援護に向かう途中、バルカンが作戦中にボディの機能不全を起こし後退したと連絡を受けたスミスは状況を鑑みて向かいたい気持ちを抑えて引き返し、道中のパラデウス兵を撃破しながら彼女に連絡を入れていた。
「バルカン、大丈夫か?」
《スミス?手足が動かないけど、今は安全な場所にいるから大丈夫…》
「そうか……で?
《え?な、なんで…?》
「…敵の罠ならピンポイントでお前だけ狙うのは不自然だ。それだけなら半信半疑だったが、今ので確信した」
その言葉にバルカンはあ、と溢し、正直に白状した。どうやら未確認島の調査辺りから不調だったが、上手く隠し通してたらしい。それを聞いたスミスは深くため息をついていた。
「……」
《あの、スミス?怒ってる…?》
「当たり前だ。そんな大事な事隠して作戦に参加したのもそうだが、それを誰にも…俺にも相談できない事でもないのに黙ってたのがな……そんなに頼りたくないのか?」
《っ!いや、ちが…》
「とにかく、この事はあとで話そう。今は作戦に集中だ」
そういい通信を切り、周囲の敵を薙ぎ払った後スミスは頭を乱暴に掻いていた。
「…あぁは言ったが、気づいてやれなかった俺も同罪だよなぁ…」
「くっ!」
「どうした?我らを倒すのではないのか…?」
連絡線に現れたホログラム状の大男は見た目以外は他の個体と同じであり、バレットら三人を相手に立ち回っていた。三人のいずれかが隙を見て連絡線らしき絵画を破壊しようとするとすぐにそちらに向かうか大鉈を振って瓦礫を吹き飛ばして妨害をおこなっていた。
(このままじゃマズイ、どうすべきか…いや、復活するまでに僅かとはいえ時間がかかるのならば、倒してその隙に連絡線を破壊した方がいいか?)
そう考えたバレットはハンドサインで二人にその旨を伝えると立ち回りを変え、M16A4とSDMRは大男の両脚に銃弾を叩き込む。元々ヒト並の耐久性なのあり、大男の両脚は多数の銃弾に穿たれ体重を支えきれなくなりバランスを崩した。
「ぬぅ…!」
「そこぉぉ!」
すかさずバレットは雷刀モードに切り替え、大男の首を刎ね飛ばした。
「今だ二人ともッ‼︎」
「「やぁぁあああッ!」」
二人は絵画に向けて引き金を引く。何かあるのではと思っていたが絵画は見た目通りの絵画だったのか、あっという間に破壊されていった。
同刻、ランページゴーストらと交戦していた大男のリーダー格だったが、突然身体を震わせると何かを悟ったような様子を出していた。
「ここまでか…。咎人を裁けなかったのが無念だったが、すぐに裁けなかった我らの落ち度故、仕方あるまい…」
そう言うと彼は自らの得物を腹部に突き立てると身体が崩れ去り、そのまま跡形もなく消えていった。
「……終わった、のか?」
「アブノーマルを倒す、という意味ではそうでしょうね。ですがまだ残存兵とアイソマーの救助があります」
「なら、早いとこ動かないとな」
他の場所でも同様に大男達が自害したという報告を受け、残った者達はアイソマーの救助と残存パラデウス兵の掃討に動き出していた。
数時間後、タリン内の敵勢力排除及び、アイソマーの救助が完了したと報告を受けたリヴァイルは状況を纏めていた。
(ふむ…パラデウスの攻撃で約1割のアイソマーが死亡してしまったが、これどけ助けられたのはいい意味で予想外だ。さらに、作戦内で手にした奴らの情報もどれも連中を追い詰めるに充分だ…!)
『リヴァイル・ウィッカーマンより全部隊へ。アイソマーの救助、感謝する。また、キミらが得た情報は彼らの悪行を晒すのに充分過ぎるものだ。これらはキミらの協力なくしては得られなかった。イレギュラーにより決して少なくない被害がでたが、これだけは言わせてくれ…本当にありがとう」
「キミらの行動を鑑みて、私は私自身の秘密をキミらに明かそう。私は、あの北蘭島事件を起こした少年、■■■の腹違いの弟だ。私は、世界を汚した者の弟として、この世界を戻す事をこの場に宣言しよう。その為にも、崩壊液汚染を利用して世界を乱しているパラデウスの殲滅にこれからも協力して欲しい」
そう話したあと、リヴァイルは作戦終了を改めて宣言したのであった。
段々とスミスの393化が進んでくなぁ…
ちなみにぃ、ドルフロ世界の南極にもオーパーツがあるんですよね…(え?)
とりあえず最後早足気味でしたが、これにて作戦の方は終了です。
あとは後日談を載せてコラボは終了ですかね。
いや〜リアルの関係でここまで長引いてすみません…