機動戦士ガンダムSEED Reverse   作:夜勤のバイト戦士

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04 発見と戸惑い

ガンダムSEED Reverse

04 発見と戸惑い

 

 

 

 

 

何時ものようにザフト軍の中央司令部へ潜入捜査を行っているヨウ

 

「(いつもと変わらないだろうが・・・絶対何かあるはずだ)」

 

そう考えながら怪しまれないよう歩いていると

 

前からザフトのトップガンの証を着る赤服の兵士が三人

 

何かを話しながら歩いていた。周りの一般兵が敬礼をしていたのでそれに合わせ敬礼をしながら話に耳を傾けた

 

「・・・で、どおなんだ『シャドウ』の調整は」

 

「おおかた終わってるらしいぞ。『ナックル』の方もな」

 

「『ルプス』は?」

 

「まだ50%にも至ってない。パイロット候補も今の所無しだ」

 

ヨウは『シャドウ』・『ナックル』・『ルプス』の名に反応した。

 

今のザフトにその名のついたMSはない・・・・つまりは新型

 

「まあ、何にせよこの3機が完成すればナチュラルなんて簡単に倒せるんだろ。向こうはMAしかないしさ」

 

「そうだな・・・」

 

三人の兵士はそんな事を言いながら去っていく。それを聞いたヨウは・・・

 

「(なんて言うか、言い返せないな。こっちにはメビウスと20もないゼロしかないしな。何にせよ貴重な情報ありがとう・・・・お喋りなエリートさん)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヨウはその情報を確かめる為コンピュータルームへ向かう

 

タイミング良くそこには誰も居なく調べるには良かった

 

適当なPCを立ち上げハッキングをおこなう

 

いつもどおりのハッキングでは駄目だと思い

 

隠れ技能のハッキングとプログラミング能力を使うことにした

 

5分も経たないうちに、コーディネイターにも引きを取らない

 

ハッキング能力で3機のデータを手に入れた

 

「(『シャドウ』・『ナックル』・『ルプス』・・・・性能は

シグーやジンの三倍以上をも上回るか・・・確かに地球軍にとっては脅威でしかない。なら答えは簡単か)」

 

シャドウが遠距離・ナックルが接近戦に特化していてルプスが指揮官的MS

 

つまり3機ではじめて性能を最大に引き出せる

 

そのデータをディスクに保存する

 

「(開発の立案者が国防委員長のパトリック・ザラ・・・・配備予定がその直属の特務隊か・・・!イレギュラーだと)」

 

この3機は現段階ではイレギュラー、つまり"そんざいしない"

 

恐らく実戦で成果を上げ公式発表するのだろう

 

困ったことに奪うにしてもヨウとリュウトしか実行者がいない

 

つまり1機は諦めるしかない。ならルプスは諦め完成済みのシャドウとナックルこの2機で決定だな。

調べた痕跡を消しこの部屋を後にする

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「(あそこか・・・)」

 

その後目指した場所はシャドウ・ナックルが格納されている格納庫

 

扉は普通に開いた。その先に進むと息を呑んだ

 

ジン・シグーやザフトの開発したMSのどれをも凌ぐボディーや武装を装備した2機が、今にも動けるようスタンバイされていた。

 

シャドウはその名に相応しい黒が主な塗装だ

ナックルは逆に白・青を使い分けたカラーリングだ

 

データで見るのと実際に見るのでは違うだろう

 

今は整備士しか居ないがこれ以上ここにいると逆に怪しまれるのでこの場を去ることにした

 

 

 

薄暗い部屋で40代半ばの男がモニターに写るデータを見ていた

 

「シャドウ・ナックル・ルプス。この3機が我々の華がやしき未来を切り開く」

 

この男こそが3機の開発立案者のパトリック・ザラ

 

「そして、これを使えばナチュラルも終わりだ(私の勝ちだ・・・・グレイ・アサクラ)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

気づけば夜も遅い時間になっていた。それなりに調査を出来たってことだな。

 

「ヨウ~」

 

声を掛けられ振り向けばアヤとリュウトがこちらに歩いてきている

 

リュウトのやつろくに仕事もせず・・・・まあ、良いか

 

「何してたの?」

 

当然聞かれると思った。リュウトも聞きたそうな顔してやがる

 

「別に・・・ただ、ルナと帰りにそこらに寄ってただけだ」

 

「へぇ~それだけなの?」

 

意味深げに聞き返してくるアヤ。何故かリュウトも興味ありげに俺が何か言うのを待っていた

 

「・・・・それだけだが?」

 

何て言うか二人の視線が痛く最後は疑問系になった

 

「「・・・・はぁ~~駄目だな(ね)」」

 

「!・・・・何がだ」

 

二人に溜め息をつかれむかつきもしたが理由が分からないから、おとなしく聞くことにした

 

「良い・・・付き合っても無い女の子がいつも一緒に居るのはその人の事が好きで、その人に言って貰うのを待っているのよ」

 

アヤに言われた事を考えてみると、ルナマリアが時々何かを期待するようなしぐさをしていた事を思い出す

・・・そうゆう事だったのか。

視線でリュウトに訊いてみればリュウトもそうだと、返してきた

 

「まあ、奥手なヨウにはまだ分からないかな。・・・・前の学校ではかなり無口だったからな」

 

「それじゃあ分からないか・・・」

 

「そうだな・・」

 

こいつらさっきから言いたい放題言いやがって・・・・

 

俺が怒りぎみに気づいたリュウトが・・・

 

「まあ、その話はその辺にしてそろそろ帰ろうぜ・・・ヨウ」

 

「?・・アヤを送っていかなくて良いのか」

 

「それなら大丈夫。私のマンションもうすぐそこだから」

 

「そうゆうこと、行こうぜ・・・・じゃあまた明日なアヤ」

 

「えぇ、また明日」

 

 

アヤと別れ歩き始める二人

 

「何か言いたそうだな・・・・」

 

リュウトが口を開いた

 

「別に・・・・ただ、いつもそこらのオペレーターの女性に声を掛けるようなリュウトにそんなことを言われる日が来るとは思っていなかったからな」

 

「なっ!・・・・俺の事は置いといて、アヤの言ってる事は本当だぞ。ルナちゃんはお前が言ってくれるのを待っているぞ!」

 

「・・・・」

 

「おい!ヨウ」

 

「じゃあ俺にどうしろって言いたいんだ!」

 

初めて経験するこの感情に戸惑い叫び声をあげるしか出来ないヨウ

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