかい手…
まるで、母親に頭を撫でなれているようだ
ふいに我に返り
俺はその手を振り払う
悪気はなかった
突然の出来事だったから少し驚いただけ
女性は少し頬を膨らませ、大きな瞳で真治を見つめる
?「レディはデリケートよ?あ…もしかして緊張してるとかぁ?」
1人でくねくねと身体を動かしている
なんなんだこの人は…
真「あの…ほんとにどうしたんですか?」
少し頬を引き攣らせる
?「ワッツ?私、そんなに変かしら?」
ヒラヒラと回りながら自分の容姿を確認している
昔、ダンスでもしてたんだろうか?
彼女のステップには独特の魅力があった
?「そう言えば名前を言っていなかったわね、私は小原鞠莉、気軽にマリーって呼んでねっ」
バチーンと音が聞こえてきそうなウインク
鞠莉は絆創膏を取り出すと、真治の拳にぺたりと貼った
少し染みたので顔を歪めた
鞠「ところであなた…」
ふっふっふと不気味に微笑む
完全に、黒いオーラが出ていた
鞠「私と…ぶっちゃけトーク、してみない?」
びゅうお
沼津港にそびえる大型水門
遠目からもよく見え、存在感がある
上は展望台になっており
雄大な駿河湾を見渡すことが出来る
鞠「さっ、ここに座って?」
鞠莉は自分の隣の椅子をとんとんと叩く
目の前には太陽
真っ赤な光が2人を照らす
真「あの…お姉さんは一体だれ…」
そこまで言ったところで口を塞がれた
若干心臓が高鳴る
悪い意味ではない
鞠「ノンノンノン、私の事は気にしないで?貴方の事を聞くために、ここに連れてきたのよ?」
真「俺の事を?なぜ?」
鞠莉は頬を緩め、真治の顔を正面から見つめる
鞠「あんな道のど真ん中で膝まづいて泣いていて、オマケに酷い怪我…そんな人、放っておけると思う?」
そこまで言われて、自分が外から見てどんな状況だったのかを理解した
確かに…放ってはおけないな…
真治の顔を見て、鞠莉は穏やかな笑みを浮かべる
鞠「ところで、何があったの?」
真治は少し戸惑いながらも、勇気をだして口を開いた
真「実は…俺は記憶をなくしてしまって、学校とか、友達とか…全部忘れてしまったんです、それで、それで…それでも俺を勇気づけてくれた友達に対して……絶交だって、言ってしまったんです…」
言葉にするのが辛かった
考えたくもない事だったから…
鞠「本音でぶつかりなさい、少なくとも貴方の友達は、貴方の事を大切に思っている、だから、何も心配する必要は無いのよ?」
鞠莉は椅子から立ち上がり、遠くの海を見つめる
大きな瞳に真っ赤な太陽が映る
鞠莉の一言一言が胸に刺さり
真治は言葉も出ない
鞠「貴方の中の記憶は消えても、貴方の友達の中の記憶は…絶対消えないものだから」
貴方の名前は真治でしょう?
真に治める
自分を信じて、進みなさい
鞠莉と別れた後、真治はとぼとぼと歩きながら家を目指す
真「本音でぶつかる…ね…」
自分の手を見る
痛々しい痣と傷だらけだ
本音といっても…
こんな自分に手を差し伸べてくれた彼女達
そんな彼女達を、俺は突き放した…
後ろを向いて逃げた…
理由も無く、傷つけた
それは紛れもない事実
卑怯、極まりない…
真「こんな卑怯者の話、聞いてくれるのかな…」
文字通り、何も考えられなくなっていた…
ふと耳に声が入り込んできた
とても小さな声だ
声のする方に耳を向ける
そこには小学生くらいの少女が座り込んでいた
悲しそうに、しくしくと泣いている
真「どうしたんだい?」
声をかけると、悲しげな瞳のまま真治を見つめる
少「お母さんとはぐれちゃって…」
哀しみに満ちた顔
手を差し伸べようとした手が、止まる
傷だらけの拳
俺に関わった人が、みなんな俺から離れていく…
みんなを不幸にさせる
母親を見つけたのか、少女は笑顔で去っていった
よろよろと立ち上がり、歩き出す
目の焦点が合わない
自分が何をしたいのか分からない
自分の存在価値が、分からない…
そんな事を思いながら歩いていると
人にぶつかってしまった
相手は見るからに悪そうな不良グループ
自分は心底ついてない人間だとしみじみ思う
「おい、お前…周藤じゃねえか」
顔を上げると、見覚えのある顔
確かクラスメイトの…
的「的場だ、お前、記憶が無くなったんだって?」
的場の後ろには、不良達が立っている
真「ごめん、君の事も覚えていない…」
的「そんな事はどうでもいい…丁度いいなここで方をつけてやるか」
口元を妖しく歪め、自らの拳をボキボキと鳴らしている
真「丁度いい?どういう事?」
的「この間世話になった分、きっちり返さしてもらうぜ?」
いきなり腹を殴られた
痛い
間髪入れずに顔を殴られ、足を蹴られる
真治はバランスを崩して倒れ込んでしまう
的場は馬乗りになり、真治の顔を殴り続けた
的「お前が…お前がいるお陰で…!」
彼の目尻には光る物がある
雫が地面に吸い込まれて行いく…
腕を止め、肩で息をしている
的「俺は…俺は、渡辺が好きだった、なのに…それなのにあいつはお前にばっかくっついている…小学校の頃からずっとだ!」
真「君が月の事を…好き?」
口を懸命に動かし、なんとか言葉を出す
的場は涙を乱暴に拭い、充血した目で真治を真っ直ぐ見つめる
的「俺が…あいつに告白した時、なんて言ったと思う?」
心臓が高鳴る
体温が高くなっていくのを感じた
的「お前の事を…ほっとけないって…お前の事が大切だから、無理だって言われたんだ!」
なに….?
なんで、どうしてそこまで俺の事を…
脳裏に月の顔が浮かび上がる
笑った顔
怒った顔
悲しんでる顔
嬉しそうな顔…
記憶をなくして、全てを失ったと思っていた
誰も覚えていない
ましてや自分が何者なのかもわかっていない…
だけど、彼女の…
月の顔だけは、どこか懐かしいと感じている自分がいた
迷子になっていた子供が
やっと母親に再開出来たような
そんな感情が湧き上がっていた
真「ごめん、俺…何も知らなくて…」
目から一筋の涙が流れる
的「腹いせに、俺はお前をいじめ続けた…悪い事だってわかってた…でも、許せなかった!俺から大切な人を奪ったお前の事が…!」
的場はその場で泣き崩れる
真治はゆっくりと体を起こす
真「俺には何も無い…弱い…未熟者だ……」
切れた口を懸命に動かし声を出す
心にまで響くような痛み…
辺りはすっかり暗くなり
空気も湿っている
先程までは星が瞬いていたのだが
今では黒い雲に覆われ、漆黒に包まれていた
俺は…彼女達から、離れなければ鳴らない…
自分へのケジメとして
今回はここまでです!
小説の中にびゅうおを出してみました笑
去年初めて行ったのですが、いやーいい眺めでした笑
特に夕方だったので効果が2倍でした笑
皆さんは行ったことありますか?笑
感想、お気に入りくださった方
本当にありがとうございます!
感謝しております笑
次回もよろしくお願いします!