ヤヴァイ…
ヤヴァイぞコロナぁ〜
読者様もほんとにお気をつけくださいね(><)
自宅待機で暇を極めてもう死にそうだ、笑
沼津行きたい
切実に、笑
(こんな時に言うとこではない)
この小説が
少しでも皆様の暇つぶしになればいいなと思っています(^O^)
それでは、今回のお話いってみよぉ〜( '-' )b
人間の記憶という物は、シャボン玉のような物だ
フッと湧いてはすぐ消える
儚く、哀しい
1度失った物は、そう簡単には戻らない…
雨が降っている
地面に突き刺さるような激しい雨だ
彼の席は、今日も空いたまま
あれから…彼にあの言葉を言われた時から
しばらく彼の姿すら見ていない
曜は窓の外をボーッと見つめていた
精静高校には、校庭がない
少し離れたところに野球部やサッカー部が使うグランドがあるからだ
ここ2、3日ずっと雨が降り続いている
凍てつくような冷たい雨
彼は元気にしているのだろうか?
風邪を引いていないだろうか?
1人で寂しくしていないだろうか?
そんな事ばかり考えてしまう…
「……ちゃん…」
そういえばもう少しで修学旅行か…
彼は来てくれるんだろうか?
「…うちゃん…」
でも、来てくれたとしても
私と一緒に回ってなんてくれないよね…
彼が苦しんでいたのにも気づかなかったのに
「曜ちゃん!」
振り向くと
千歌ちゃんが慌てた様子で私を見ていた
曜「どうしたの?千歌ちゃん?」
千歌は声を出さずにゆっくり前を指さす
不思議に思いながらも前を向いた
先「渡辺、いつまで上を向いてるんだ?」
クラスメイト達がクスクスと笑っている
曜「す、すいません!」
顔から火が出そうになった
放課後 屋上
月「1.2.3.4.1.2.3.4〜」
手を叩きながらリズムを執る
もう少しでラブライブ地区予選
あまりうかうかもしていられない
練習にも熱が入る
梨「よしっ、1回休憩しよっ」
緊張の糸が切れ、皆その場に座り込んだ
しかし、心中は穏やかではない
千「はあっ、なんかなぁ〜」
その場にドスンと座り込む
ペットボトルで肩を叩き、軽くため息をついた
ル「どうしたの、千歌ちゃん?」
千歌の隣に座りながら聞いた
千「もう少しで予備予選なのはわかってるけど…なんか気合い入んなくて」
また、ため息をついた
体も思うように動いてくれない
梨「千歌ちゃんだけじゃないと思う、みんなだって…」
曜は膝をついて座り、顔を埋めた
自然とズボンが濡れる
瞳から水が止まらない
どうしたら…
どうしたらいいんだろう…
月「でも、今までと変わらずに接していくしかないと思う」
月はゆっくりと立ち上がる
月「ここで僕達が諦めて、真治から離れてしまったら…もう二度と彼の心を開く事は出来なくなる」
千「今までと変わらず、ね…」
その時、急に月ちゃんが肩を叩いてきた
月「そういえば曜ちゃん、初恋ってした事ある?」
曜「は、初恋?な、ないよそんなのぉ」
突然の質問にしどろもどろになる
月「無いの〜?曜ちゃん可愛いから色んな人に告白されてそうなのにな」
善「ふふっ、甘いわね…このヨハネが今まで何人の男性を虜にしてきたのかっ!」
花「両手の指で数えられる程度ずら」
素直なツッコミに周囲から笑いが漏れる
少し、元気が出た気がした
曜の家
曜「はあっ…」
枕に埋もれながらため息をつく
風呂上がりという事もあり、しっとりとした香りが鼻腔に届いた
メッセージアプリを開く
彼のトーク画面を開き、キーボードを出した所で手が止まる
どういう言葉を送ったら返してくれるかな
今、何をして過ごしてるのかな
結局、いつもメッセージは送れないんだけどね
むず痒い感覚に支配される
ここ最近、こんな感じの事が続いている
息が少し詰まり、体の力が抜けた
初恋、か…
ひとつだけ、思い当たる節があった
それは小学生の頃の話…
私は昔からプールをやっている
塩素のせいで髪色はくすんでいたし
しかも生まれつきの癖っ毛
見た目のコンプレックスに対して虐められる事も何回かあった
そんな時、1人の男の子が私を守ってくれた
周りの流れに動じることなく…
ある時、その子が傷だらけの顔で先生に怒られているのを見た
何か学校の物を壊してしまったんだろうか
その時はそれで解決していた
後で聞いた話だが
どうやら私の陰口を言っていたいじめっ子と喧嘩をしたらしい
「どうしていじめるんだ!曜ちゃんは…とても頑張り屋さんなんだぞ!」
そう彼が叫んでいた事を今でも鮮明に覚えている
その後、男の子が私の所に来て四つ葉のクローバーをくれた
「これ、お守り!俺がいない時は、これが曜ちゃんを守ってくれるから!」
「ありがとう!大切にするね!」
そのお守りは、未だに自室の机の中にしまっている
あの後、手を繋いで一緒に帰ったっけ
心が擽ったい、慣れない感覚だった
あの子はどこに行ったのかな?
元気にしているのかな?
私の事、覚えていてくれてるのかな?
いつの間にか眠りについていた
数日後
真「はぁ…なんでかね」
いまいち自分の状況が呑み込めていない…
暫く学校には行かないつもりだった
クラスメイトにあんな事を言っておきながら
能天気に登校出来るほど俺は強い人間じゃない
それなのに…
曜「わあっ!真治君!外見てよ!」
俺は今、人生初であろう飛行機に乗っている
そもそも覚えてないのだが
そう、修学旅行だ…
真「……」
曜「ほらほら!景色が綺麗だよ!」
曜が真治の肩を叩いた時、、
その手を勢いよく跳ね除けた
真「辞めてくれ!」
周囲の声が一斉に止む
なんとも言えない空気になり、それと同時に罪悪感に襲われた
席に座り直し、ため息をつく
頭を手でクシャクシャにする
曜「私は大丈夫だよ?」
曜は心配そうな顔で見つめてくる
なぜだ?
なぜそんなに俺に対して…
真「俺を…買いかぶりすぎだ」
俺は……そんなに良い人間じゃないんだ…
曜「真治…君」
やっぱり、ダメか…
新潟県のスキー場
白い雪が一面に広がり
辺りは白銀の世界に包まれている
先「よし、じゃあ予定通り班行動でスキー実習を開始します」
生徒たちから黄色い声が飛ぶ
せっかくの修学旅行だ
生徒全員が弾けそうな笑顔
真「はぁっ…」
修学旅行でこんなにもため息をつく人間など
恐らく自分1人くらいだろう
仮病でも使って早めにホテルに引っこもう
そう考えていた時、先生に呼ばれた
先「周藤、お前は学校休んでて班行動の班が決められていないだろ?そこで申し訳ないんだが女子の班に入ってくれないか?男子の班が多すぎてこれ以上増やせないんだよ」
真「あぁ、わかりました」
どこの班になろうがやることは変わらない
さっさと切り上げて…
そう思っていると
後ろから黄色い声が聞こえてきた
千「真治君〜!同じ班だってさぁ!」
背筋がギクッとなる
いやほんとにギクッと聞こえた
梨「よろしくね!真治君!」
冷や汗が垂れる
その汗でさえ凍りそうな寒さだ
真「いや…あの、ちょっと熱が…」
その時、誰かが俺の額に手を当ててきた
曜「うん、体調は異常なしでありますっ!」
真治は慌てて飛び退く
真「や…辞めろ!」
思いっきり怒鳴ったつもりだが
彼女らには照れてるようにしか聞こえない声量しか出なかった
インストラクターを先頭に、順番に滑って行く
普段からダンスをやっているからなのか、彼女らは上達が早い
ところが…
真「うわっ!」
また、派手に転んでしまった
どうやら俺は運動音痴のようだ
覚えていないんだけど
月「真治大丈夫?何回目だよ、ころぶの」
笑いながら手を差し伸べる
真治はそれを掴まずに自力で立ち上がった
梨「見え、張らない方がいいよ?」
真「ち、ちげえよ!」
頭に付いた雪を乱暴に振り払う
先が思いやられる…
肩に重りでも乗っけてる気分だった
お昼休み
千「いっただきまぁ〜す!」
ほかほかのカレーを前にして
千歌は目を輝かせながら手を合わせた
曜「美味しそうだね!」
梨「有名なスキー場だから、料理もグレードが高いのかな?」
月「真治、あーんしてあげようか?」
控え目に睨みつける
冗談、と言いながら月は引っ込んだ
千「真治君、食べないの?」
一口も手をつけない真治に、心配そうに聞いた
真「あぁ、あんまり食欲無くてな」
この言葉は嘘では無かった
極寒の中で転けまくり
体温が奪われすぎて涙も出ない
色々奪われすぎて、最早手を動かす気力も無かった
曜「少しくらい食べとかないと体が持たないよ?」
真「……わかった」
ただ単に返事をしただけだ
それなのに彼女達は、顔を見合わせて喜んでいる
ため息をつく
最近、いつもこんな感じだ
物事に感動することが出来ない
人の気持ちが分からない
自分が何をしたいのかも…
少し…頭がクラっとした
楽しそうにしている彼女達
その姿を見ていると、自分の中の影が晴れていくように感じた
その一つ一つの笑顔が、太陽のように見えた
男に二言はない
昔、誰かに強くそう言われた気がする
1度決めたことは、最後まで突き通さなければならない…
絶交だと、言ってしまった
簡単に言ってはいけない言葉だって分かっているのに
それでも彼女達は
変わらず俺に接してくれる
変わらず、俺の事を考えてくれている
そこまで考えて所でぶんぶんと頭を振った
違う違う違う違う…!
哀れんでいるだけだ
記憶をなくし、自分を見失ってしまった自分の事を
可哀想な人だと思っている
結局、人間なんて皆同じなんだ
一時的な優越感を得る為に、人に愛想を振りまく人もいる
結局俺はそこまでの人間
哀れな人間なんだ
そんな考えばかりが浮かんでくる
あれ?
俺、頭おかしくなっちゃったのかな?
頭がクラクラする
周りの生徒達は、とても楽しそうにスキーをしている
辺り一面が、笑顔で溢れている
素晴らしい銀世界が広がる荒野に
ドサリ、という気味の悪いメロディが響いた
今回はここまでです!
皆さんは高校時代の修学旅行はどこへ行かれましたか?
自分はスキーとネズミの国なので、小説のネタそのままです笑
ちなみに、自分もスキー場で風邪をひいてしまって
結果1度も滑らないという事がありました、笑
新潟県の某スキー場なのですが、皆さんは知っていますか?笑
曜ちゃんに熱とか測って貰いたい、笑( '-' )ノ)`-' )バシッ
後書き長くなりました
誤字脱字等ありましたらご指摘お願いします!
次回もよろしくお願いします!