機動戦士ガンダムSEED Reverse   作:夜勤のバイト戦士

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10 きみにできるあらゆること

俺が彼女にしたことはみせかけの希望を与えた事

 

 

その希望は何れ絶望へと変わる

 

 

だから・・・・今は彼女に出来る事を精一杯したいと思う

 

 

それが……俺の本心だから

 

 

 

ガンダムSEED Reverse

10 きみにできるあらゆること

 

 

ルナマリアに誘われ近くの神社の祭りに行く事になって

 

行ってみれば・・・・本当に此処はプラントなのかと疑ってしまった

 

父上に聞いた事のある「日本」とゆう国の祭りに似ていたからだ。

 

調べた限りではプラントは基本的に無宗教だと聞いたが

 

ここまでやるのか・・・・と思ったほどだ。

 

そんな所に感心していたのか、それとも驚いていたのか分からない状態で

 

放心していてる俺は鳥居から境内までの永遠と続くような屋台の数々を見ていた

 

誘った当の本人は近くの屋台を、小さい子供がはしゃぐかのように見て回っていた

 

 

「ヨウ…早く早く」

 

「あぁ・・・・・・・」

 

 

まぁ………良いか

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

先程から気になっているが・・・・・

 

 

「なぁ…ルナ・・・・?」

 

「何?」

 

 

名前を呼ばれチョコバナナを食べながらこちらを見上げるルナ

 

 

「それ以上食べたら・・・・・・」

 

 

「失礼ね…甘い物は別腹なの!」

 

 

別腹・・・・と良く聞くが…綿菓子から始まり林檎飴・かき氷に

 

他色々で、今はチョコバナナ二本目ときた。

 

さすがに…そこまで来れば・・・・・

 

「ヨウがそこまで言うなら止めるけど・・・・・」

 

だったら最初からやめろと言いたかったが、それを今更言ってもしょうがないから

 

あえて言わなかった・・・・・食べるのを止めたルナマリアは何かを見つけたのか

 

また、別の屋台へと走った。今度も食べ物かと思ったがどうやら違ったようだ

 

今度は屋台の前でしゃがみ込んで店の人に金を渡して、すくい網を受け取る。

 

 

何かと見てみれば金魚すくいのようだ

 

 

・・・・ここまで再現するのか?

 

 

ルナマリアがどれを狙っているかは明白だった

 

赤ばっかりにたいして一匹だけ目立つように泳いでいる黒の金魚だ

 

狙いえをつけるてぎわいは良かったが・・・・・・

 

 

「あぁ・・・・後ちょっとだったのに…おじさんもう一回ね」

 

そこまでは良かったのだか、本当に後ちょっとの所だったんが取れなかった

 

金を渡しもう一回チャレンジするルナマリアであったが・・・・結果は先程と

 

同じでもう少しの所だったが取れなかった

 

 

「もう~何で取られないのよ!!」

 

普通は取れないだと思うが・・・・・このままだと取れるまでやりそうだな

 

 

「どれが欲しいんだ?」

 

「えっ?」

 

いきなりそんな事言われても分からないよな・・・・

 

 

「・・・・・あそこの黒いの」

 

数秒固まっていたが素直に答えるルナマリア

 

 

「了解・・・・おじさん一回ね」

 

 

金を渡して紙製のタモを受け取る

 

なるほど…この薄い紙にのせて取れってか・・・・・すばやく取れば良いのか

 

しゃがみこみやり始めようかと思ったが、後ろを振り返ると案の定ルナマリアは此方を見ていた

 

 

「あまりジロジロと見るな、集中できん」

 

「えっ!・・・ゴメン」

 

苦笑いしながら謝るルナマリア

 

・・・・俺が気にしなければいい話だが……さてと、気を改めやるか

 

目標を確認し・・・・・・・駄目だな、狙撃と同じ感覚でやる所だった

 

 

軍人として生きた時間が長すぎたな・・・・そこでヨウは普通の人とはどこか違うなと改めて思った

 

 

今度こそ気をあらため未知の金魚すくいにチャレンジする

 

 

 

黒出目金に狙いを定めすばやく取る・・・・・・意外と簡単だな

 

 

無駄のない手さばきで黒出目金を取る

 

 

ルナマリアご希望の物は取れたので後は、適当に取ろうかと考えるヨウ

 

 

そうすると一匹だけ珍しいのを見つけそれに決める。赤と黒の色が混じった金魚だ

 

 

先程と同じ要領で取った所で紙が破れた・・・・初めはこんなもん

 

 

取った金魚を袋に入れてもらいそれを受け取り立ち上がる。

 

 

そこでルナマリアと向き合い今しがた貰ったそれをルナマリアに差し出す

 

 

「いらないのか?」

 

固まっていたのか、下を向いていたのか分からないが顔を上げ首を横に振りそれを受け取る

 

 

「ぁ・・・ありがとう///」

 

 

受け取ったのを見て嬉しそうに笑うルナマリア

 

 

少し大袈裟だなと思ったがルナがそれで良いならヨウもそれで良かった。

 

 

そんなルナマリアを見ていたらいつの間にか手を引っ張られていた

 

 

「次はあれね!」

 

 

ヨウを引っ張り連れて行くルナマリアは心から笑っていたと思う。

 

それとは逆にヨウは心から笑えなかった

 

 

 

 

 

その後は射的等をしたがその殆どが最後はヨウが景品をゲットし

 

 

それをルナマリアに渡す構図ばかりだった。

 

 

特に射的は全ての景品を取る異例を見せる(本人からすれば動かない的はつまらないらしい)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

神社に来たのならおまえり(又は参拝)は常識だとルナマリアが言うのでする事になった。

 

 

2人横に並んで賽銭を投げ入れ手を合わせ、そのついでに願い事をする

 

 

と言われてもヨウにはする意味が分からない

 

 

 

願い事ね・・・・・ルナがいつまでも幸せでありますように

 

 

それくらいしか思い浮かばなかった・・・・・俺が彼女を裏切るのに…幸せなんてあるのか

 

 

結局はそれしか思い浮かばず「ルナマリアがいつもでも幸せでありますように」

 

 

これくらいしか言えなかった。

 

 

 

 

 

 

 

ヨウが想う当の本人はと言うと手を合わせ傍から見ても分かるくらい顔を強張らせ願い事をしていた。

 

 

そこで彼女はヨウよりも多く賽銭を入れていたと思い出す

 

 

それから三十秒くらい経ってか終わったのかゆっくり目を開ける

 

 

そこでルナマリアはヨウがこちらをずっと見ている事に気づき声を掛ける

 

 

「・・・・・・もしかして待ってた?」

 

 

既に終えていたヨウを見てルナマリアは少し気まずくなる

 

 

「いや…そこまで待ってないから気にするな」

 

言って後に感情がまるで入ってなかった事に気づく

 

 

「でも…待ってたんでしょ」

 

 

やばい気にしてしまたっか・・・・・・そんなつもりはなかったんだが

 

言ってるそばからこれでは駄目だな

 

 

「悪い、そんなつもりはなかったんだ」

 

これは俺のそっけない先の言葉に対して

 

 

「・・・私のほうこそゴメンね」

 

 

お互いそこで視線が合いどちらともなく笑いがこぼれる

 

 

とりあえずこの件は解決だな。

 

 

「気分転換に甘い物でも食べよ・・・」

 

この時ばかりはルナマリアの提案に賛成だ

 

「そうだな・・・」

 

 

「・・・・じゃあ行こうか」

 

 

手を引っ張り歩き出すルナマリア。

 

ヨウはそれにただ従うだけだった

 

 

 

来た道を逆戻りし二人でカキ氷を買う…ルナマリアイチゴ味、ヨウがレモン味。

 

 

この後すぐに打ち上げ花火が上がるらしく、今ルナマリアが知っている絶景の場所へと行く

 

 

行くに連れ人ごみは少なくなる・・・・それからもう少し行った所でどうやらついたようだ

 

 

そこは、少し小高い丘から見る景色は確かに絶景だった・・・・

 

 

ルナマリアに聞いてみれば妹のメイリンと小さい頃に見つけたらしい

 

 

 

 

 

 

 

 

花火が上がり始めた頃にルナマリアが口を開いた・・・・

 

 

「ねぇ、ヨウ?」

 

 

「どうした・・・」

 

 

ふと彼女を見れば不安そうな顔をしていた

 

 

「ずっと一緒にいれるよね?」

 

 

ルナマリアから放たれたその言葉にヨウは少しばかり動揺してしまう

 

 

彼女が何を想って言ったのか分からないがそれは、叶えてやれる事では無かった

 

 

「・・・・どうしてだ?」

 

動揺を気づかれないように聞き返す

 

 

「・・・・・夢を見たの」

 

1拍置いて答え返す…悲しそうに

 

 

夢・・・・・正夢とゆうやつか

 

 

「ヨウが・・・・・・ヨウが居なくなる」

 

!・・・どうしてそう遠からず当たるんだ

 

 

「ヨウだけじゃない・・・リュウトさんもアヤ先輩も・・・・」

 

 

リュウトは分かる・・・・その時にアヤの名前が出た事の意味を知ったのは先の未来の事だった

 

いつの間にか泣き出しそうな顔をしているルナマリア

 

 

「どれだけ手を伸ばしても掴めない・・・どれだけ追いかけても追いつけな・・・ッ・・・

最後には真っ暗な所に私だけしか居ないの・・・」

 

 

ルナマリアは既に泣いていてもおかしくないほど涙声になっていた

 

それなのに…俺には何も出来なかった・・・俺はそんな自分が嫌いだった

 

 

 

「・・・・もし…戦争が始まっても絶対に軍なんかに・・・ッ!」

 

・・・・そんな俺に今出来る事は抱きしめて落ち着かせてやれる事ぐらいしかなかった

 

いや・・・・その先を聞きたく無いだけだとゆう勝手な思い込みだったのかもしれない

 

 

「俺は絶対にお前のまえから…居なくならない」

 

 

・・・そんなの嘘だ俺はいつかはルナマリアの前から居なくなる

 

 

「・・・うん」

 

 

「・・・軍にも入らない」

 

 

・・・そんなのも嘘だ俺は既に軍人だ…それも彼女とは敵対すべき地球軍の

 

 

「本当に?」

 

「・・・あぁ」

 

 

どうして俺はこんなにも嘘を言えるんだ

 

 

ルナマリアが顔を上げ視線がお互いに合う…お互い顔を近づける

 

 

ルナマリアは少しずつ目を閉じながら近づける…完全に閉じるせつな互い唇が重なり合う。

 

 

ヨウは抱きしめていた力を強くする、ルナマリアはそんな彼の背中に腕を回す

 

お互いが今ここに居ることを確かめるように

 

 

どちらとなくゆっくり離れてはもう一度軽く触れ合い今度こそ離れる

 

 

「///約束ね」

 

「・・・・・・・あぁ、約束だ」

 

 

ごめんルナマリア・・・・・・心の中で彼女に謝るがそれが彼女に届く事はなかった

 

 

俺はまた彼女を騙し罪を重ねた・・・・・消える事のない

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