人形達を守るモノ   作:NTK

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新作書いたり重めの風邪ひいたりで遅れました。

ホワイトデー回です。リア銃注意でお願いします。
(予約投稿です)


Code-61 バレンタインのお返しに

3月14日、極東の島国ではホワイトデーといい、バレンタインのお返しをする日でありバレット、レスト、ウェイターの三人も先月のお返しをしていた。

とはいえ、バレンタインでは指輪とプロポーズという最高のお返しをしたがそれはそれであり彼らはそれぞれの相手にお返しをするのであった。

レストがノアに渡したのはシンプルなバタークッキーとキャンディであった。

クッキーの作り方はウェイターやホーテン達に教わりながら作ったものであった。初めてノアから貰った時からずっと作ってきたため、出来栄えは悪くはなかった。

 

「今年は少し味を変えてみたんだが、どうだ?」

 

「充分美味しいですよ、レストさん」

 

結婚してから二人は何か変わったかというと言えば特に変わっていなかった。元々結婚前からオフの時はお互いベッタリしている為に呼び名を変えたりはせずそのままの関係といったところであった。

その後黙々と何枚かレストに分けてクッキーを食べたあと、ノアはキャンディを取ろうとしたがレストがノアが取ろうとしたキャンディを摘んだ。

 

「…?」

 

レストの意図がわからなかったノアだが、レストが包みを開き、軽く咥えてこちらに顔を近づけたところで彼が何をしようとしているかわかり、ノアは顔を赤くして慌て始めた。

 

「レ、レストさん⁉︎その、本気ですか⁉︎あ、ちょっとまって…むぅ⁉︎」

 

心の準備をする前にノアの唇は塞がれ、キャンディを口の中に入れられた。

それだけでは終わらず、レストは舌を絡ませキャンディが溶け切るまでそのままの状態でいた。やがてキャンディが溶け切るとレストは唇を離すと、流石に刺激が強かったのかノアは目を蕩けさせていた。

 

「ハァ、ハァ…えっと…なんで、急に…?」

 

「たまにはこういうのも良いと思ってな…嫌だったか?」

 

「いえ……レストさん、その…もう一回…してもらっていいですか…?」

 

「…っ!わかった、口開けな」

 

結局二人はキャンディが無くなるまで続けることとなった。その後クセになったのか、時折レストに頼み込むようになったノアであった。

 

────

 

「…これ、ウェイターが作ったの?」

 

「ええ。こういうものがあると聞いて作ってみたのですが、どうでしょうか?」

 

そう話すウェイターがフィオナに差し出したのはステンドグラスクッキーというクッキーの枠に飴が溶けて固まっており、その名の通りステンドグラスのような見た目をしたクッキーであった。

 

「あなたが料理が上手なのは知ってたけど…すごいわねこれ。なんかいろいろと負けた気がするわ…」

 

「あっと…その…」

 

「いいのいいの、私のために頑張って作ってくれたんだから。さっそく頂くわね」

 

フィオナはクッキーを一つ取り食べ始める。しばらく沈黙が続く中、ウェイターが恐る恐るフィオナに尋ねた。

 

「味見はしてありますが…口に合うでしょうか?」

 

「…美味しいわよ。ありがとうウェイター」

 

その後クッキーを食べ終えたフィオナはウェイターに話しかける。

 

「ねぇウェイター。子供とかってどう考えてる?」

 

フィオナのいきなりの発言にウェイターは慌てふためいた。

 

「こっ子供⁉︎えっと…まぁ、できればって考えていますが…何故急に?」

 

「D08にウェイターの姪がいるって聞いてから考えてたんだけど、最近になってユノ指揮官が妊娠したり結婚式に来てたリーって子がウェイターのお兄さんだったりしてから家族が増えるっていいなって思ってきてね…もちろん今じゃなくていいわ。こういう事は早めに言っておこうかなって思ったんだけど…迷惑だった?」

 

「いや…迷惑ではありませんよ…まぁその辺りは追々って感じですかね。リバイバーがあらかた過激派を殲滅したとはいえ、油断は禁物です。もう少し周りが落ち着いたらですかね…」

 

ちなみにこの二人だが、ウェイターが民生人形だった頃から既に行き着くとこまで行っているのであとはウェイターに施術を行えばあとは周りの状況次第であった。

 

────

 

「アスター、これ…ホワイトデーのお返しだ」

 

「ありがとうバレット」

 

バレットがアスターに差し出したのはクッキー…ではなくブレスレットであった。嬉しそうにしてるがクッキーでは無いことを少し気にしてるような顔をしていたアスターにバレットは非常に申し訳ない顔をした。

 

「あー…本当はクッキーを作ろうとしたんだ…だけど、何故かよくわからないナニカになったんだ…

 

実際、別に材料に妙なものを入れたわけでも分量や温度を間違えたわけでもないのに焼き上がったのをみたら禍々しいナニカになっていたのだ。

 

「いや、別に俺は料理下手とかじゃないからな⁉︎むしろ上手い方だったんだからな?だか急に出来なくなったんだ…ペルシカに聞いても原因がわからないみたいなんだ…すまない」

 

「そうなの…。あなたが料理が上手なのは知ってるわ。たまに隊の皆に料理を食べさせてるの何回か見た事あるから。それに、このブレスレットも綺麗で気に入ったから大丈夫よ」

 

アスターがそう励ますが、バレットは浮かない顔をしていた。

 

「本当は君にクッキーだけじゃなく、ちゃんとした料理を食べさせたかったが、この様子じゃ無理そうだ…ペルシカに対応を依頼してるが、原因不明な以上治るかはわからないそうだ…」

 

「バレット…」

 

割と本気で落ち込んでいるバレットを見たアスターはバレットに近寄り、抱きしめた。

 

「アスター?」

 

「大丈夫よ。料理が出来なくなったからってあなたの事を嫌いになったりしないわ。それに、ペルシカさんの事だもの、きっと治るわよ」

 

「…ありがとうな、アスター」

 

(それに、少しくらい欠点があるくらいが魅力がある、っていうのは秘密にしておくわ)

 

多少のトラブルはあったものの、それぞれ無事にお返しをする事ができたのであった。




何故だろう、段々レストとノアのやる事が大胆になってきてる…ま、特に問題ないからいっか!

バレットのメシマズ化は多分治ると思います。

新作のURL貼っとくので息抜き程度にどうぞ〜
https://syosetu.org/novel/216063/
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