打ち上げ回です!
各列車の制圧も完了し、喫茶鉄血へと集合した一向は打ち上げという形でお暇することにしたのであった。
店内を見てみれば、前の大規模作戦でリバイバーが関わった者たちが多くおり、その殆どが以前にここに来訪していると聞き、この世界と自分たちのいる世界は割と密接な関係にあるのではと感じ取っていた。
結構な人数がいたため、また以前交わした約束のこともあり、ウェイターが彼女たちを手伝う事で準備が着々と進んでいった。
やがて打ち上げが始まり、各自色々と話し込んでいる中、親3人組は子供たちの写真をこの世界の代理人らに見せていた。
「この写真に写ってるのが、初めに言っていた子供たちです」
「あら…随分と可愛らしい子たちですね」
「こっちの子たちが三つ子で、そっちが双子?そっくり〜!」
「ほぉ…なかなか美人な顔立ちをしている。将来が楽しみだ」
代理人の他に、マヌスクリプトとゲッコーというこの世界独自の鉄血人形が各々感想を述べているなか、スミスとバルカンは例に漏れずイチャついていた。というよりは、少し前にこの世界のSOPがスミスに興味を持ち、割と近い距離で接してきたのをみてバルカンが嫉妬し、現在彼の左腕にしがみついている状態であった。
「なぁ…それじゃケーキ食えないだろ?」
「ならスミスが食べさせて」
「…わかった。ほら、バルカン。口開けな」
「ん。あー……ん〜〜ッ‼︎美味しい!」
(チョロかわ…)
「次は私から…はいスミス、あーん…」
「ん…うん、美味いな。ありがとな」
そう言いながらスミスがバルカンの頭を撫でると、バルカンは満面の笑みを浮かべ上機嫌となっていた。その様子を見ていた一部のものからブラックコーヒーの注文が相次ぎ、店員たちは一時大忙しとなっていた。その様子を見ていた代理人が二人に近づいて来た。
「お二人とも、かなり仲がよろしいのですね」
「えぇ、大事な恋人です。結婚したら、また写真を届けにくるので」
「あら、それは楽しみです」
「ちょっスミス⁉︎わざわざみんなの前で恥ずかしい…」
「腕組んで食べさせ合ってるのにそれは今更過ぎるだろ?」
でも…と照れるバルカンの様子を見てスミスは穏やかな笑みを浮かべていた。どうやらその反応が見たくて言ってみたようであった。そしてそれを見た一同は今度はブラックコーヒーのみでなく、ハイカカオ系のものを注文し始めたのであった。
「ヤベェよRO、あの二人その辺のリア充よりリア充してるよ…!いや、寧ろこれリア銃か?」
「あなたは何を言ってるのですか…でも、平然とあんなことできるなんて羨ましいですね…あの世界のカップルはみんなあんな感じなんですかね?」
恋人がいるらしいこの世界のROとM16は半ば羨ましそうな目で二人を眺めつつ、妙な誤解をしていたのであった。
そのあとはそれぞれの参加者たちと他愛のない話をしているうちに、ふと彼らの耳に鈴の音が聞こえてきたのであった。
「…? 今何か聞こえなかったか?」
「確かに、何か鈴の音が鳴ったような…」
周りの者を見るが、何のことかといったような様子を見せ、どうも彼らのみ聞こえてきたようであり、代理人が何かを察したようで合った。
「なるほど…どうやらお時間が来たようですね。少々待っててください」
代理人は奥の方へ行き少し経つと、コーヒー豆の入った袋を人数分持ってきた。
「はい、こちらお土産です」
「いいんですか?人数分貰って…」
「今回の件を考えると寧ろ足りないくらいです。今度はご家族で来てみてください。それと、先ほどから話してるリバイバーという方にもよろしくお願いします」
「あ〜どうでしょうね?あいつ、自分たちの世界の代理人と一悶着あって嫌ってるんですよ」
その後、代理人に礼を述べた後一緒に店から出ると、いつのまにか来たときの路地裏に着いていたのであった。
彼らが本部に戻ると、どうやらあの世界は時間の流れが違うのか、自分達が出ていってから10分と経っていなかったらしく、帰りが早い事にそれぞれの家族に驚かれていた。
バレットはアスターにあの世界での話をしている中、スミスから連絡が来た。
『バレットか?バルカンだけまだ戻ってきてないみたいで、多分まだあの世界にいるかもしれないみたいだ』
「そうなのか?だが、代理人の話だとそこまで長居できないらしいし、あまり心配はないんじゃないか?」
『いや、クリエイターって奴があっちのバルカンと間違えて変なことしないか心配でな…』
(あー、そういう事か…)
そんな心配をしていたスミスだったが、程なくして無事にバルカンが戻ってきたのでいらぬ心配だったと安堵したのであった。
とりあえず今回でこちらでの出番は切り上げます。
いろいろ様、コラボありがとうございました‼︎
打ち上げの絡みとかは自由に書いて大丈夫ですよ〜。