機動戦士ガンダムSEED Reverse   作:夜勤のバイト戦士

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11 別れの序曲 前編

あの祭りに行った日から時が経つのもはやく・・・

 

「じゃあ明日…16時にいつもの所ね・・」

 

「・・・・あぁ」

 

 

「じゃあまた明日ね・・・」

 

 

ルナマリアへの返事が心なしか低くなるが彼女がそれを、気にすることはなかった

 

帰り際に不意にルナマリアが一瞬だけヨウにキスをすると、振り返ると帰っていく

 

 

 

「・・・・・明日か」

 

既に人ごみに紛れ見えなくなったルナマリアが帰って行った方向を見ながら呟くヨウ

 

 

明日は世間一般ではクリスマス・・・・・しかし

 

ヨウとリュウトにとって明日が任務終了=月に還る日となっている

 

 

それは、ルナマリアとアヤ・・・・彼女達との別れも含まれている

 

 

 

 

 

 

ガンダムSEED Reverse

11 別れの序曲 前編

 

 

 

 

 

「はぁ~~」

 

溜息をつきながら扉を開ける・・・・そういえばこの仮住まいに帰る?のも今日で最後だな・・・・・

 

 

中に入って電気がついたと思えばクラッカーが一つだけ鳴る・・・一つだけってなんか虚しいな

 

鳴らした犯人は予想がつくとゆうより一人しかいない・・・・

 

 

「何のつもりだ…リュウト?」

 

「何って?・・・・二次会だが・・」

 

二次会って・・・・数時間前まで4人で騒いだりしただろうが・・・・良くやるよ

 

 

「・・・・・・・」

 

そんなリュウトの落胆さに言葉が出なくなってしまうヨウ

 

 

「どうした?」

 

でも・・・・それがリュウトの良い所の一つなんだよな…俺にはとてもじゃないが真似できない

 

だからと言って褒めはしないが・・・・

 

 

「いや…呆れていただけだ」

 

「どうゆう意味でかはあえて聞かないが・・・・まぁ座れよ」

 

「あぁ・・・」

 

 

リュウトと対面するように座ると、リュウトは用意していた物に手をつけ始める

 

 

ヨウの方はまったく食べようとはしなかった

 

 

「食べねえのか?・・美味いのに」

 

 

「いや、食うよ・・・・・ただな、これだけ買えるほど金はもう無かったと思うが」

 

「あぁその事か心配するな」

 

 

自信ありげに言うのが逆に心配になるんだが・・・・・・まさかな

 

 

「お前の親父さんから貰った」

 

「はぁ!?」

 

 

聞き間違えだよな・・・・・そうだよな?

 

 

「だ・か・ら、お前の親父さんに預かったんだよ…万が一の為に」

 

 

あの人は・・・・・・二人して何考えてんだよ

 

 

「あぁそうだ…これ有効に使えよ・・・」

 

「??」

 

そう言うなりヨウに一枚のチケットのようなものを渡す

 

怪しいと思いつつそれを受け取る

 

 

「結構高かったんだぞ」

 

 

「・・・用意が良いな」

 

日付付けがご丁寧に明日のディナー券だった・・・さらにご丁寧に「ヨウ・アサクラ様

                               ルナマリア・ホーク様」

 

と書かれているしな・・・・・・・

 

 

本当にこうゆう時だけは頼りになるんだが・・・・それを普段からもしてくれれば苦労しないんだがな俺も・・・・まぁ無理だな

 

 

「ヨウの事だ何も考えてなかったろ・・・」

 

・・・カンも鋭いしな・・・

 

「あぁ・・・・・お前の方は良いのか?」

 

 

正直に言ってここまでしてくれたことには感謝している・・・・・・

 

だが・・・彼自身リュウトはどうなのかと気になってしまうヨウ

 

「俺か?・・・・まぁ、おまえが気にすることじゃないな」

 

「しかし!」

 

「そんな事より自分のことを心配しろよ・・・・・・・どうやって言い出すんだルナちゃんに」

 

「・・・・・」

 

そう言われると何も言い返せない

 

「なぁ、そうだろ・・・・・安心しろよ俺は俺でちゃんとするから」

 

 

そう・・・今回のことに関しては他人の事でどうこう言える立場ではなかった

 

「ヨウがどう言うかまでは聞かないが・・・・・真実を言われるよりも言われなかった方のほうが辛い思いをするぞ」

 

ヨウの心を見透かしたように言うリュウト

 

「・・・・・・」

 

見透かされたようにヨウが選ぼうとしたのが・・・後者だった

 

「まぁ、お互いに悔いの残らないようにしようぜ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして・・・・・その日はやってくる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さて、引き払いも済んだこと・・・・・・・蕎麦でも喰おうぜ」

 

「何故、蕎麦なんだ?」

 

 

ついでに蕎麦ではなくソバなのでは?

 

「何故って、良く言うだろ。引越しと言えばソバだと」

 

「・・・・・何気に古いぞ」

 

 

確かに『日本』ではそうだったが・・・既に時代遅れなのでは

 

「お前な・・自分の祖国の風習は守るもんだぞ」

 

「別に祖国ではないんだが・・・・・」

 

ただたんに、祖先が日本人だっただけなんだが・・・・・

 

「まぁ、気にすんなよ」

 

気づけばご丁寧に二人分がいつのまにか用意されていた。

 

「・・・用意が良いな」

 

まぁ、別に嫌いじゃないからないから良いんだが・・・・・・・・

 

 

 

「ヨウは何時に待ち合わせ?」

 

「16時だからもうすぐ出るが・・リュウトは?」

 

 

その後の下準備もあるから(リュウトはめんどくさいと言っていつもやらないかな・・・・)

 

余裕を持って出る必要がある

 

 

「その一時間後だから17時だな」

 

 

「・・・そうか」

 

 

ふとそこでヨウの方を見て笑うリュウト

 

 

「・・・?」

 

 

「いや、お前が他人の事を心配するなんて珍しかったからな」

 

 

「・・・・悪かったな」

 

言葉とは逆に殺伐とした雰囲気が和らぐ

 

 

「さてと、お互いフィナーレをかざろうぜ!」

 

 

悪い意味ではあるが・・・・・・だがやらなければならない

 

「行くのか?」

 

「あぁ・・・」

 

程よくソバも食べ終わったしな・・・・・

 

 

「遅れるなよ」

 

「それは俺のセリフだ・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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