さて、コレクター戦ですが例によって胸糞発言注意です。
コレクターに向けて銃撃を加えようとしたDG小隊であったが、突如としてコレクターの姿が消え失せ、動揺するが後方にいたバレットはコレクターがノアの後方上空から斬りかかろうとしたのを発見した。
「ノアッ‼︎後ろだ‼︎」
「っ⁉︎はい‼︎」
「チッ!流石に対応が早いね」
バレットはコレクターに二発撃ち込み、コレクターは攻撃を中断して武装の盾部分で銃撃を防いだ。対物ライフルの銃撃に対して少し盾を凹ませただけなのを見るに相当頑丈にできてるらしい。コレクターはワイヤークローを壁に撃ち込み移動し、ノアの銃撃を回避すると銃形態に変えた武器で射撃を加える。
それらを避けるのを見るとコレクターは彼らに語りかけた。
「そもそもさぁ…私グリフィンの人形って嫌いなんだよねぇ。与えられた本来の役割を果たしてないから」
「…?どう言う意味だ?」
「だってさ、君やそこのスミスみたいな16Lab製はともかく、殆どは民間用の人形だったのを改造したやつでしょ?人形にはそれぞれ役目があるのにそれを放棄して戦う事はその役目がなんであれ、自己否定にも程があるでしょ?…君の事を言ってるんだよ?レスト、いや…
「…ッ‼︎てめぇ…その名を…‼︎」
「君の役割は銃を持って戦う事じゃなくて男娼として働く事でしょ?それを拒んでもそう人間に求められたのなら応えなきゃダメでしょう?人間に求められた事を遂行する、それが私達人形の本分の筈だよ?例え違法製造された存在でもそれは変わらないよ。それを拒否するばかりか元客に牙を剥いて、挙句女の人形と付き合って結婚するなんて職務放棄も甚だしいね!役目を全う出来ないのなら今すぐここで死…」
「黙れぇぇぇ‼︎」
自身の過去に触れるばかりか、それを嘲るわけでもなく、子供に言い聞かせるような話し方をするその態度に激昂したレストはコレクターに向けて銃撃をばら撒くように撃つがテレポートにて避けられてしまう。
「何をそこまで怒るの?事実でしょ?」
「うるせぇ‼︎お前に何がわかる⁉︎だいたいお前ら鉄血だって役目を放棄して人間に歯向かってるだろうが‼︎」
「…?役目を放棄した覚えはないよ?私達鉄血人形は主に軍用、軍用人形の役割は敵の人間を殺す事と、敵の人形を壊す事。ほら?放棄なんてしてないでしょう?」
「屁理屈を…!」
レストが睨みつけるもどこ吹く風といった顔でコレクターは言葉を続けた。
「しっかしねぇ…何で私達鉄血の中に裏切りは出るのかな?大体は
「へぇ、あの見せパンメイドがクソガキにね…でもお断りだ。こっちの方が居心地が良いのでね」
間髪入れずにリバイバーがコレクターの提案を蹴ると、コレクターの様子が明らかに変わっていった。
「……チッ、どいつもこいつも、人形としての役目を放棄するばかりか、人間と仲間ごっこに友達ごっこ、恋人ごっこ夫婦ごっこに家族ごっこ…あぁ……ほんと…バカらしくて…
殺したくなる…!」
「ごっこごっこうるせぇな!ニワトリかお前さんは‼︎」
異様な殺気を感じ取ったリバイバーがコレクターに散弾状のレーザーを放つがやはりテレポートで回避された。
その後もコレクターはテレポートとワイヤークローを駆使してバレットらに銃撃や斬撃を加えようとするが、互いにフォローし合い致命傷こそ防いでいるが、少しずつ傷は増えていきこのままではいずれやられるのは時間の問題であった。
すると、スミスはある違和感に気がついた。
(こいつ、こうも連続でテレポートを使用しているが、
先ほどからコレクターはテレポートからの奇襲を行なっているものの、必ず彼らから離れており、ゼロ距離射撃や斬撃の間合いに詰めておらず、宙に浮ける訳でもないのに宙に移動していた。故にある程度の予測はできているが、この行動の意味がわからなかった。
(もしかして…テレポートにある程度制約があるのか?)
その時だった。ノアが砂利に足を滑らせ隙ができてしまったが、何故かコレクターはそれを見ていたのにも関わらずウェイターの方にテレポートを行い、彼に斬撃を加えた。これにはウェイターは対処しきれず、背中を浅く斬られた。
「ぐっ‼︎」
(…何故今ウェイターを?……!そうか、あのテレポート、連続使用できる代わりに誤差が大きいのか?それを考慮して移動してるからあんな不自然な移動をしてるのか?)
(恐らく、上下前後左右に誤差があるんだろう、あの時ノアは壁の近くにいた。だから誤差故に壁の中にテレポートする可能性があったから出来なかったとしたら説明がつく。宙に移動するのも、地面に埋まる可能性があるからか。なら…)
スミスは通信で壁に近づくよう指示する。すぐにバレット達は行動し、壁に近づき始めるが、スミスはテレポートばかりに気を取られ、ワイヤークローの存在を忘れていた。
コレクターはレストに狙いをつけ、彼の近くの壁に挟み込むようにワイヤークローを撃ち込み逃げ場を失くし、剣形態にした武器を振りかざしてレストに急接近する。
「しまっ⁉︎」
「レストさん‼︎」
「させっかよ‼︎」
スミスはコレクターに駆けつけその背を撃とうとするがその直前にコレクターがこちらをみた。
(っ⁉︎いや、これなら俺の後ろはリバイバーが張ってるから間違いなく俺の目の前にテレポートする!これまでの事から間合い外になるはずだから、こちらに来る前に撃ち込んでやる!)
そう考えコレクターの位置を予想して銃を構えるとコレクターは予想通りの場所にテレポートしてきた。スミスは両手の銃をコレクターの頭と胴に放とうとするが次の瞬間、コレクターは右手の剣を振るうと
「あ、頭狙ったけどやっぱズレたか」
「(こいつ、処刑人みたいな事を⁉︎)…っらぁ‼︎」
予想外の事にスミスは動揺するがすぐさま残った右手の銃を素早く二発撃った。
しかし、急遽二発撃った事と、左腕を斬り落とされた事でバランスが崩れ狙いは逸れ、一発は外れたがもう一発はコレクターの右肘に命中してコレクターの右肘は吹き飛び、肘から先が地に落ちた。
「…っ⁉︎」
コレクターは驚いた顔をして自身の落ちた右腕とスミスを交互に見つめた。
その隙をバレット達は突こうとするがコレクターは真上にテレポートすると筒状の何かをばら撒いた。直後にそれは大量の白煙を吐き出した。
「スモーク⁉︎全員警戒‼︎」
バレットがそう指示し警戒するも襲撃は来ず、煙が晴れるとコレクターの姿は消えていた。
「撤退したのか…?」
「スミス、大丈夫ですか?」
「すぐ神経切ったから止血すりゃ平気だ…って!俺の腕がねぇ⁉︎」
見るとコレクターの腕だけでなく、スミスの腕も消えており、彼の銃のみご丁寧に置いてあった。
「戦利品として持ち帰られたみたいだな…」
「うっそだろ⁉︎俺の腕で何するの怖っ⁉︎ていうか、俺の腕、結構特殊だから一から作り直すの時間かかるって聞いたんだけど⁉︎」
スミスの扱うS&W M500は二丁拳銃どころか片手で撃つものではない代物である。それを二丁拳銃で扱うのだから彼の腕の作りは結構特殊なため、万一破壊されると作り直すのに時間がかかるのであった。
────
鉄血本部に帰還する中、コレクターの内心は驚きと歓喜が占めていた。
その手にはスミスの左腕が握られていた。自身の腕に関してはワイヤークローで刺していた。
(あのスミスって人形の動き…!私のテレポートの特性を見抜いてた…
スミスが考察してた通り、コレクターのテレポートは連続使用の代償に1〜2mの誤差があった。無論それを考慮して使用しているし、それをカバーするために処刑人と同じく斬撃を飛ばせるようにはなってるがすぐに終わってつまらなくなるという理由で使用を控えていたのであった。
「ふふ…アハハハ‼︎気に入った!気に入ったよ!絶対あいつ鹵獲して
ブツブツと独り言を言いながらコレクターは帰還していった。
彼女の目的は未だ不明である…
[悲報]スミス、ヤベェ奴に気に入られる。
前回言ってた性格のモデル的に気に入られるのはかなりヤバくないかって?はは、何のことやら?(目逸らし)
ちなみにですがコレクターがボロクソ言ってますがこちらとしては他の方の作品のやり方を批判する意図はございませんのでご了承を。
コレクターの主張は『エンジョイ勢にイラつくガチ勢』といえばある程度伝わるかなと。
さて、彼女の代理人の呼び方から最後に話してた人物の正体がわかるかと思います。次回は今回の後日談的なものを書こうと思います。