人形達を守るモノ   作:NTK

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だいぶ遅くなりましたが、コラボ回その3です。

今回はスイカ割りと各所の絡み、それと裏編の突入回ですね。


Code-158 サマーバケーション-3

お昼時となり、一行はバーベキューを開始し、料理が得意な者を中心に材料を焼き始め、焼きたての肉や野菜に舌鼓を打っていた。

 

「おとーさん、タマネギちょーだい!」

 

「ん。ちょっと待ってな…ほら、熱いから気をつけな」

 

「はーい」

 

「チビちゃんたち、野菜もよく食べるね〜」

 

「生野菜はまだ微妙だけど、こうやって焼いたりしたのは喜んで食べてますよ。P基地の方ではどうですか?」

 

「ん〜ユノっちたちからはそういうのはあまり聞かないかな〜。ま、とにかく好き嫌いが少ないのはいい事だよ!レオンくん、好き嫌い少ない子は将来モテるよー?」

 

「うん?」

 

なお、この時のアーキテクトの発言は将来的に当たってはいるものの、彼が好意を寄せてる人からは友人止まりで停滞する事になるのは余談である。

さて、昼食もそれなりに食べ、デザートの果物が寄越されることになったのだが、夏という事でスイカ割りを行う際、軽い騒動を起こしたリバイバーとリヴァイルがその両隣に首から下を埋められていた。

スイカ割りの役だが、シャマール指揮官とロリボロス、エリザが立候補しロリボロスがアナから借りた剣の鞘、エリザが木刀、そしてシャマール指揮官はというと、

 

「…なんてスイカ割りで斧が出て来るんだよ⁉︎安全はどうした安全は⁉︎」

 

\ マッテローヨ!/

 

「安心したまえリバイバー。アレはスイカ割り用に私が開発したやつだ。スイカ以外には衝撃波はこないから死にはしない……いや、彼女の力次第ではもしかしたら…まぁ、死なないよう祈れ」

 

「なんてモン開発してんだリヴァイル⁉︎」

 

「あ、それと君らも目隠しをしてもらう。その方がスリルがあるだろ?」

 

「そんなスリルはいらねぇよ⁉︎」

 

「タスケテーコロサレルー(棒)ま、私もキミも一回死んでるけどな!」

 

最悪ワープでもして逃げようとしていたリバイバーだが、どうやらLAFIによる妨害があって回避は不可と悟ると腹を括ったのであった。

目隠しで視界が塞がれているなか、もう少し前だの右だ左だという野次が飛ぶ中、リバイバーとリヴァイルは目の前に誰かが立っている気配を感じ取った。

 

「さて、二人とも…Are you ready?(覚悟はいいか?)

 

「「ダメです‼︎」」(単なるボケ)

 

\イッテイーヨ!/

 

『セイヤァ‼︎』

 

掛け声と共に振り下ろす音が聞こえ、バコッ‼︎・ビュッ‼︎・ペコ!っと音が聞こえ、目隠しを外されると見事スイカを割り砕いたシャマール指揮官、リヴァイルの右頬を掠めたエリザ、リバイバーの脳天に当たったものの、ボディの出力不足で大した怪我がなくどこか不満気なロリボロスの姿があった。

 

「くっ…!鞘じゃなく剣そのものを借りればよかったか…!」

 

「子供らにトラウマ見せる気かお前さん?」

 

「エリザ、頬が少し切れてんだけどそれホントに木刀?」

 

「肯定。純度100%の木刀で間違いない」

 

「む。この斧の時点で察しはしたが、このスイカは黄色か。良かったなチビちゃん、本物でしかも黄色いスイカだぞ」

 


 

「ふむ…キミ以外の耐性持ちが存在しており、私たちが来た時にはすでに息絶えてたが、その魂はギルヴァの中に健在している。それがエラブルというわけか…」

 

「はい…」

 

シャリシャリとスイカを齧りながらリヴァイルはフラームの話を聞き物思いにふけていた。

可能性自体は考えてはいた。あの作戦開始時に生きていたのが600名ほどであったことと、ネイトの成長速度や改造実験のペースを踏まえれば、それ以前に死亡した者を含めその数倍のアイソマーがいたことになるため、仮に耐性を得るのが0.1%だとしても1、2人はいてもいい計算になる。

故にもう一人耐性持ちがいた事自体は驚いてはいない。だが、彼女が死んでしまったことに関しては思うところはあった。いつ亡くなったかはわからないが、もしかしたら救えたのではないかとリヴァイルは悔やんでいた。

 

「あの…リヴァイルさん。エラブルさんと話してわかったんですが…あの人は、助けてもらえなかったよりも、多くの姉妹を助けてくれた事を感謝する人だと思いますよ」

 

「…そうか。キミがそういうなら、悔やむのは失礼だな。とりあえず今は…彼女らだな」

 

そう言う彼の視線の先には、連れてきたアイソマーらと戯れる別のアイソマー…蛮族戦士の元で鍛えられ幾分か逞しく成長した彼女らの姿があった。リヴァイルとフラームは彼女らに近寄り、話しかけた。

 

「やぁ。見たところ、元気そうだけど…体調に問題はないかい?」

 

「ん?あー…特に問題はないですよ。自分で色々改造しましたけど、特に生活に支障はないです」

 

「自分で?なるほど…。後日でいいからこの場所に必ず来てくれ。キミの姉妹たちの保護区だ。自分では大丈夫でも、精密検査をしたら不具合があるかもしれないからね。それに、保護区の姉妹たちもキミらに会いたいだろうしね」

 

「あ、はい…どうも」

 

アイソマーたちに保護区の場所を書いたメモを手渡したその後、散策をしていたリヴァイルは偶々ギルヴァら3名が武装して島の奥へと向かっていくのを目撃し、シーナ指揮官に詳細を尋ねたところ、どうやら島の奥に悪魔らしい反応を察知したとのことであり、リヴァイルは興味が半分、もう半分は子供らやアイソマーたちの安全確保のため彼らと合流することにし、自身は以前貰ったレパリーレン・コネクションとM92F CⅡ型を持参し、元々万が一の戦闘要員であるリバイバーも連れて行き、現場であるボロ船へとしたのであった。

 

「なんつーか…幽霊船って感じだな」

 

「まぁ私がいる時点で既に幽霊船だろう」

 

そんな軽口を叩きつつ、合流したメンバーと共に突入するのであった。




あっちもう戦闘始めてんのにまだ導入ってどうなってんだよ自分…
まぁ書きたいことあったからね、仕方ないね。

近いうちに裏編に本格参入してきます。
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