ならば反撃じゃあ‼︎
《やっと繋がった‼︎!こちらS09P基地、ナデシコ支援AIのオモイカネ、諸々の事情で指揮官は手が離せないから私が情報支援及び、ルーラーによる全体強化を行うよ‼︎!》
一時同盟を結んでジャミングを解除してもらってからすぐにその連絡が送られてから数秒と経たぬうちに変化が訪れる。火器管制システムや駆動系、情報処理などが大幅に上昇し始め、さらにはセンサー類も強化され本拠地内部にいるフードマント達の位置がハッキリとわかった。
「3体内部にいるのか…協力した手前、排除するとしますか…!すまん、そのデカイ剣持った奴の相手を頼む!」
「わかった!」
リバイバーはギルヴァとブレイクに大剣持ちの相手を任せ、早速1体に狙いを定めてレールガンを構えると、演算処理が上がっているのか相手がどこに行こうとしてるか容易に予測ができ、レールガンを撃ち放つと寸分違わず目標の首元に命中、撃破には至らなかったがリバイバーはそのままレールガンを連射し
すると、そのフードマントの挙動が変わり、突然その身体は崩れ落ち砂状になった。
(…⁉︎なるほど、理屈はわからんが恐らく鹵獲対策か。破片の残る可能性のある自爆よりはこの方が効率的ってわけか。にしても…正確に同じ箇所に当てられるまで演算処理が上がるとは…あの嬢ちゃん
実はこれは三人分なのだがそんな事はリバイバーは知らず、彼女に対する評価を上げていたのであった。
そう考えてる間に本拠地にいた残りの2体が施設を破壊して飛び出し、こちらに向かってくるのが見えた。リバイバーはすぐさま迎撃に移ろうとした瞬間、どこからかレーザーが2射続けて放たれ、フードマントの装甲を破砕させると、万能者に似た装甲人形が接近して懐に飛び込んで破砕面に銃口を突っ込みそのままトリガーを引いて撃ち抜くと、振り向きざまにナイフらしきものをもう一体に投げつけて沈黙させた。
また違う勢力かと身構えたリバイバーだが、万能者から通信が入り、どうやらこれらは彼が派遣した増援らしい。
「来るのが遅いとぼやきたいが、来ないよかマシか。さ〜てフードマント共…俺は漁夫されるっつー『前』の死因と同じ状況に遭って今とっても調子は良いが機嫌はすこぶる悪いんだ、覚悟しとけ…‼︎」
そう言うや否や、リバイバーは大剣持ちに突っ込むかと思いきや、鉄血本拠地の方へ向かっていった。
(ま、性能が上がってるとは言え、勝てるかと言えばわからないし、確実に仕留めたいからな…確か、『アルケミストの拷問部屋』の場所は…ここだな。で、多分ここにアレが…ヨシあった!)
リバイバーはある物を取り出すとギルヴァとブレイクの元に戻っていく。大剣持ちに多少の損傷を与えられてはいるが殆どは大剣によって弾かれていった。
リバイバーは全速力で大剣持ちに近づいていくと、こちらに気づいた大剣持ちはすぐさまリバイバーに剣を振りかぶるとリバイバーは懐から瓶を取り出して投げると同時にテレポートにて剣を躱す。
剣が瓶を割り中の液体がかかった瞬間、剣は煙を上げて溶け始めた。これには大剣持ちは動揺し動きを止めるとその隙をついてリバイバーはもう一つ同じ瓶を投げつけ頭部に浴びせると同様に溶け始め、動きが鈍くなっていた。
「…?リバイバー、何をした?」
「アルケミストの拷問部屋からちょろまかしたのを浴びせたんだ。ま、流石に効くよな〜
『王水』…殆どの金属を融解させるこの液体の前には大剣持ちも敵わず少しずつ溶けていった。無論、タンタルやイリジウムといった酸に強い金属やガラス、一部のプラスチックなどでできてる可能性はあるがそれらの金属は世界的に希少な金属であり、人形に使う程の量は集められる可能性は低く、プラスチックなどで出来てるにしては硬すぎる為、このフードマント達にも有効ではと考えたが、どうやら当たりのようである。
あわよくば自壊機能もダメになってくれれば鹵獲出来ると思っていたがそこまでは上手くいかず、これ以上は限界と判断したのか、大剣持ちは自壊し始め砂と化した。
「…っ⁉︎どんな仕組みだこりゃ…?」
「さぁな。でも、致命傷与えれば勝手に死んでくれるならありがたいだろ…本当は鹵獲したいが、こんな状況でそれは贅沢か。周辺のは例の援軍が片してくれたみたいだし、他のところの助けに向かった方が良さそうだ」
彼の言う通り、他のフードマントは援軍により撃破されており、3人は他の味方部隊の援護をすべく、移動を開始し始めた。
「う、うぅん…」
グリンダが目を覚ますと、バックパックを背負った人形が辺りを彷徨いて負傷者を修理しているのが見えた。
「あれ…私、蜂みたいなのに襲撃されて…」
《気付イタ、ミタイダナ》
その存在はこちらを見ずに片言交じりの通信で話しかけてきた。
「あ、うん…あなたは?」
《万能者ノ、使イノ者ダ》
「万能者…助けに来たんだ…。私が無事なのも、あなたが治したから?」
《チガウ。オ前ハ、銀色ノガルムヲ中心トシタガルム複数体ニ、庇ワレテ助カッタ。ソノガルム達ハ、重傷デ死ニカケテイタガ、コチラデ修復シタカラ、安心シテクレ》
見ると修復されたガルム達がやり遂げたといったような感じで寝そべっていた。
「そう…ありがとね」
《礼ニハ、及バナイ》
無事とはいえ、今の彼女に出来ることはなく、グリンダはリバイバーの無事を願うと同時に、救済者のコアを無くした事についての言い訳について考えることにしたのであった。
銀ガルム「ご主人様の彼女だ!死んでも守れー‼︎」
ガルム達「サーイエッサー‼︎」
↑こんな感じで頑張って盾になってました。
アルケミストなら王水くらい持ってそう…持ってそうじゃない?
ちなみにリバイバーはもう王水瓶持ってないからそこのところよろしくお願いします。
リバイバーのユノちゃんに対する誤解は解かない方が面白いことになりそうなのでそっとしておいてやってください(ニッコリ)
さーて最終局面、反撃してきましょうかね〜。