人形達を守るモノ   作:NTK

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コラボ回その二です。
前回に続いてリバイバーが大暴れいたします。
初め少しおふざけ入ります。


Code-68 大規模補給路破壊作戦─中章

またさらに対空兵器を破壊し、次の目的地まで進んでいくリバイバー達だが、ある異変にリバイバーは気づいた。

 

(さっき爆発音がした後、ヘリの音が消えた…対空兵器じゃないとすれば、援軍、それも腕の立つのが来たか…?)

 

そう考えた時であった。ロケット弾が飛来し、間一髪コンダクターが撃墜して事なきを得たが、その方向を見ると先ほどとは違うP.A.C.Sが三機、ホバー移動でこちらに向かってきた。

 

(こいつらが援軍ってわけか…!武装はロケランに機関銃、改良機の上に使い手の練度は高そうだ…)

 

「いたぞ!リバイバーとその仲間だ!」

 

「この前の奴らの仇、ここで討ってやる!」

 

そう叫ぶと彼らは散開して機関銃で攻撃を仕掛けてきた。三人はまず比較的動きの鈍いガルムを狙ってくるが、リバイバーがガルムに向けてF.E.F.Gを四つ飛ばし、電磁フィールドにて攻撃を防いだ。

 

「何っ⁉︎」

 

「ルインの強みはなぁ…武装が増えた分、自分も守れて味方も守れるとこにあるんだよ‼︎」

 

リバイバーはP.A.C.S改に向けて散弾レーザーを放つも避けられ、一機のロケランを破壊するだけに留まった。そして彼らはリバイバーを優先的に撃破しようと()()()になって向かってきた。

 

(ん?これって何ちゃらストリームアタックって奴か?)

 

訝しむリバイバーだが、この陣形には彼らなりに策があった。

 

(このまま突っ込めば奴が左右に躱せば後ろの二人が狙い撃ちにするのは見てわかる筈!なら奴は俺を踏み台にするしないに関わらず前に突っ込むしかない!)

 

(そうしたが最期、この機体に搭載された鉄血ですら動けなくなる電気ショック装置を作動させて動けなくなったところで仕留める!)

 

(さぁ、来やがれリバイバー!)

 

そう考えている間にも両者の距離は縮まり、あと数秒ほどで接触するという時、リバイバーは動き出した。

が、前に突っ込まず、後ろに飛び退くと普通にV.S.L.Cを撃ち放った。

 

「…ゑ?ぽへっ⁉︎」

 

縦一列なのが災いし彼らはほぼ同時に貫かれ、四散していったのを見てリバイバーは呆れた顔をした。

 

「バカ過ぎるだろ?白兵戦用じゃないのに前に進む奴がどこにいるんだ?にしても、少し気になる事があるな…」

 

───

 

アラマキ分隊と合流したバレット達はリバイバー達が遭遇したP.A.C.S改二機を相手に苦戦していた。元々は四機いたが何とか二機を撃破したが、彼らはリバイバーのような防御機構を持っていないため、安易に身を晒すことは出来ず、装甲車の残骸や壁に身を隠しながらチャンスを待っていた。

 

「(あまり手こずると援軍がまた来そうだ…)アラマキさん‼︎一機だけでも動きを何とか出来ますか⁉︎」

 

「わかった!任せてくれ‼︎」

 

アラマキはホバー移動している一機に目を付けると、腰につけた大振りの斧を投げつけた。投げられた斧はP.A.C.S改の脚部に命中し、バランスを崩して地面を派手に転がっていった。

 

「今だM134‼︎」

 

「了解‼︎食らえぇぇ‼︎」

 

M134は両手の愛銃を倒れたP.A.C.S改に撃ち込んだ。弾丸の雨嵐を喰らったその機体は小さな爆発音がした後、動かなくなった。

残った一機も動揺して足を止めたところをバレットがMK 211徹甲榴弾を装填した銃で連続狙撃をし、装甲が爆砕されひしゃげたコクピットに命中し、沈黙した。

 

「良し、次の場所に《あー、バレット、少しいいか?》ん?どうしたリバイバー?」

 

リバイバーから連絡が入ったバレットは通信を繋げリバイバーの話を聞く。

 

《そこにアラマキ分隊長はいるか?いるなら代わってくれ》

 

バレットはアラマキに通信機を渡し、通信を代わる。

 

《こちらアラマキ分隊長だ。どうかしたのか?》

 

《これからおたくの大型ドローン借りて敵司令部を吹っ飛ばすが借りて問題ないか?》

 

《それは構わないが…出来れば向こうの記録とかの証拠が欲しいのだが、理由を聞かせてくれるか?》

 

《向こうは援軍が来ているが、恐らく救援を受けてきたとすれば空爆が来ることはもうバレてると思う。俺が奴らならここを放棄して逃げる。ここを撃破しても奴らが生きてるならまたここと同等のものを造る可能性がある。だから逃げられる前に仕留めるってわけだ》

 

《なるほど…わかった。そういうことなら頼む》

 

《まぁなるべく施設を残すようにはしとく。それじゃ切るぞ》

 

リバイバーは通信を切断した。バレット達は残った対空兵器を破壊すべく移動を再開した。

 

───

 

リバイバーは補給部隊に連絡を入れて大型ドローンを要請する。しばらくして大型ドローンが到着し、ドローンのアームを自身の体に掴ませて固定させた。

 

「あー、ドローンの操作を俺がやる事はできるか?」

 

《えっと、少し待ってください…出来ました!》

 

「ありがとよ。じゃ、コンダクター、ガルム。あとは任せたぞ」

 

「了解」

 

「ガウ」

 

リバイバーは電脳内でドローンを操作して上昇し、空を駆けていった。当然こちらを見つけた過激派が撃ち落とそうとするが、F.E.F.Gを展開して防ぎ、逆に上空からレーザーを放ち、撃破していく。道中、P.A.C.S改の攻撃を受けているAODの部隊がいた為、P.A.C.S改を上から撃って撃破し、彼女達を手助けする。こちらを見たAODの司令らしき女性が声を上げた。

 

「支援感謝する‼︎それで、どこの部隊だ?」

 

「グリフィン所属のリバイバーだ‼︎仲間に俺を見ても撃ち落とさないよう連絡頼む‼︎」

 

「わかった‼︎」

 

その後バッテリーを交換したリバイバーは司令部らしき建物を発見した。バイザーの反応を見るにどうやら退避の準備をしているようであった。

 

(やはり俺の予想は当たったか!)

 

すでに彼らのうち何名かはVTOLに乗り込み、逃げようとしていた。

 

「逃がすかよ!」

 

リバイバーはV.S.L.Cを構え、VTOLに向けて撃ち放った。すでに離陸しかけてたVTOLだったが、レーザーに撃ち抜かれ、爆散していった。リバイバーはすかさずレーザーを連射し、残りのVTOLやヘリ、滑走路を破壊していった。

 

「これはおまけだ!お礼はいいから受け取りな‼︎」

 

リバイバーは司令部に向けて散弾状のレーザーを放った。雨のように降り注いだそれは司令部各所に当たり、次々に爆発を起こした。

 

《リバイバーより全部隊へ!奴らの司令部と逃走手段は潰した‼︎あとは残りを始末するだけだから気合入れな!》

 

リバイバーは地上に降りてドローンを補給部隊に帰還させた。

 

(あのまま上から撃ち放題も悪くないが、思ったより頭使うからな…)

 

周りに警戒しつつリバイバーはコンダクターらと合流すべく移動を開始した。




ロケラン持ってホバー移動してるならアレをやろうと考えてました。

大型ドローンで輸送してるって聞いて『それなら上に運んで貰えば上から撃てるんじゃね?』って思い付きましてね。
リバイバーは活躍する場が無かっただけで結構強いんです。特にルイン装備ですと余計に。
司令部や逃走手段潰しましたが不味かったら修正致します。
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