それと、こちらのイレギュラーを新たに投入させます。
連絡線の破壊に向けて花畑へ向かいながらも、その道中で何人かのアイソマーを救出し、その都度彼女達のOGASを取り込ませ続け、リヴァイルのOGASは初めとは比べ物にならないほどの成長を遂げていたのであった。
道中ギルヴァより他の個体より一回り成長しているアイソマーを発見、通信機を渡したとの報告を聞いたリヴァイル達は急いでその場所へと向かっていくなか、リヴァイルはその成長したアイソマーについて考えていた、
(一回り成長している?彼女達の目的を考えると妙だな……いや、まさか⁉︎だとすれば…!)
何かに気がついたリヴァイルは急いでキャロルに通信を繋げた。
「キャロル、今からギルヴァが見つけたというアイソマーが所持してる通信機の周波数を送るから彼女をマークしてくれ。彼女の周りに敵がいないかも頼む」
《構わないが…そのアイソマーに何かあるのか?》
「彼女達は自殺のために開花時に崩壊液を放出する優曇華を咲かせている。ならばそこまで成長せずに死ぬ筈だ。なのにそのアイソマーは成長している…となれば答えは一つしかないだろう…」
《ッ⁉︎まさか、そのアイソマーは…‼︎》
「間違いない。
《わかった……件のアイソマーの場所を確認した!そこまで離れてはいないから急いで向かってくれ!》
キャロルから示された座標を確認し移動を始めてから程なくして、列車の確保に向かっていたLAFIと別地点を制圧したモーラト部隊よりパラデウスのデータが転送され、リヴァイルはOGASにそのデータを調べさせていた。
「何か今回のことに繋がりそうなのはありそうか?」
《少しまってて…!あったわ、これが気になるわね》
OGASが提示したのは恐らくパラデウスの会計士と思われる人間が綴った愚痴のようなものであり、『ヘカトンケイル』という対規格外勢力用兵器は性能がかなり高いものの、それの維持費もかなり高いため、このままだと兵力の補充やネイトの改造施術に影響が出るので見合った成果を出してほしいといったものであった。
そしてもう一つは報告書であり、推定C級のE.L.I.Dを2体生捕りに成功し、パラデウス兵に改造できないか試そうとしたが、元々備わっている擬態能力が失われる可能性があるため、改造はせずに敵対勢力への無差別攻撃、及びそのE.L.I.Dの討伐を理由とした核攻撃に転用できないか進言するとのことであった。
「ふむ…なるほど。どうりで妙に雑な戦闘をするわけだ。これらを投入して口封じと殲滅をするってんなら納得だな。とにかく、これを伝えたほうがいいな」
すぐにリヴァイルはこの事をキャロル、ダンタリオン、LAFIに連絡し警戒するよう伝えた。
《ふむ…ヘカトンケイルなる兵器にE.L.I.Dか…》
《今のところそのような反応は見当たらぬが、見つけたらすぐに連絡しておくぞ》
《後者は生き物ですから電子戦は無理ですが、前者は何とかしてみます》
「頼む。他の者にも伝えてくれ。私は引き続き例の彼女の接触を優先する」
場所は変わり、リバイバーとノア、ネージュと共に爆撃機を撃墜している空域とは別の空域にてステルス輸送機がコンテナを二つ投下した。落下したコンテナは自動で開くが中からは何も現れないように見えたが、不気味な足音が聞こえると足跡のみが地面に現れてそのまま何処かへ移動していった。
救出活動を続けていたオートスコアラーの面々は新たなアイソマーを見つけ、保護しようとした時であった。突然アイソマー達の首が何かに撥ね飛ばされたのであった。何事かと身構える彼女達の目の前の空間からサソリのような尾を生やした怪物が姿を現した。
「コイツ、報告にあったE.L.I.D⁉︎擬態もできるの⁉︎」
「ジャウカーン、下手に近寄らないで!汚染されますよ‼︎」
一方で、もう一体のE.L.I.Dは得物を求めて都市部を渡り歩き、アイソマーやパラデウス兵を無差別に攻撃していた。異変はすぐに感じ取られ、至急発見し感染に気をつけつつ討伐せよとの指令が入ったのであった。
ヘカトンケイルですが、試作強化型アサルト様の案件ですので向こうで出るまではこちらは待機します。ただ、貰った情報をもとにいるかも的な情報は共有します。
推定C級E.L.I.D: ぶっちゃけるとメトロイドドレッドのコルピウスに電撃による遠距離攻撃を追加したモンです。素早い上に、崩壊液塗れなので下手に近寄ると汚染されるのでご注意ください。一体はオートスコアラーらのとこに、もう一体は都市部のどこかにあるのでお好きにどうぞ。