蘇がえぐらし 今度こそ守り抜く!   作:金剛時雨

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はい!
4作品同時投稿3作品目です!
ちょっと張り切り過ぎて死にかけました(笑)
では本編どうぞ!


第5話 平和な巡ヶ丘学院

どうも、直樹 快斗俺は今巡ヶ丘学院の校門でとある人を待っていた

 

綺麗な校舎

 

生徒の活気に満ちた声

 

今しか見れない風景

 

今しか聞けない声

 

後1年したら地獄の毎日にささやかな平和しか来ないのだからしっかり目に焼き付けよう

 

そう思っていたら校舎から1人の女性が近づいてきた

 

彼女は佐倉(さくら) (めぐみ)先生、愛称はめぐねぇ、俺の元国語教師で目標にしている人だ

 

 

「お久しぶりです、めぐねぇ」

 

恵「ええ、久しぶりね直樹君、後めぐねぇじゃなくて佐倉先生でしょ!」

 

「ごめんなさい、それで今日はこれを渡しに来ました」

 

 

俺は彼女に1枚の用紙を渡した

 

それは教育実習生の参加申請書だ

 

大学の方針で自分から出さねばならないのだ

 

 

恵「はい、しっかりと受け取りました、後で校長先生に渡しとくね」

 

「お願いします、ところでさっきまで何してたの?」

 

恵「どうしてそんなこと聞くの?」

 

「だってチョーク握ったままだよ?」

 

恵「えっ……………………ッ!?」

 

 

彼女は自分の左手に持っているチョークを見て恥ずかしいのか顔を真っ赤にしてうつむいていた

 

いやー可愛い!ほんと可愛いよなーめぐねぇ

 

 

「誰かに補修でもしてたの?」

 

恵「うん、ちょっと勉強が追い付いていない子がいてね」

 

「ふーん……………………ッ!?めぐねぇ危ない!」

 

恵「え?キャッ!?」

 

 

俺はボールがめぐねぇに当たる直前で腕で防いだ

 

幸いめぐねぇにはけがはなさそうだ

 

俺はボールを飛ばした奴にボールを返してめぐねぇに声をかけた

 

 

「大丈夫ですか?」

 

恵「うん、あなたのおかげで大丈夫よ、ありがとう」

 

「よかった、ギリギリセーフでした」

 

恵「随分反射神経がいいのね」

 

「ま、まぁねサークルで反射神経鍛えられたおかげかな」

 

 

まさか実弾射撃してるなんて言えねぇよ!

 

それから俺はめぐねぇと最近の出来事や学校での悠里の事や最近陸上部の女の子から恋愛相談を受けたりしたなどを聞いた

 

その中でさっき言ってた女の子とは恵飛須沢(えびすざわ) 胡桃(くるみ)の事だろう

 

過去では自分の手で奴らになった想い人を殺さなければならない状況だったためか精神が不安定に近かった

 

だが今回は俺の手で介錯してろうと思う

 

たとえ俺に殺人の汚名をきせられてもいい

 

もう慣れたから殺すのも殺されるのも裏切られるのも……………………

 

気が付いたらもう夕方だったらしくこれ以上話し込むと教頭先生がうるさいだろうとのことだったのでその場でめぐねぇと別れて俺は今日は真っすぐ家に帰った

 

明日は悠里とるーちゃんに勉強を教えて、お金をおろして、おやっさんとこの射撃場でトレーニングする予定だったな

 

 

主人公sideout

 

 

 

 

恵side

 

 

私はただの新任の国語教師だ

 

いつも教頭先生は怒ってくるし周りの生徒たちからは『めぐねぇ』とあだ名を付けられている

 

別にあだ名は嫌じゃないし先輩の女性教師も優しいから問題ない

 

ただ最近変な夢を見る

 

校舎の床は血まみれで窓はほとんど割れている

 

巡ヶ丘学院の制服を着た子はいたがそれは人間ではなく明らかに化け物だった

 

そんな夢をここ最近よく見る

 

ある日は3人の少女を助けて化け物に喰われたり、急に同じ人間であろう複数の男性に襲われた

 

その後は見れなかったがおそらく私の予想通りだろう

 

ところが1週間前から顔が見えない男性がよく出てくるのだ

 

彼は私や彼女達を助けてくれた

 

でも、彼は私たちに危害を加えようとする人には容赦がなくて平然と人を殺していた

 

ただそのたびに彼は目から涙を流しながらいつも同じ事を言っていた

 

’何度過去に来てもこの汚れた手はますます汚れていくな’

 

、と彼は私達を助けてくれる代わりにずっと1人で悩んで見える気がする

 

今夜こそは彼の正体が知りたいなとか呑気に考えていたりするが私は今だけはそれでいいと思った

 

まさか彼の正体が〇〇君とは思いもしなかったけど……………………

 

 

恵sideout

 

 

 

 

主人公side start

 

 

またまた登場デース!

 

え?メタい?気にしたら負けだ!

 

とにかく、今俺は3人の生徒を見ているわけで……………………

 

 

圭「快斗ーここ教えてー」

 

「はいはい、ってここさっきも教えなかったっけ?」

 

圭「それは違う問題だよ、今回はこっち」

 

「ああ、これならこの公式を使って……………………」

 

光「快斗先輩、この図形どうすればいいんですか?」

 

「ん?それはこの公式とその公式をこうすればいいんだよ」

 

光「ああなるほど!ありがとうございます!」

 

「いえいえ、そろそろ休憩しようか、俺ちょっと飲み物買ってくるけど何がいいかな?」

 

美紀「あっじゃあ私も行く」

 

圭「美紀が行くなら私も行く!」

 

光「じゃあみんなで行こう!!」

 

美紀・圭「「賛成!!」」

 

「わかったわかった、じゃあ行こうか?」

 

美紀・圭・光「「「はーい!!」」」

 

 

俺達は部屋を後にする

 

今母さん達は仕事だ

 

だから今家に誰もいない

 

しっかり施錠して俺は彼女達の後を追う

 

 

「どこで買おうか?」

 

光「この先にコンビニあるしそこ行こうよ!」

 

「おっそうだな、そこ行くか」

 

美紀「でも兄さん、お金あるの?」

 

「ああ、まだバイトでためた金があるしな」

 

圭「それならパァー!と何か買おうよ!!」

 

光「賛成!!」

 

「おいおい、余り買いすぎるなよ」

 

圭・光「「はーい!!!」」

 

「じゃあ、行こうか」

 

美紀「そうだね」

 

 

ああ、平和だ

 

あの血みどろの世界じゃない

 

平和な巡ヶ丘の街だ

 

これを食い止めれないのが悔しい

 

だからせめてこの子達が平和にそして幸せでいられるようにしよう

 

今までもそしてこれからも

 

あの世界になっても………………………………

 

ふとそんなことを考えていると遠目から氷っと書いてる旗が見えた

 

まだ夏休みまで先のこの時期に出るには珍しいが俺はふと3人にかき氷を提案してみた

 

 

「かき氷とかどうよ?」

 

美紀「ちょっと早くない?」

 

圭「確かにちょっとズレてるけど」

 

光「でもでも今日は暑いしいいんじゃない?」

 

圭「そうだね!」

 

「じゃあ、みんなで食べようか」

 

3人『賛成!!』

 

 

そうして俺達はそのかき氷屋の前に来た

 

中を覗くとかき氷を見ながら右手にスプーン、左手に携帯を持った青年?を見つけた

 

 

「すいませーん!」

 

店員?「はいはーい」

 

青年?「かき氷良し!スプーン良し!携帯良し!」

 

「かき氷やってます?」

 

店員?「やってますよー」

 

青年?「用ーーー意、スタート!!」

 

「じゃあ4つお願いします、味は俺はメロンで」

 

美紀「私はブルーハワイです」

 

圭「私はいちごで!」

 

光「私はレモンで!」

 

店員?「メロンとブルーハワイ、いちごにレモンね、ちょっと待っててね」

 

 

少し経ってからそれぞれ頼んだものが来た

 

どれもシロップがタップリで美味しそうだ

 

なんか奥から聞こえてくるけどなんだろ?

 

 

店員?「では4人だから400円だね」

 

「意外と安いですね」

 

青年?「うおおおおぉぉぉぉ!!!!!!」

 

店員?「まぁ今年で最後だからね」

 

「お店閉めちゃうんですか?」

 

店員?「いや、売る人がいなくなるからね、でしょ?快斗君(・ ・ ・)

 

「ッ!?あなたはいったい!?」

 

青年?「アアアアアアアア!!!頭いてぇぇぇぇぇ!!!???」

 

 

何故こいつは俺の名前を!?

 

それにさっき売る人がいなくなる(・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・)って言わなかったか?

 

それってもしかして!?

 

てかさっきから叫んでいる人誰だよ!?

 

 

「この世界が終わることを知っているのか?」

 

店員?「そう怖い顔をするなただ俺達は君に忠告しに来ているだけだ」

 

「忠告?」

 

店員?「今回はいつも君が送ってきた世界とは全く異なる世界が始まる」

 

「何故それがわかる?」

 

店員?「それは君がよくわかっているじゃないか?最近義妹(美紀)さんに何かなかったかい?それに新しく守る人ができたとか?」

 

 

あるにはある、美紀は普段のこの時期にはないイベントがあったし西條姉妹との関係ができた

 

だがそれでも変わる保証があるのか?

 

 

店員?「それを知るのはまだ先だけどね、それまで頑張りたまえ」

 

「あなたの名前は?」

 

店員?「俺か?俺は金剛(こんごう)という者だよ、ちなみにさっきからかき氷を食って騒いでいるのが大城(おおしろ)だ」

 

「なんで俺に忠告を?」

 

金剛「人には気まぐれがあるだろう?そんなものさ」

 

「………………………………わかった、とりあえずはそう思っといておこう」

 

金剛「ありがとう」

 

「礼はいい、じゃあな金剛さん」

 

金剛「ああ、じゃあな快斗君」

 

 

彼………………金剛の話を鵜吞みにするわけではないが警戒するには十分な理由だった

 

彼は何者なのか?

 

今の俺では無理だな

 

俺は考えるのを辞めて美紀達とかき氷を食べながら帰った

 

 

 

 

 




はい、謎の人物『金剛』、『大城』
何者なのでしょうね?
次回は主人公が最初の約束を果たす回です
次回『みんなでお出かけ』です!

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