機動戦士ガンダムSEED Reverse   作:夜勤のバイト戦士

7 / 14
05 葛藤と遊園地

「じゃあ俺にどうしろって言いたいんだ!」

 

ヨウはいつにもなく怒鳴った

 

「俺はナチュラルで地球軍だぞ!あいつは何も関係無いんだ。なら・・・・」

 

「なら何でいつも一緒に居るんだ。いつものお前なら気にしないはずだろ」

 

「それは・・・・」

 

リュウトの言ってる事は確かだ

いつもの俺ならそんな事は気にせず任務をこなしている

 

「それって、ヨウもルナちゃんに気があるってことだろ。だったら何も気にせず素直に言ってやれよ」

 

「気楽に言うんだな・・・・」

 

「良いじゃねえか・・・・それくらいじゃないと人生楽しくないぞ」

 

人生か……今まで考えた事も無かった。

素直な気持ち・・・俺はあいつが・・・・

 

「楽しくなかった時は責任取ってくれるんだろうな・・・・」

 

「えっ?・・・」

 

「どうなんだ?」

 

「・・・・当たりまえだろ!」

 

リュウトが俺の頭をクシャクシャと撫でてきた

 

「やめろ…恥ずかしいだろ!」

 

「良いじゃねえか・・・・・ちゃんと言ってやれよ」

 

撫でるのを止めたと思ったらそんな事を真顔で言ってきた

 

「・・・分かってる」

 

 

 

 

 

 

ガンダムSEED Reverse

05  偽りたくない思い

 

 

 

 

 

 

どこにでも在る街角の入り口

そこで壁に寄り添い何かを考えている

 

「(素直な気持ちか・・・・)」

 

 

そんな事を考えてたらいきなり目の前が暗くなった

どうやら誰かに両手で目を塞がれたようだ

そんな事をしそうな奴は・・・・・

 

 

「誰だ~~」

 

「本名ルナマリア・ホークだろ」

 

「え~~なんで分かるの」

 

つまんなそうに手を離すルナマリア

 

「お前がそんな事をしそうだと確信していたからな」

 

「うぅ!・・・そんな事…無いと思うけど・・・それはヨウさんの勘違いでは・・・」

 

既にさん付けしてる所でそうだと思うが・・・・

まあ、良いか・・・・

 

「はいはい、そうゆう事にしといてやる」

 

「絶対思ってないでしょう」

 

「で・・・・どこに行きたいんだ?」

 

「えっ?」

 

俺のいきなりの話題の転換に呆気に取られたような

顔をするルナマリア

 

「どっかに行きたかったんじゃなかったのか」

 

「あ!・・・・そうだった」

 

「おい!」

 

「あはは・・・・・ごめんごめん」

 

こいつ忘れてたな・・・・

でも何故だか怒る気がしなかった

 

「笑わない・・・・?」

 

「笑わないから」

 

「・・・・・・・遊園地・・・・」

 

「はぁ!・・・・遊園地?!」

 

笑うと言うよりは驚いた

どこかに行きたいと言ったと思って聞いてみれば

遊園地?・・・・しょうがないか

 

「分かった良いぞ」

 

「本当に!」

 

「・・・・あぁ・・・?」

 

「じゃあ早速行こう!」

 

 

 

 

 

 

 

 

行くのが嬉しいのか必然的にルナマリアの表情はぱあっと笑顔になり腕をルナマリアに掴まれてその後をついて行く。

でも・・・・その笑顔を見ると切なくなる

自分のせいで彼女の人生を狂わせるかもしれない

それで彼女が俺を憎むならそれでも良いと思ってしまった。

それは俺がルナマリアの事を偽りも何もなく好きだからだと今なら言えるかもしれない

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・ここが遊園地なのか?」

 

はっきり言ってこうゆう場所には一回も来た事が無かったので正直に驚いた・・・・・・何て言うか人が多すぎだろ!

 

「うん?・・・・そうだけど」

 

「そうか・・・」

 

「もしかして初めて?」

 

「悪いか・・・」

 

ずばり確信を突かれ少し怒り気味に言ってみた

 

「別に悪くないと思うけど・・・・ちょっと驚いただけ」

 

たぶんルナの驚いたってのは16年間生きてきて

一回もこうゆう場所に来た事が無いって事だろう

 

「だったら今日はいっぱい思いで作ろうね」

 

「えっ?・・・・・ふぅ~そうだな」

 

俺も覚悟を決めた・・・今までとこれからの事も含めて

なら今日くらい任務の事とか忘れても良いかなと思った

入り口でチケットを買い中に入った。

中に入ったときも俺は初めての場所だったから新鮮だった

 

「とりあえず何が在るか分からんからおまえに任せたぞ」

 

「もう~しょうがないな。普通は逆なんだけど」

 

とか言いながらパンフレットを見ながらどれに乗ろうかと考えていた。

どう回るのか決めたのか歩き出すルナマリア。俺はその後について行く

目の前には適当に作ったようなレールの上をコースタが走ってた

 

 

「で・・・あれは何なんだ?」

 

「絶叫マシーンの定番ジェットコースタよ」

 

絶叫?楽しいのかと思った

 

「あれに乗るのか?」

 

「遊園地といったらまず最初にこれだから」

 

とか言いながらちょっと焦ってるルナマリア

 

 

 

 

 

 

 

「楽しかったな」

 

「どこが~~~」

 

並んで乗ってみたがMAに乗ってるような感覚だったのかそれなりに面白い乗り物だった。逆にルナマリアは苦手なようだった

 

「苦手なら無理しなくて良かったぞ」

 

少しふらついているルナマリアに声を掛ける

 

「大丈夫・・・心配しなくていいから」

 

とは言うものの足取りもふらついて危なそうだったから

支えてやりベンチに座らせる

 

「心配になるだろ・・・」

 

「・・ごめん」

 

「謝るな・・・・気にしてないから」

 

「うん・・・」

 

いつの間にか俺の手をルナマリアが握っていたので

握り返してやったら少し落ち着いた素振りを見せた

 

「ルナが落ち着くまでそうしといてやるから」

 

「ありがとう・・・・」

 

 

その後10分ぐらいそのままだった

ルナマリアも落ち着くと言うよりふらつきが直ってきて

もう大丈夫と、言って立ち上がるそれでも油断は出来ないので手は握ったままだった

大丈夫と言いながら顔を真っ赤にしながら

手を離そうとルナマリアは慌てるが

 

「気にするなと言っただろ・・・・だから気にするな」

 

「うん///」

 

ぎこちなくだが傍から見れば仲の良いカップルにも見える

その後は調子を戻したルナマリアがヨウにとって未知の世界へと案内していく

お化け屋敷に入ったりと色々な所を回って楽しめた様子だ。そんな楽しい事にも終わりは必ずやって来る

 

 

 

「もう、こんな時間か。そろそろ帰るか?」

 

気づけば終わりの時間ももうちょっとだった

 

「そうだね・・・・最後にあれ乗ろう」

 

そう言って指差す物は大きな円を描いた観覧車だった

 

「そうだな・・・・・」

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。