これ書いてる時にふと他に未実装の娘って誰がいるんかな〜と見てみたら
M82A1が居たんですよね。
ま、まぁうちのバレットは陸軍採用前の名前はM82A『3』だからセーフです。
むしろ面白いネタが出来たので結果オーライだったりします。
DG小隊にも一応休暇は存在する。普段は緊急時に備えて必ず一人は待機しているのだが、今回は珍しく五人全員が休暇となり、各々が自分の休暇を満喫することにしたのであった。
─バレットの場合─
「「「………」」」
グリフィン本部射撃場にてWA2000、SVD、M99はあり得ないものでも見るような目でバレットを見ていた。
10分ほど前、彼女達三人が射撃訓練をしている時にバレットが来訪、そのまま射撃訓練を始めたので性別こそ違うが同じライフル人形で、しかもDG小隊の隊長を務めている彼の射撃技術に興味があり見てみたのだが、まぁ規格外であった。
普通は伏せて撃つバレットM107を彼は
特に彼と同じセミオートの対物ライフルのM99に至っては
「よし…ん?君たち、俺に何か用か?」
「いやバレットさん、何で
「何でって…セミオートだから連射しているのだが?」
「WA2000が言っているのはそういうことじゃ無い。反動も大きいはずなのに何故私たちと同じように射撃ができるのかと聞いてるんだ」
「あ、そういうことか」
SVDの言葉でようやく理解したバレットだったが次に彼が言った言葉は彼女達の求める答えとは全く違っていた。
「簡単な話だ。
「「「ああ(ええ)」」」
「そして12ゲージショットガン、この場合同じセミオートのサイガがいいな。あれは狙えば立って連射しても当てられるだろう?」
「「「ああ(ええ)」」」
「だったら
「「「いや、そのりくつはおかしい(です)」」」
「
「火薬の量も違うから反動もだいぶ違うと思うのだが…」
「やっぱり体格ですか⁉︎体格の問題なんですか⁉︎どーせ私はちっこいですよッ‼︎」
「体格は関係ないと思うんだが…」
何言ってんだこの人はといった感じてまくし立てられるバレットだが(M99はただの八つ当たりだが)よくよく考えると彼の出身は16Labである。
彼を製造するにあたってペルシカ含む開発チームが訓練すれば人間でも腰だめで撃てるのだから人形の彼は立射で正確に当てられるようにしよう、いやどうせなら連射しても当てられるようにしようという天才、もとい天災達のアイディア(ロマンともいう)を採用した結果できたのが彼である。
ちなみに先ほどからWA2000が敬語なのは以前に彼からライフルの指導を受けた時の名残である。(ちなみにその時は伏せ撃ちだった)
「いつも立って撃ってるんですか?」
「いや、必要があればやるだけだ。さて、部屋に戻るかな。訓練頑張りな」
そういいバレットは射撃場から出て行った。そして彼は自室に戻ると引き出しを開けて中のDVDを漁る。
「これは前に見たしな…これにするかな」
バレットはDVDを取り出してプレイヤーに入れて再生させた。
射撃場に残った三人はしばらく訓練を続けていたがその途中でWA2000はあるものを見つけた。
「あら?これ、バレットさんのアーミーナイフじゃない」
彼は当然ながら接近された時用のサイドアームとしてアーミーナイフとベレッタM9を持っていた。(接近される前に作戦が終了してるか持ち替えずにそのまま至近距離でぶっ放す場合が殆どだが)おそらく立射してるときに落としたのであろうアーミーナイフをWA2000が拾い上げる。
(確か部屋にいるって言ってたわね…持ってきてあげよう。いや、別に感謝されたいとかじゃなくて、失くして困ってるだろうから持ってくるだけだから…って誰に言ってんのよ私はっ!)
そう思いWA2000はバレットの部屋まで歩いていく。そして部屋の前で髪を整えた後、扉をノックした。
「バレットさ〜ん?アーミーナイフを落としてましたよ〜…?開けますよ〜?」
反応がないのでWA2000は断りを入れてから扉を開ける。すると…
A"A"A"A"A"A"!!
「ヒイッ⁉︎」
バレットは映画を観ていたのだが、そのシーンが問題だった。
上半身裸で大の字に固定されて寝かされてる男が両手を装置の中に入れた状態でいた。しかも血が滴ってることからおそらくその装置で手を潰されてるだろう。そしてその男の腹目掛けて刃のついた振り子が勢いよく振りかぶって男の腹を切り裂いていたのであった。
「ん?あぁWA2000か。どうしたんだ?」
「え、えっと…アーミーナイフを落としてたので届けに…」
「アーミーナイフ?…あ、本当だ。ありがとう」
「あのバレットさん?何を観てるんですか…?」
「S○W5。一緒に観るか?面白いぞ」
「いや、遠慮しておきます…失礼しました」
若干涙目になりながらWA2000は部屋から出ていく。
そしてさっきの映像を思い出して弱々しく壁にもたれる。
(バレットさん、ああいう映画が好きなんだ…違う意味で意外だわ…う、ちょっと吐き気が…)
対人戦闘が主なバレット達と違い、鉄血人形との戦闘が主な任務の彼女にとってあの手の映像はかなり刺激が強すぎたようであった。
ちなみに彼の引き出しの中にはSA○シリーズ以外にもホ○テルシリーズ、死○のはらわたシリーズなどのスプラッタ映画が入っていおり、訓練後にそれらを視聴するのが彼の休暇の過ごし方であった。
─スミスの場合─
「火力不足?」
「そーなんだよねー。同じリボルバーのよしみで何かアドバイスないかなー?」
スミスに向かってそう話すのはコルトSAAであった。休暇をどうしようかとその辺をうろついていた彼を彼女が相談があるといって連れ出し、今に至っていた。
彼女が言うには、普通の鉄血になら問題ないのだが装甲兵相手だと歯が立たずサポートしか出来ないのでどうすれば良いかアドバイスをもらいたいというわけである。
「ふむ…確かにそういう事なら俺に相談したのは正解だな。俺の銃は世界最強の拳銃と言われてるからな。でも基本俺が相手するのは人間だぜ?鉄血、それも装甲兵なんてあまり戦ったことないんだよな」
「その時はどうだったの?」
「任務途中で遭遇したからセミジャケッテッドホローポイントと普通のセミジャケットしか無かったから中々装甲が抜けなくて大変だったな。割とマジで死にかけたけど、なんとか倒せたな」
スミスが使うS&WM500は大口径弾のため、近距離かつ装甲の比較的薄い箇所、そしてフルメタルジャケット弾という条件下なら装甲兵の装甲を貫通して倒す事は一応は可能である。だが先に述べたとおり彼は対人戦がメインであるため弾丸もそれに合わせてるので装甲兵と遭遇したりするとかなり苦戦する羽目になる。
「え〜、スミスさんでもそれじゃあ私じゃどうにも出来ないじゃん〜」
ぐで〜と机に突っ伏すSAAにそうでもないぞ、とスミスは声をかける。
「確かに俺と
スミスは右手に持ってた銃を一回転させて、SAAに向き直る。
「『相手が死ぬまで撃ち続ける』。これに尽きるな」
「お〜!カッコイイ〜!」
「だろ?」
「ありがとう、だいぶ参考になったよ!じゃあね〜!」
SAAはご機嫌でスミスに手を振りながら帰っていく。彼のアドバイスはのちに彼女が同じ基地の仲間に教えるのだが、それは別の話だったりする。
(てか、カッコつけたけど先人へのアドバイスが結局ただのゴリ押しで良かったのか?まぁ、本人が満足してるならいっか)
「さ〜てどうすっかな〜。バレットは今頃スプラッタ映画観てるだろうし、レストとノアはデート、ウェイターはメンテだっけか?誰かカフェにでも誘おうかな。でもみんな訓練やら任務やらで忙しいからな〜」
独り言を言いながらスミスはまた本部内を彷徨きはじめた。
そんな彼を複数の男性職員が見ていた。
「まーたあいつ人形誘おうとしてるよ」
「しゃーねーよ、スミス達モテるんだから。彼女らからすればDG小隊はヒーローみたいなもんだし」
「まーな。実際話してみたけど良い奴らだし。でもまぁ正直…」
「「羨ましいなぁ…」」
ノアを除いたDG小隊の四人は珍しい男性型戦術人形であり、また、彼らの主な任務内容が彼女達に危害を加える存在の殲滅や人形の救出であることもあり、彼らを知っている戦術人形からの人気があった。ただし、レストはノアと付き合っている為、必然的にバレット、スミス、ウェイターへの人気が集まっていた。中でもスミスは元々人当たりが良く、彼自身も彼女達と話したり出かけたりのが好きだったりするのでスミスにはガールフレンドが多かったりする。
誰かいないかな〜と散策していると、一人の人形を見つけた。
「よっアストラちゃん。何してんだい?」
「あ、スミスさん。ちょっとお腹が空いて食堂に行こうかなぁ〜って」
「なら俺とカフェ行かない?奢るよ」
「本当ですか⁉︎行きます行きます!」
「決まりだね、じゃあ行こっか。(自分で誘っといてあれだが、この娘簡単に食べ物で釣られて大丈夫かな?心配だな…)」
ご機嫌でスミスとカフェに行くアストラを見て先ほどの職員二人は
「オイオイオイ」
「死ぬわアイツの財布。よりによってアストラちゃんを食事に誘うなんて」
「いや待て、あいつの事だからアストラちゃんがよく食べる娘だと知ってて誘ったんじゃ…」
「…そういやDG小隊って結構な給料貰ってるって聞いたな…」
「「…チッ!リア充が」」
そんな二人の嫉妬なぞ知る由もなく、スミスはアストラを連れてカフェへと向かうのであった。
自分はスプラッタ映画は興味あるんですが、実家暮らし+歳の離れた弟がいるので中々見れないんですよね。
続きは後編で。
以下、自分のイベント時の出来事(2-4e)
「赤ゴリアテ来るな赤ゴリアテ来るな」
(◎ ◎)<抱きしめたいな、グリフィン‼︎
「ア"ア"ア"ア"!!」
これを十回くらいくらいました。
諦めて1-3e周ります…(泣)
赤サイ○イマン滅べ(切実)