さーて、周りも暴れてますし、こちらもやってやりますよー。
「流石に奇襲されるだろうなと思っていたが、いきなりカ○コンされるなんてな。パイロットくん、平気か?」
「あ、あぁ…助けてくれてありがとう」
「余裕ぶってる場合⁉︎早速他のメンバーと離れ離れになったのよ⁉︎」
平然としているリヴァイルにダンドリーがツッコミを入れているが、彼女の言う通り、開幕からヘリ部隊が残らず敵に撃墜され、他の基地のメンバーと離れ離れとなり孤立してしまっていたのであった。奇襲を察知したリヴァイルが咄嗟にパイロットを引っ張りながら指示を出したため死傷者はいないものの、予定ポイントより離れた敵地に孤立してしまったのであった。
「着弾時にヘリが腐食してた事から、やったのは報告にあったアブノーマルの一体と見ていいだろうね。どのみち大暴れするから逸れたことに関しては別に問題はない。…さて、さっそくおでましだ」
リヴァイルが指し示す方向には多数のパラデウスの兵器群と、E.L.I.D感染者が押し寄せてくるのが見えてきた。
「感染者…?連中、やりやがったな…‼︎さっさと片付けて…」
「待てリバイバー。試したい兵装があるから攻撃はそのあとだ。……射線上にネイトの反応は無し、味方も同様。少し離れててくれ」
リヴァイルは持ち込んでいた兵装を展開させ、大型の筒状となったそれを構え少し経つと作動させた。
何かが発射された様子は見えないが、重低音がすることとリバイバーのセンサーには熱を感じており、それらが敵勢力に到達し数秒するとパラデウス兵と感染者たちが一瞬膨れ上がると爆散していったのであった。リヴァイルは兵装を薙ぎ払うように振ると照射された順に次々に同様に四散していったのであった。
「…よし、粗方の敵は排除したな」
「えっと、リヴァイル?なに、それ…?」
「ん?指向性を持たせた強力なマイクロ波発生装置を奴らに浴びせて体内の水分を加熱・膨張させて四散させた。パラデウス兵の素体には人体があるから絶対に水分はあるし、武装も輻射熱で加熱されてセンサも焼けて誘爆するし、何より強力な電磁波で大概のシステムもお陀仏ってわけ。電磁波であるが故に偏光障壁も意味をなさないしな」
「…待て、それってまさかと思うが…」
「キミの思ってる通りだよリバイバー。これは携行し攻撃範囲を指定できるできるサイク□プスだ。私は人間を人間扱いしてない彼らを容赦なく殲滅する事にした。奴らに組する組織の者も同様にな。こうすれば、奴らの士気も下がるしな。無論、使う方も多少電磁波を浴びるため危険だから私しか使わないが」
容赦のない攻撃をしながらも淡々と話すリヴァイルに一行はやや戦慄しつつも、パラデウスの数々の行いを把握してる彼らもリヴァイルの考えは理解できるため、次の敵襲にそなえるのであった。
リヴァイルだけでなく、万能者やアッシェによる蹂躙劇を光学迷彩で姿を隠しているロキプラβは眺めていた。
「いやはや、凄まじいな。ある程度は予想してたがこうも直接目にするとねぇ…良し、ヘカトンケイルを出せ。それで削らせろ」
指示のあとすぐさま海上に三機ものヘカトンケイルが現れ、地上を薙ぎ払っていた。事前にリヴァイルや万能者といった優先攻撃対象は設定しているため、流石に三機もいれば誰かしらを倒せるだろうと思い場所を変えようとしたロキプラβだったが次の瞬間、耳をつんざくような爆音が聞こえ驚いて振り返ると、ヘカトンケイルの一機が既に万能者によって破壊されていたのであった。
「…ゑ?何をしたアイツ?防壁はどうしたんだ、まさか…もう既に突破できる策を⁉︎ただでさえ残り少ないってのに…!」
頭を乱雑に掻きながらぼやいていると、またしても爆音が響き渡り、嫌な予感がしながらその方角に顔を向けるとさらにもう一機のヘカトンケイルが爆散しているのが見て、その近くにはリヴァイルらの姿が見えていた。
僅かな時間の間に二機ものヘカトンケイルを失う光景を目の当たりにしたロキプラβはプルプルと体を震わせており、同行していたネイトらは明らかに激昂してるのではと思い距離を取ろうとしたが、そのうち何名かが怖いもの見たさというのか、その顔を覗きこんだ。すると、そこにあった彼の顔は…
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驚愕と焦り、混乱を含めたようなその顔に思わず吹き出しそうになるネイトらだったが、笑えば間違いなく殺されるため、必死に耐えていたのであった。
なお余談ではあるが、他の戦地にいるモリドーらの何人かも彼と似たような反応をしていたという。
(バカな…リヴァイル・ウィッカーマンにも対抗策ができてるだと⁉︎待て、これから来るであろうPownらは奴らより上の技能を持ってる上に、何体来るかわからないんだよな…)
ロキプラらは初めて、自分らのしでかしたことの重大さに気づき、顔を青くさせたのであった。
時間は少し遡り、万能者がヘカトンケイルを破壊したところを見たリヴァイルらも破壊行動を開始したのであった。
「ハッハッハ!流石だな万能者!ザマァみろウィリアムめ、金食い虫のヘカトンケイルを三機も投入したくせにもうやられてやんのw」
「で?奴を倒す術は何だリヴァイル?」
「こっちには奴の部品や一部の設計図を以前に手にしてるんだ、そこから奴と同系統の防御システムを積んだ特殊弾頭を作ってある。ソイツをぶつけると互いのシステムに干渉して対消滅起こして一時的にシステムダウンが起きるから、その隙にダンドリーが乗っ取っればアレはただのカカシとなる。じゃ、やるから準備してくれ」
リヴァイルは高速貫通砲弾モードにしたビトレイアルⅡを展開しその特殊弾頭をセットしてヘカトンケイルに向けて撃ち放った。放たれた弾頭はその防御システムにより射線上のグラディエーターやパトローラを消し飛ばしながら進んでいき、ヘカトンケイルに命中すると、ヘカトンケイルは着弾点から青白い光を放つとダラリと腕をぶら下げた。
「今だダンドリー‼︎」
「わかってる!」
すぐにダンドリーがヘカトンケイルのシステムに侵入し、コントロールを奪取し始めた。少しすると、彼女はニヤリと笑っていた。
「コントロールを奪ったわ!でも、10秒ちょいしか持たないからさっさとやりなさい!」
そう聞くやいなや、リヴァイルらは各々が手にしている銃器を構え、最大出力で撃ち放った。防御システムが無くとも堅い装甲を持っているのだろうが、それでも瞬く間に食い破られ、爆散していった。
「…ヨシ。あと一機は他に任せて先を急ごう。そろそろネイトも出てくるはずだ。無力化の準備を」
その後、向かってくるネイトを悉く無力化し確保していくと、フラフラと彷徨っている白ネイトと黒ネイトを発見した。どうやらアッシェに無力化されたらしく彼女らを保護すると、一度ネイトたちとパイロットを安全な場所に移させるため、シャマールらに連絡を取ったのであった。
リヴァイル、トンデモナイものを開発する。
まぁ逆に言えば、そこまで頭に来ているわけで…
ヘカトンケイル、一機撃破しました。あとのは任せます。