人形達を守るモノ   作:NTK

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お久しぶりです。

新居の引越しや新しい職も決まりようやく再開します。
そして、というかまたまたコラボの参加でございます。
今回の主催はアーヴァレスト様です。

その前日譚を投稿しますが、原作キャラの生存ルート入ります。


Code-161 極東救出作戦-プロローグ

いつかのバカンスから半年以上が経過し、グリフィン本部ではリヴァイルを中心にパラデウス撃滅に力を注いでいた。

彼らの存在を公表したことにより、市民や協力者からの目撃情報が相次ぎ、シンパの確保や基地の破壊活動が円滑に行われ着実に彼らの力を削いではいるものの、入手した情報には詳細は不明だが、強大な兵器を所持していることやアブノーマルのような存在と手を組んでいる可能性が露見されたため、油断はできない状況ではあった。

 

さて、パラデウスと戦闘するということは当然ながら彼らの兵力であるネイトとの戦闘は避けられないのだが、すでに幾度となく常識を超えた勢力と何度も戦ったことのあるうえ、肉体を得たOGASであるダンドリーの力もあり、彼女らを容易に捕えることに成功しつつあった。

 

Welcome to the family, daughter(お前も家族だ)

 

「うぐっ⁉︎」

 

「…確保完了。OGASも吸収したし、いつも通り保護区に搬送後、抑制装置や武装の解除と自我を戻せばいいのよね?」

 

「その通り、あとは色々調べて問題なければそのまま保護区で生活だな」

 

ネイトの部隊を無力化したリヴァイルとダンドリー、リバイバーは倒れたネイトたちを拘束しつつ保護区へと輸送して行った。

彼らの会話から分かる通り、リヴァイルの研究やネイトの確保の際にOGASの吸収を繰り返しその力を強めたダンドリーの協力の結果、一般的に黒ネイトやノーマルネイトと呼ばれる、自我を剥奪された下位個体ネイト達の自我を取り戻させることに成功し、彼女らに施されていた洗脳も解くことも容易になり、事情聴取と一定期間の監視を経た後にネイト保護区での生活を送るようになっていた。

 

先に保護されたアイソマー達も、姉との再開や一緒に暮らせることにに喜び、ネイト達も自我を取り戻したことにより感情が豊かとなり、妹達であるアイソマーを初めは見捨てたり侮蔑していたことを悔い泣き崩れる者が多数いたが、いまではその分たくさん可愛がっていたのであった。

 

そんななか、ある日リヴァイルらはパラデウスに追われているという避難信号が送られた地区へと急行すると、パラデウスの機体が何かを探すかのように彷徨いていたのだが、その大半がドッペルやグラディエーターなどの重機体、しかも赤く塗られた肩の色からしてアイソマー救出作戦時に投入された感染させたリヴァイルのクローンを素体にした強化機体にリヴァイル達は違和感を感じていた。

 

「ただの追跡部隊にしてはやけに大掛かりだな?」

 

「つまり、奴らは確実に救難信号の主を抹殺したいって事ね。探してると言うことは救出対象はまだ生きてるわね」

 

「パラデウスの機密を握ってるか、重要な立場にいた人物か…どのみち奴らは殲滅しなきゃな。リバイバー、近くにそれらしき反応は?」

 

「2時方向にそれっぽいのがいる」

 

「了解。私が一撃喰らわせるから、キミらは残りを頼む」

 

そう指示するやいなや、リヴァイルはビトレイアルⅠを起動させた。

バカンスの際、幽霊船での戦闘でその姿を変貌させたビトレイアルⅠは始めこそその変化はあの一夜のみと思われたが試しに後日起動させたところ、その姿を留めており、有り難くその力をパラデウス殲滅に利用させてもらっていた。

 

両手に携行銃火器、肩には四基の大型キャノン付きバインダーの計六門の砲口がパラデウスの部隊をロックオンし、エネルギーを溜めていた。事態に気づいた彼らがリヴァイルを発見し砲撃を加えるが、リバイバーの電磁フィールドやニモジン、マーキュラスの強化偏光障壁、ダンドリーのハッキングを受けた機体の肉壁により防がれていた。

 

「さらばだ…複製され、素体にされた私たちよ。せめて安らかに眠れ」

 

そう呟きリヴァイルはトリガーを弾き、砲口から光の暴流ともいえる量のビームが吐き出された。リヴァイルの改造により拡散機能をつけたそれらは狙い通りにパラデウスの機体をその防御機構諸共貫き、或いは飲み込んで爆散させていった。

十数秒程の照射を終えるとパラデウスの部隊は壊滅状態であり、僅かに残った機体も中破しており、それらもすぐにリバイバーらによって撃破された。

 

その後、反応のあった建物内を捜索していると、ダンドリーがあることに気づいた。

 

「…!リヴァイル、この先にいる救出対象…ネイトよ」

 

「ネイトだって?益々わからないな。脱走したとはいえ、ネイト一人にこんな大部隊を差し向けるとは…」

 

(その大部隊を瞬殺した奴が言うなよ…)

 

その時、物音が奥から聞こえ、反射的に一行が銃器と明かりを向けるとそこには…

 

「ヒィ⁉︎あ、あの…抵抗しませんから……撃たないで…ください…!」

 

白いドレスのような服に、白い花の髪飾りを付けたネイトと思しき女性が涙目…と言うより半べそ状態で震えながら座り込んで両手を挙げていたのであった。

 

「……重武装を向けたこっちも悪いけどさ…お前さん、ホントにネイト?」

 


 

無事に保護したネイトだが、『マハリアン』と名乗っていることから上級ネイトかと思われたが、彼女の話はその予想を上回っていたのであった。

 

『最上級ネイト』、現在保護しているネイトらとは一線を画した存在であり、それぞれの個体が個別のクローン、もしくは拉致した人間を改造・洗脳したものであり、それらの前では他のネイトは道具以下の扱いであり、殆どが残虐な性格をしてるのもあり、曰く命令を聞き返した、あるいは返答時の僅かな言葉の言い方が気に食わなかっただけで首を刎ねられたり、作戦ミスをしようものなら連帯責任で全員処分されたりと散々な扱いをしているようであった。

 

マハリアンもその最上級ネイトではあるが、戦闘能力は皆無であり、彼女の役割はE.L.I.D患者をタダで治療してそれを餌にパラデウスへ引き込む役割を担っていたが、患者らに触れていくうちに自身の行動に罪悪感を覚えたことと、リヴァイルの告発により患者らに不信感を抱かれたことを機に脱走を企てたが最上級ネイトという重要機構である彼女を追跡すべくあれだけの戦力を投入したといったわけであった。

それを聞き、真っ先に怒りを露わにしたのはニモジンとマーキュラスであった。

 

「あのシスコンロリコン糞野郎…‼︎何が『お前たちは最高の娘だ』よッ‼︎最上級ネイトなんて一言も話してなかったじゃないの‼︎」

 

「あんな口先だけの野郎のとこ、抜けて正解だったわ…‼︎」

 

FU○K YOU‼︎と虚空に向かって両中指を突き立てる二人を他所に、リヴァイルはある嫌な予感を感じたり、マハリアンに質問した。

 

「なぁマハリアン。その最上級ネイトだが、もしや……

 

 

 

 

 

 

()()()()()()()()()()()()()()?」

 

『ッ⁉︎』

 

「はい…います…。それも、複数…」

 

「なるほど…強化パラデウス兵の素体はその過程で生まれた失敗作か…ウィリアムめ、リコリスと同等かそれ以上に私を嫌っているな」

 

話によると、そのリヴァイルベースの最上級ネイトたちは一括りで【ロキプラ】と呼称されており、最上級ネイトたちの中でも特に下級ネイトへの扱いがぞんざいであり、ほぼ日常的にネイトを虐待していると聞き、リヴァイルはさらに憤りを見せていた。

 

「あの野郎め、私がネイトやアイソマーを保護してると聞いてそんな性格にしやがったな…‼︎尊厳破壊も良いところだ、必ず見つけ出して始末してくれるッ‼︎」

 

その後、いくつかの質問をしたのちマハリアンは保護区行きとなり、彼女の持つE.L.I.D治療の知識は協力関係にある基地に共有されていった。

なお余談ではあるが、元々いた場所の環境が最悪だったためか、保護区でのあまりの待遇の良さ(具体的には美味な食事や周りの人及び姉妹たちの優しさ)にマハリアンは嬉し泣きをし、アイソマーたちに慰められるといった珍事態が発生したという。

 

「うぅ…みんな優しい…!」

 

「泣かないでマハリアンお姉ちゃん…」

 

「今更だがパラデウスって、メインカラーは白だが中身はどブラックなんだな…」

 


 

マハリアン保護から数日後、リヴァイルにシャマール指揮官から連絡が入ってきた。どうやら、人類初のコーラップス完全適合者である川崎和紗と思われる少女がウラジオストクで幽閉されているらしく、彼女の奪還を日本政府に依頼されたものの、事態を知っているパラデウスが新ソ連と共に彼女を手にすべく動いているため、協力を依頼したそうであった。

 

「パラデウスが関わってるとなれば参加しない理由がないな。ちょうど奴らに腹を立ててたところだ。極東の地を奴らの血で奴らの大好きな色に染めてやる」

 

《そう言うと思って、すでに支援物資を届けてある。そろそろ届くはずだ》

 

「リヴァイル‼︎なんかガン○ムみてーなのが四機届いたぞ⁉︎」

 

《いや、それはガ○ダムではない(キリッ)そのうち二機は作品からして違うしな。作戦は三日後だ。それでは》

 

届けられたのはアーマータイプのデバイスでそれぞれ、ムーンライト・ジャッジ、ジェネシス、ディスティニー(ハイネカラー)、アストレイノワールというものであった。

 

「確かに種系はOS名がアレであってガンダ○って呼称じゃないけどさ…」

 

「で、メンバーはどうする?相手が相手だしバレットらには休んで貰いたいから、私とリバイバーとダンドリー、ニモジンとマーキュラスは…出る気マンマンだな。となるとデバイスが一つ余るが…」

 

「あの…私も行かせてください‼︎」

 

「フラーム⁉︎大丈夫なのか?」

 

「はい。訓練もある程度受けてますので平気です。それに…私や姉妹たちを見捨てたお父様…いえ、ウィリアムとその組織は許せませんし何より…リヴァイルさんの遺体を利用して酷いことをしてるなんて、絶対に許せません‼︎」

 

「…わかった。その代わり、あまり私から離れるなよ?」

 

その後、デバイスは順番にダンドリー、フラーム、ニモジン、マーキュラスが使うことにし、またいざという時にパージして自律稼働できるように改造を施して時が来るのを待ちそして三日後、シャマール指揮官の元で彼らはウラジオストクへと向かっていったのであった。




というわけでマハリアンを保護しました。原作でのヤベー姉妹は心配ありません、理由はのちにわかります。

そして存在が明かされたリヴァイルベースの最上級ネイトら【ロキプラ】ですが、こちらの由来は

ロキ+蝙蝠の学名キロプテラ【Chiroptera】からです。

トリックスターの代名詞であるロキと御伽話でコロコロ立場を変える蝙蝠。
正規軍→国連→パラデウス→グリフィンと居場所を変え、その能力で色んな情勢をかき乱したリヴァイルベースのネイトにふさわしい名と思ってます。

当然、今回コラボの敵として参加します。詳細は後ほど。

なおそして貰ったデバイスのうち、ジェネシスはRCW ジェネシスと調べれば出てきます。

次回から本格的に参加いたしますのでよろしくお願いします。
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