デートを期待した方すみません、クリスマスでも働くのは人間も人形も一緒なんです!
制圧作戦から一日が経ち、世間ではクリスマスムードの中、DG小隊はその後の後始末に追われていた。
まずリバイバーだが、左腕と右の爪先を欠損、さらにリミッターをカットした事による脚部の過負荷、他にも全体的にボディにガタが来ていたためオーバーホールを受ける事になった。(本人曰く、『前世』以来の大怪我との事である)
また、H&R社の更なる調査を行った結果、取り引き相手を選別している事がわかり、また例のテロリストは巧妙に身分を偽っており、H&R社がテロリストと結託している疑惑は晴れた。
しかし、リホーマーは最後に施設を自爆させ坑道は崩落、社員に罪を被らないようにし本人は死亡した。と、思われたが…
「リホーマーは生きてるかもしれない?どういう事だ?」
バレットの質問にリバイバーはホログラム越しに答える。彼は現在電脳空間内にメンタルモデルを入れてる為、このような状態だった。
「爆発する直前にバイザー越しに見てたんだが、奴の反応が文字通り『消えた』んだ。死んだにしては反応が変だったし、恐らくテレポートか何かで逃げたんだろうが…元々死に体の反応だったし、ワープ先で死んでる可能性も否定できないがな」
「なるほどな…」
「それで?お前さん、せっかくのクリスマスがこんな事になって、彼女さんは怒ってないのか?」
「いや、事の経緯を説明したら理解はしてくれた。だけど少し寂しげだったから埋め合わせはするつもり…って、何故それをお前に言わなきゃならない?」
「いや〜こちとら暇なんだよ。ボディが治るのに時間がかかるから仮のボディをペルシカが用意してくれるみたいなんだけどな。それまで…おい、どこ行くんだ?」
「まだ事後処理がある。一人でボディが来るまで待ってろ」
そういいバレットは部屋から出て行った。
なお、その仮のボディを見てリバイバーは
「…
と叫んだのは別の話である。
資料室に入ったバレットは先にいたスミス、レスト、ノアと共に事後処理を行なっていた。ウェイターはというと、別室でフィオナと共に報告書を纏めていた。
「にしても、後味の悪い作戦だったな…」
「そうですね、あの上官にしてもリホーマーにしてもそれなりの理由がありましたからね…」
「だが、そのおかげでこちとらクリスマスに仕事だからな…悪いな二人共、何か予定あったんだろ?」
スミスがレストとノアに声を掛けると二人はいいえ、と首を振って答えた。
「別に気にしてはないさ、こういう事もあり得るなとは思っていたしな」
「私もです。それに…レストさんと一緒に居れるならそれだけで大丈夫です」
ノアがはにかみながらそう言うとレストは顔を赤くして片手で覆ったあと、バレットに真剣な顔をした。
「隊長…これ終わったら休暇申請して大丈夫か?」
「大丈夫だ。それに、俺も申請する予定だ」
ちょうどその時、バレットの通信機が鳴り始めた。
「ん…?あぁウェイターか、どうした?……大丈夫だ。終わったらすぐ申請しな」
通話を切ったバレットにスミスが質問した。
「バレット、何となくわかるがウェイターは何だって?」
「休暇の申請だ。おおかた向こうも同じこと言われたんだろ」
「お前達息合いすぎじゃないか?」
その後、彼らは事後処理を終え、バレットらは休暇申請を提出、無事受理された。
────
その日の夜、スミスは部屋に戻る為、一人廊下を歩いていた。
(思えばリバイバー除けば恋人いないの俺だけなんだよな…なんかあいつら見てると羨ましくなるな…)
ふとスミスの脳裏に
(いやいや、確かに
そう考えてると部屋まで着き、扉を開けて電気をつけた瞬間、彼はギョッとした。
─リボンでグルグル巻きになったバルカンがベットで寝ていたのだ。
(は?え?何でいるの⁉︎ここ俺の部屋…だよな?)
スミスは一度部屋を出てここが自分の部屋である事を確認すると、ますます混乱した。
(まさか自分で?いや、バルカンはこんな事するような奴じゃないしな…とにかく、寝ぼけただけかもしれないから起こすか…)
スミスはバルカンに近づくと体を揺さぶって起こそうとした。
「おーい、バルカン起きろー」
「んにゃ…何だ…⁉︎ええっ⁉︎何でスミスがここに⁉︎あれ、これどうなってんだ?」
「それはこっちが聞きてぇよ…」
驚くバルカンを前にスミスは若干焦っていた。まさか
スミスが気になっていた人形、それはバルカンの事であった。
いやね、oldsnake様からこう言う提案をされましてね。あとは任せますよ?
続きは向こうで待っていてください。
あと、今回アンケートとります。