未確認島の調査以降、大きな事件は起こらずバレット達は平和な日々を過ごしていた。子供たちも無事に成長しており、アイン以外は一歳を超え歩くことはすでにでき、簡単な単語くらいであれば話せるようにまでになり、新しい言葉を話すたびに彼らは喜んでいたのであった。
さて、言葉を話せるように彼らの子供たちであるが、両親の次に名前を言うDG小隊のメンバーは誰になるかと密かに彼らの間で話題になっていたのだが、意外にも全員同じく発したのは『リバイバー』であった。
「ばいば〜」や「ぃばいばー」などとはっきり話せてはいないものの、しっかりリバイバーをみてそう言ってるので間違いなく、リバイバー本人含めたバレットたちは何故リバイバーなのか首を傾げていたが理由はすぐにわかり、『バイバイ』から『リ【バイバ】ー』と派生していたことがわかり、よく聞くとバイバイのイントネーションで話していたのでリバイバーは正しいイントネーションを、他のメンバーは自分の名前を教えているのであった。
さて、今年もハロウィンの時期となり、彼らはどちらかといえば子供たちに体験させるといった意味合いでの参加をし、子供たちに幽霊やツノ付きのモンスターを模したパーカーを着せていた。大部屋で他のメンバーが来るのを待っていたバレットとレストの一家が子供たちを遊ばせているとリバイバーとグリンダがやってきたが、リバイバーはなぜか緑のジャージのような衣装に前回とは違ったデザインのカボチャの被り物をしていたのであった。
「…ばいば〜?」
「おーよくわかったじゃねぇかリヒト〜」
「リバイバー、何でまたそんな格好を?」
「いやね、昔のミームとか漁ってたら面白そうなの見つけてな。チビたちにウケると思ってやってみたんだ。てなわけでグリンダ、音楽スタート」
は〜いとグリンダが手にしてたプレーヤーのスイッチを入れる。すると
\何とでもなる筈だ‼︎/
\ガンダムだと⁉︎/
赤色に染まる時間を置き忘れ去れば〜♪
音楽と共にキレッキレの謎の踊りを踊るリバイバーに子供たちは初めこそなんだなんだと見ていたが、動きがツボにハマったのかケラケラと大笑いして手をペチペチ叩いていた。
『キャッハハハ‼︎ばいば〜!』
「ヤベェ思ってた以上にウケててこっちがビックリだわ」
「しかしまぁ、レオンたちにめちゃくちゃ気に入られてるなぁお前。たまに『ばいば〜は?』って聞いてくるくらいだぞ?」
「リヴァイルも言ってたが、どうも俺やアイツは子供とかに好かれるみたいらしいな。だからこそ、仕方なしに協力してたとはいえ、パラデウスを敵視してるんだろうな」
ちなみに、子供たち側からみたリバイバーの印象はというと『親の知り合いで顔に変なの(バイザーの事)付けてるけどよく遊んでくれる背の高い面白い人』であり、わりと好印象だったりする。
メンバーが集まり、本部内を散策していると程なくして本部所属の人形たちもとい見守り隊が子供たちの元に集まってきたのであった。
「ミラちゃんたちこんにちわ〜♡」
「こぉちわ〜」
「あぁ〜可愛い〜!ちゃんとミラちゃんたちが食べられるお菓子持ってきたから、言ってみて〜♪」
「ほらミラ、『トリックオアトリート』って言うのよ」
「レオンも、言ってみな」
バレットとアスターに促され、二人はモジモジしながらもヨタヨタと彼女たちに近寄ると上目遣いで見つめて言葉を発した。
『とっと、あ、とーと!』
『〜〜ッ‼︎』
それを聞いた彼女たちは各々口や胸を押さえて身悶えしたあとお菓子を手渡す。そこまで耐えられたのだが、そのあとの二人が発した『ねーちゃ、あっがとねー!』に限界を迎えたのか、立ったまま気を失ってしまったのであった。
「…チビすけたち、その気になれば本部の人形全員制圧出来んじゃねーの?」
「否定ができないのがなんともなぁ…」
その後もMP5やM82A1といった身内の元に向かった彼らだが、甥や姪たちの仮装や舌足らずの言葉にやられ、MP5が母性で爆発しそうなどと大真面目に語ったりM82A1は鼻血を出しながら両方を所望したりと色々あったが、無事にハロウィンを過ごすことが出来たのであった。
リヴァイルの部屋にて、ニモジンとマーキュラスがある情報を話しており、リヴァイルはその話を聞き情報を整理していた。
「ふむふむ…エストニアのタリンか…そこに適合できなかったネイトたちが捨てられてるんだな?」
「間違いないわ。ただ、脱走しないようにグラディエーターやウーランといった多数のユニットが配備されてるわ」
「それに関しては問題ない。私の施した強化という名の弱体化パッチが使われてるなら対処可能だし、そうでなくとも、今現在の戦力なら充分に戦える。そこにいるネイトたちを救出すれば奴らの存在や悪行を白日の元に晒せる。だが早く行動しなくては口封じをされる可能性もあるからすぐにクルーガーに掛け合ってみよう。タリンには『アレ』が咲いてるから色々制約があることも言わなくてはな…」
早速クルーガーの元に向かおうとするリヴァイルにニモジンが話しかけた。
「待って。あと一つ、伝えたいことがあるわ。貴方の遺体だけど…お父様、いえ、
「私ベースのネイトが造られてる可能性がある、か。わかった。そのことも話しておこう」
部屋から出て行き、クルーガーの元に向かうリヴァイルのその顔はどこかほくそ笑んでいた。
(私ベースのネイト…やはりというか、単純というか…これで『合鍵』の用意はしなくて済むな。まぁまずは彼女達の救出だ…)
その後、リヴァイルの提案は受け入れられ、すぐに各基地やグリフィンの協力者に協力依頼をかけたのであった。
はい、ということでこちら主催の大型コラボ企画
『タリン制圧及びアイソマー救出作戦』
を開催いたします。
色々と条件のある作戦なので詳しくは下記からどうぞ。
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=270246&uid=89042