人形達を守るモノ   作:NTK

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今回から試作強化型アサルト様作『危険指定存在徘徊中』の大規模コラボ作戦『鉄血重要拠点及び鉄血防衛ライン破壊作戦』に参加いたします!

リバイバーが滅茶苦茶大暴れしますし、+@の部隊も登場させます。


Code-105 鉄血防衛ライン破壊作戦-1

鉄血の防衛ラインの破壊作戦開始から数時間経過し、先行部隊から援護要請を受けてリバイバーは早速現場へ飛翔していった。F.E.F.Gを周囲に展開して戦場を飛び回り攻撃を防ぎつつ、敵地上部隊に向けてレーザーの雨霰を浴びせて次々と撃破していった。やがてバイザーにジュピターの反応を捉えた。

 

「見つけたぜェ…そぉぉらッ‼︎」

 

リバイバーはレーザーとレールガンを左右交互に撃ち放ち、次々と遠方にいるジュピターを見つけては破壊していった。元々彼は超遠距離からの砲撃を得意としてるため、動かない固定式のジュピターを撃破することなど容易い事である。ついでに周辺の味方にジュピターの位置を伝えると、やがて各地から爆発音が響き渡り他の部隊もジュピターを撃破しているようであった。

 

「うんうん、順調だな…ん?あれは自走型ジュピターか?……! えっと、確かコントロールジャック用ウイルスは…」

 

五基の自走型ジュピターを見つけたリバイバーは悪い顔を浮かべるとコンピュータウイルス生成ユニットから目的のモノを生成するとレールガンの弾頭内に仕込み、それをジュピターに撃ち込んだ。

 


 

鉄血人形達が防衛戦を繰り広げているところに、自走型ジュピターが彼女達のもとに近寄ってきた。補給をしに戻ってきたのだろうと思っていたが、様子がおかしい事に気がついた。砲門をこちらに向けているのだ。

 

「…ねぇ、あのジュピター変じゃない?なんか私たちの方狙ってない?」

 

「まさか?アレはこっちのよ、撃ってくるわけないでしょ?」

 

「でも敵にあのリバイバーが…」

 

『撃っちゃうんだなぁこれが‼︎』

 

その声が聞こえてくると同時に()()()()()()()()()、彼女達を陣地ごと吹き飛ばした。声の主はリバイバーであり、ジュピターに撃ち込んだウイルスでコントロールを奪取、こちらの戦力としたのであった。先の五基以外にも自走型ジュピターを見つける度にコントロールを奪い、それを使い固定式ジュピターや敵陣を吹き飛ばしていき、何基かは地雷原を疾走させて物理的に地雷を無力化させていった。

無論ジュピターにも対コンピュータウイルスシステムはあるのだが、酸性雨やレインコートを作成したリバイバーにとって、そんな対策は無意味も同然であった。

 

「あーリバイバーから味方に告ぐ。地雷原走り回ったり同士討ちしてるジュピターは気にするな。10分くらいしたら敵陣深くに突っ込ませて自爆させるから」

 

混乱してる味方にそう伝えると、彼を知っている者たちからうわぁ…といった引いたような声が聞こえたが気にせずリバイバーは宣言通り10分後にジュピターに指令を出して突撃させ、鉄血人形達を轢殺しながら進んだ後自爆し、先ほどまでこちら側の阿鼻叫喚となっていた戦場が鉄血の阿鼻叫喚へと変わっていった。

 

「ハッハハハハ‼︎自走型なんてご大層なモン引っ張り出すからこうなンだよヴァァーカッ‼︎」

 

とても味方とは思えない言葉を発しながら煽ると、リバイバーは先に進んでいった。まだ何基かジュピターが残っているが、先ほどよりはだいぶ進軍できるだろう。そう考えたリバイバーは『百一匹隊』と『アラゴスタ隊』に出撃させるようグリンダに指示を出した。

 

「はーい!じゃあ出撃させるね!あと私も出るね」

 

『おう、行ってこい』

 

グリンダはその2部隊に指示を出すとリンクリキッドを取り出して注射し、『首に下げたペンダント』のスイッチを押した。

 


 

山岳地帯にの一角に陣取っていたイントゥルーダーは一気に状況を変えられた事に歯噛みしていた。リバイバーが元々は他所からやって来たAIだと言うことは知っているが、それを差し引いてもここまでの事をされてはたまったものではなかった。とはいえまだ立て直せるのでどうすべきか考えていると部下から連絡がきた。

 

『イントゥルーダー様!ガルムです、敵に改造されたガルムの部隊がいます!」

 

「ガルム…?あぁ、前に工場が占拠されたからそれね…改造されたとしてもガルムなら数で押しなさい!」

 

部隊といっても4、5体程度だろう。そう思ったイントゥルーダーは数で対応せよと指示を出すが、部下から次なる報告が届いた。

 

『敵ガルム部隊ですが……

 

 

 

 

 

()()()1()0()1()()()()()‼︎しかも、それぞれかなりの…うわぁぁ⁉︎』

 

「…は?ガルムが101…体?……アイツ、限度ってモノを知らないの⁉︎」

 

そう、『百一匹隊』とは接収した工場で生産した101体のカスタムガルムで構成された部隊である。

本部防衛とこちらが鉄血をコントロール出来たことを世間にアピールする事を目的としてリバイバーが推し進めたプランであり、費用はリバイバー持ちではあるが大規模作戦危険手当などでそれなりに資金があったことやスクラップなどから調達してたためこれだけの数を揃えられていたのである。

通常ガルムと違うのはミサイルランチャーが犬の頭部を模した可動ユニットが備えられており、口を模したところからレーザー砲とレーザーブレードが展開可能であり見た目は通称である『ケルベロス』となっていた。

ちなみに、『百一匹』だけにカラーリングはリバイバーが脱走時に連れてきた銀色のを除き全て雪原迷彩とは名ばかりのダルメシアン柄だったりする。

 

唖然とするイントゥルーダーだがその間に百一匹隊は接敵し、鉄血部隊を蹂躙していった。牙のように展開したブレードで噛み千切られるものや、カメラ部とユニットのレーザーの一斉射撃を喰らうものなど、徐々に押されていった。

 

「クソっ‼︎ここは一旦退がって…え?もうここまで⁉︎ま、待って……ギャアァァ‼︎」

 

イントゥルーダーを屠ったあと、百一匹隊は次なる獲物を求めて別の戦場に駆けていったのであった。

 

また、荒野では正規軍の装甲兵に混じってロブスター型の機動兵器が5体、ガシャンガシャンとやかましい駆動音を響かせて進んでいた。

『アラゴスタ』。リバイバーの開発した機動兵器であり、ハサミは格闘戦に使えるほか、内部に射撃兵装を持ち、チェーンガン、火炎放射器、レーザー砲、ガトリングなどから選択して装備でき、本体にはマイクロミサイルランチャーと自走爆弾三つと火力に富んだ機体である。機動性も問題なく、高い跳躍力と、ショック吸収をもった脚部にホバーに切り替えて突進も可能である。欠点といえば、駆動音がやかましいくらいである。

 

また、ハサミのカスタム次第では放水車や耕運機になったりと、戦闘以外の運用も可能と割と優秀なものである。カラーは金、銀、赤、青、赤と黒のツートンである。

 


 

「てやぁ‼︎」

 

その頃、グリンダは自身が開発した装備を纏って戦闘を行なっていた。

桃色と黒の装甲をしたそれは『シュルシャガナ』。ブレード付きのヨーヨーとヘッドギアから逆コーラップスを用いて射出される丸鋸状のビットをメインとした中距離メインの兵装である。ただ、これには少しばかしリバイバーがアドバイスをしており、射撃兵装がないことを指摘し丸鋸ビットに一発のみだがレーザーを撃てる機能を追加させ、ヨーヨーのワイヤーはナノマシン製にしていざとなれば棒状に硬化させてモーニングスターのようにして振るうように改良したのであった。

 

グリンダはヨーヨーと丸鋸(ソー)ビットで敵を次々に切り刻んでいく。兵装が回転刃ということもあり、人形の人工肉片や人工血液が飛び散り、切り刻まれた鉄血人形が転がる少々スプラッタな光景となっているが致し方ないだろう。

他の部隊達も進撃していき、徐々に戦況がこちらに向いてきていた。

しかし、最終防衛ラインである以上、向こうも必死である。何が起こるかわからない以上、油断は出来ない状況であった。




Q.こんなん百輪廻じゃないわ!ただの薄っぺらいバグよ‼︎
A.だったらビルギットを討てばいいだろ‼︎

リバイバーの出した+@こと『百一匹隊』と『アラゴスタ隊』の元ネタはそれぞれケルベロスバクゥハウンドとカービィのヘビーロブスターです。
アラゴスタの色は元ネタのカラー+実際のロブスターにある色です。

ハイ、出しましたよシュルシャガナ。後悔は無いです。色が黒なのは白だと返り血が目立つからという理由です。やっぱアレ人に向けちゃあかんやつだよ…。

試作強化型アサルト様、ジュピターはある程度壊して進行中ですのでよろしくお願いします。
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