今回はパラデウスの公表後とあるコラボの参加の序章です。
リヴァイルがパラデウスの事を世間に公表してからしばらく経ち、情勢はだいぶ落ち着きつつあった。
公表と同時に保安局が展開したパラデウス信者の大規模確保も多少の抵抗はあったものの、確保予定者のほぼ全てを捕らえることに成功し、パラデウスへの資金源を大幅に減らすこととなった。また、捕らえた者たちから押収したデータからパラデウスの秘密工場の居場所も何件か洗い出し、リバイバー、リヴァイル、ダンドリーによる奇襲を敢行、後者二人のハッキングにて警備ユニットを無力化しそれらを撃破することで制圧し、幾つかは自爆装置によって破壊されたが、彼らの工場を接収することができた。
また、その際に以前のタリン制圧戦で猛威を振るった大型兵器『ヘカトンケイル』のデータや予備部品の一部を手に入れ、早速解析を行い対抗策を立てていたのであった。
「ま、何人か取り逃がしたが、そいつらはすぐに市民に見つかってリンチにあったみたいだし、作戦は成功といったところか」
(ガス抜き用にワザと逃したように感じたが、そこは触れないでおくか…)
「万能者の救難要請に伴う暴動も起きたが、俺らが残ってたおかげで比較的早く鎮圧できたしな」
公表後に万能者が突如救難信号を出した後に行方知れずとなり、それを何処からか聞きつけた犯罪組織やパラデウスの一部部隊がテロや侵攻を行なったが、敢えて万能者の救援に向かわなかった彼らDG小隊の面々による迎撃行動にて予想されたものより遥かに少ない被害で鎮圧することに成功したのであった。
「無人機改修&魔改造させたP.A.C.S部隊をダンドリーに同時操作させて迎撃させたり、押収したパラデウスの兵器を紛れ込ませて同士討ちさせるのはかなりエグいと思うんだが…」
「私に言わせれば、万能者がいないからって、我々がいることを念頭に入れずに行動を起こした奴らの自業自得というものだろう?…っと、こんな時間か。そろそろ行かないとな」
そういいリヴァイルはその場を後にし、アイソマー達のいる保護区へと足を運んで行った。彼女達は保護された後にリヴァイルやデジタルクローンを用いて複製した彼自身や医療ができる人形達を総動員して手術を実行、その際にリホーマーやソフォスから巻き込んだお詫びという形で提供された生体義体の技術を用いた結果、彼女らにあった機械的な部分の殆どを除去し、生身と変わらない肢体を手にし、また彼女らを蝕んでいた苦痛も無くすことに成功したのであった。
とはいえ、健康状態によっては一度に手術をするのは体力的に危険とされた者に関しては間を開けて手術を行い、全員の手術が完了したのはつい最近のことであり、その後の経過観察も兼ねて保護区にやってきているのであった。
またアイソマー達だが、一部の者たちから存在自体を否定されたものの、何も知らぬまま生み出され、兵器として利用された挙句、苦しみを与えられて放置されあまつさえ処分されかけた被害者の少女たちといった形で今は落ち着いていた。
「……うん、リハビリも順調だし拒絶反応もない。これなら来週には病棟を出て普通に暮らせるよ。良く頑張ったな」
「本当…?ありがとう…!リヴァイル
「無理に父親呼びしなくてもいい。慣れたら言えばいいさ。ただ、お父様だかはやめてくれよ?」
妙な連中が里親を装って彼女らに危害を加える可能性を考慮し、なんとリヴァイルは生き延びたアイソマー達を全員自らの養子として迎え入れたのであった。そのために必要な書類を全て揃えたり、名前がなく、またこれといった名が思い浮かばない彼女らには名前を与えたりと色々工面したのであった。これは今まで彼女らの姉たちを見捨てることとなった自分が出来る最大限の償いと彼は語っていたのであった。
「何か不便な事があれば遠慮なく言ってくれ。最近暑くなってるし、暑さ対策は万全だと思うが…」
「いえ、大丈夫です。今はみんなと痛みなく暮らせるこの時が楽しいので」
「そうか…なら良かった」
もしこの場に彼を知ってる者がいたら満場一致で誰だお前はと問われるくらい、リヴァイルの口調や表情は穏やかであった。恐らくはこちらが生来の性格なのだろう。
その時、彼の携帯が鳴り席を外して画面を見るとS10基地のシーナ指揮官からであった。
「もしもし?キミから連絡とは、何か良からぬ事があったのか?」
『いいえ。むしろ逆ね。ちょっとしたお誘いがあるんだけど…』
「バカンス?」
本部に戻ったリヴァイルがDG小隊とそれぞれの家族を集めて話したのは、シーナ指揮官からバカンスの誘いが来たという連絡であった。
なんでも、汚染のされていない無人島が見つかったとのことで、調査の名目で休暇を満喫してみたらといった用件であった。実際彼らもパラデウス公表の後処理で働き詰めでありまともに休んでいないため、そろそろ休めとヘリアンから命じられていたためありがたい話ではあったが、リバイバーのみ怪訝な顔を浮かべていた。
「大丈夫か?その島、前みてーな感じに不死の巨大アナコンダとか蝿男とかいないよな?」
「その辺は大丈夫だ。一通り簡潔に調べてはいるとのことだ。キミらも家族と一緒に参加したらどうだ?私もダンドリーとフラーム、そして以前彼らに助けられたアイソマーを二人連れてくつもりだ」
バレットらはそばで遊んでいる子供たちを見ながら考える。
2歳となった子供たちは元気に遊んでおり、今はグリンダが作った某特撮番組に出てくるミニカーやバイク(AI搭載のうえ技術をふんだんに使ってるので劇中でやったことはほぼ再現できるガチ仕様)で遊んでいた。
こういったものには事欠かないが、情勢的に外遊びもままならないのを薄々不憫に思っており、安全が確保できてるのなら、綺麗な自然を体験させるのもいいかもしれない。そう考えた彼らは参加をする事を決めたのであった。
スミスに関してはまだバルカンが外出許可が出てないため二人で行くことは出来ないが、子供たちが彼に懐いてるのもあり同行し、リバイバーは万一のための戦闘要員、グリンダは本部のシステム防衛のため留守番ということとなった。
「わかった。シーナ指揮官にはそう伝えておこう」
「ちなみに、他の参加者は?」
「サクラ指揮官のところとシャマール指揮官のところ、警護に試験者、あとオートスコアラーたちもくるらしい」
「ふーん…」
こうして、彼らのバカンスが始まろうとしていたのであった。
リヴァイル、ヘカトンケイル含めたパラデウスの技術を一部手に入れ、彼女らの養父になる。
ちなみに子供らが遊んでたのはアレです、シフトカーとシグナルバイクです。
そして次回から白黒モンブラン様の『Devils front line』の大型コラボに参加いたします。大所帯参加ですが、バカンスだからね、楽しんでいきましょう!
次回以降やるかもしれないこと
リバイバー「まて、スイカ割りで俺が首から下を埋められてるのはまだいい、なんでスイカ割りで斧使うんだよ!安全はどうした安全は⁉︎」
何の斧って?そりゃ、今回出てきたモノに関する斧だよ。