人形達を守るモノ   作:NTK

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流石に我慢の限界が来たので私はこの手を使わせてもらいます。


Code-112 鉄血防衛ライン破壊作戦-7

「本部が…!グリンダ…‼︎クソッ!すまねえ、迎えに行きたいが…無事でいてくれよ…!」

 

爆発音が聞こえ振り向くとそこには炎を上げる本部があり、リバイバーは一瞬グリンダの身を案じて戻ろうとしたが、このままでは前線の被害が増えると考え、彼女の無事を願って前線に進んでいった。するとその途中に巨大な氷の城壁のようなものを発見した。

 

「何だありゃ…?鉄血が凍ってるあたり、味方か?まぁいい、早いとここのジャミングを…⁉︎」

 

ふと遠くを見ると、そこにはフードマントを被った謎の集団がこちらの戦力を蹂躙している光景が見え、リバイバーは怒りを露わにした。

 

「クソッたれが‼︎まだ隠し玉を…ん?」

 

てっきり鉄血の増援と思いこんでいたが、よく見るとフードマントの集団はこちらだけでなく、WraithやGolem、Behemahといった鉄血の新型部隊にも襲い掛かっているでないか。そして彼らは一般ユニットは撃破してハイエンドや例の新型は無力化してるのを見てリバイバーは今日何度目かのイイ笑顔を浮かべ、()()()()の協力を得るため、少し前に自分が電撃を受け、現在はスモークが焚かれている辺りに飛んでいった。

 


 

「ゴホッ…ん?デカブツは逃げたのか?」

 

「そのようですね…とはいえまだ脅威は残っている以上、楽観できる状況ではありませんが…」

 

ギルヴァが問い、アナがそれに答えて状況を把握していると、リバイバーがそこにやって来た。

 

「どうやら無事みたいだな」

 

「リバイバー!もう大丈夫なの?」

 

あぁ、と答えたあとリバイバーは先ほど見たフードマント達について話し始めた。それを聞いた彼らに動揺が広がった。当然だろう、この状況に続いてそのような存在が現れたのだから。

 

「それでだ、アナとRFBはキツイと思うがそいつらの対応を頼む。そして、ギルヴァとブレイクだが…俺と一緒に鉄血本拠地まで来てもらいたい」

 

「本拠地に?何する気だ?場所はわかるのか?」

 

「奴らの耳がどれだけいいかわからない以上話せないが、少なくともこの状況をなんとか出来る可能性が多いにある。それに元々俺は鉄血だ。本拠地の場所も覚えてる」

 

「そんなことができるの⁉︎」

 

「あぁ。多分、いやほぼな。それでだ、確認だがそっちにいるユノのルーラーとしての機能はまだ健在なんだよな?」

 

「ええ…でもこのジャミングじゃ…」

 

「それだけわかれば十分だ。じゃ、作戦開始だ」

 


 

……!高速デ移動スル鉄血上位人形ト思シキ存在1体ト正体不明の生命体2体ヲ確認…

 

会話内容カラ鉄血本拠地ヘ向カッテル模様…ナラバ鉄血最上位人形『エリザ』ヲ確保スル絶好ノ機会ト判断

 

各員ニ伝達…彼ラハ今ハ確保セズ追跡…鉄血本拠地到達後ニ確保シ本拠地ニ侵入シテ『エリザ』ヲ確保セヨ

 

了解 了解 了解 了解 了解 了解 了解 了解 了解 了解 了解 了解 了解 了解 了解 了解 了解 了解 了解 了解 了解 了解

 


 

「やっぱり追いかけてきたな!このまま追い付かれないよう頼む!」

 

「了解!舌噛むなよ!」

 

後方で高速接近してくる数十体のフードマントの集団をみてリバイバーがブレイクに叫ぶとブレイクは『馬車』の速度をさらに上げた。どうもこれは彼の持つパンドラという魔具の形態の一つらしく、馬も正確には生き物ではなくパペットのようなものらしい。何故馬車なのかは恐らく伝承にある一部の悪魔は馬車に乗ってるからだろう。

先ほどのフードマントの行動から、上級人形を確保していると気づいたリバイバーは自身もその対象であると考えてワザと彼らに見つかるようにしたのだが、どうやらそれは功を成したらしい。

 

「ヨシッ!あれが本拠地…ってあいつら速いな⁉︎どんだけ速力あるんだ⁉︎」

 

「無賃乗車はお断りだッ!」

 

近づいてきた一体にギルヴァがそう言いながら無銘を一閃させて突き放すと一行は本拠地へ接近した。当然、内部の鉄血はこの出来事に混乱していた。

 

 

DANGER!DANGER!DANGER!DANGER!

 

『リバイバー』『ギルヴァ』『ブレイク』ノ3名ガ報告ニアッタ大軍ト共ニ接近‼︎直チニ迎撃セヨ‼︎

 

本拠地の『■■■』が指示を飛ばしてRC大隊を出撃させる。また、フードマント達も本拠地を見て行動を開始し始めた。

 

鉄血本拠地ニ到達…内部ニ『エリザ』ラシキ反応ヲ確認…

 

基地内部ヨリ敵多数出現…ソノ戦力ヨリ彼ラニ守ラレテイル『エリザ』ラシキ存在ノ確保優先順位、先ノ3名ヨリ高イト判断…

 

追跡シテル3名ノ確保ハアトニシ、我々ハコレヨリ鉄血本拠地内部ニ侵入シテ『エリザ』ト思ワレル者ヲ確保スル

 

リバイバー達を追跡していた彼らはそのまま鉄血本拠地に向かって行き、両者の距離は縮まっていく。やがて交戦距離となり両者は激突するが…

 

 

 

そこからはフードマント達の独壇場であった。

 

リバイバーらが倒すのに苦労していたRC大隊を一般機のように打ち砕き、瞬く間に殲滅していく。やがて何体かが施設内に侵入していきそこから幾つもの悲鳴が轟いた。

 

「オイオイ、コイツら半端なく強いぞ…離れてくれたが、どうする気だリバイバー?」

 

「任せな…オイ‼︎聞こえてんならこっちに繋げ‼︎話がある‼︎」

 

リバイバーが叫ぶと彼のバイザーに文字が現れた。

 

何ノ用ダ?

 

「見ての通り、このハイエナが各戦場へ現れてヤベェことになってる。連れてきたこっちが言えたことじゃないが、どのみちこのジャミング下で正確にこっちを見つけたんだ、ここが見つかるのも時間の問題だったろうよ。で、このままだとエリザも、あのRCのエンブレム付けた人形やこのジャミング作った奴まで捕まるだろ?そこで取引だ!俺たちと協力して奴らを叩かないか?そのためにもジャミングとかを解除してもらいたい!」

 

…何故ダ?何故ワザワザソンナ真似ヲセネバナラナイ?

 

「こっちにいるユノ元指揮官…お前さんらでいう『ルーラー』の能力ならこちらは大幅に強化される!それなら少しは奴らに敵うかもしれん!だいだい、それが嫌だからジャミングしたんじゃないのか⁉︎通信が繋がれば事情を説明して攻撃しないよう俺が伝えてやる!どのみちお前さんらにしてやられてそんな余裕ねぇからな!早く決めないと手遅れになるぞ‼︎」

 

殆ど脅迫に近い内容だが、『■■■』は考えた。彼の言う通り、この集団は思ってた以上に強く、すでに四分の一近くにまで侵攻されている。撤退の手段はあるがその前に捕まる方が早いだろう。ならば少しでも助かる可能性のある方を取る方がいい。それに、彼らとフードマントが共倒れになればそれはそれで都合がいい。

 

…イイダロウ。今ノ間ハソチラノ味方トナロウ。今ジャミングヲ解除スル…コチラノ戦力ニモソノ旨ヲ伝エテオコウ

 

「交渉成立だな」

 

するとすぐに身体の不調は収まり、通信が回復して味方の混乱する声が聞こえてくるなか、リバイバーは全領域通信で叫んだ。

 

「お前ら!現在未確認のフードマントの勢力が乱入し、鉄血含めて被害が出ている!そこで‼︎この俺リバイバーが鉄血と独断で交渉して一時同盟を組んでジャミングを解除してもらった!勝手を承知だが、こうするしか道が無かった!各員鉄血と敵対行為をやめ、フードマントの勢力の迎撃に当たってくれ!奴らは下手を打てば万能者並の力と思われる!無謀と思うが、ここで奴らを退けなくては俺らは助からない!頼む、鉄血と協力してそのハイエナどもを蹴散らせ!」




…さて、色々と思うとこがありますがこちらから言わせてもらいますと

散々こちらが手を打つたびに一々それに対して的確に対策してた鉄血がフードマント達を見つけた途端にあっさり最高戦力を引かせた点とハッキリ連中がトップクラスにヤバいと明言された点から『■■■』にとっても脅威であり、戦闘すると敗北する存在と判断致しました。

次に、RC大隊に関する描写やジャミング、鉄血の描写やフォントからそれらを開発、および発動したのは『■■■』であり彼は本拠地にいると考え、そしてフードマント達の描写から彼らは上位クラスの人形を確保しようと動いており、当然エリザや『■■■』もその対象に当てはまり、さらに人形でないネイトも確保したのなら『■■■』が人形でなくとも狙うのは明白です。

さらに言えば彼らがこちらに乱入するのは絶好の機会であったならであり元々の計画でないことから、エリザを確保できる機会があるのなら泳がせるくらいはするでしょう。

最後に、今現在、本気になった&半暴走状態の悪魔三人と大型航空兵器などがいる状況にも関わらず『手遅れ』と言ったのならば、彼らはそれらをなんとか出来るくらいの戦力を持っているということであり、そんな連中がいるなかで『鉄血だけ主要メンバーが安全に逃げられる』というのはどう考えても可笑しい話です。
例え何かしらの準備をしてたとしてもあの広域ジャミングを『微々たるもの』と断じた彼らがそんなものを都合よく見過ごすとは思えません。

以上から鉄血と協力し、ジャミングやらを解除フードマント達の勢力を迎撃すると言う手段を取らせていただきました。

揚げ足取りで大人げないと思ってはいますよ?
しかし、コラボの主催者だからと色々我慢してきましたが、こうも扱われては私にも限界がございます。

乗りかかった船ですし、最後まで参加しますが、この回については変えるつもりはありませんのでよろしくお願いします。

最後に、こんなあとがきで気分を悪くされた方には申し訳なく思っています。
しかし、これが私の答えです。

※追記
本人様から直接謝罪の連絡をいただきましたので、この件についてはあまり触れないでいただけると幸いです。
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