鉄血アーキテクトの処遇がメインですかね。
グリフィンに帰還した彼らはコレクターが暴露したユノ指揮官の出生について事情を知らない者たちに話せるところまでP基地の面々が説明したうえでこの事を口外しないよう箝口令を敷いた。JS9については別の任務があるというので帰還前に説明しておいた。
説明を聞いた者たちは多少驚いたものの、箝口令を了承し、バレットらDG小隊は救出に来てくれた者たちに礼を述べ、その場は解散となった。
帰還前にアーキテクトはバレットにある事をお願いした。
「ねぇ、鉄血にいた私がどうなったかわかったら教えてくれる?」
「元々連絡するつもりだったから心配しなくていい。わかり次第連絡する」
「ありがとう、じゃあまたね」
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医務室
解散してすぐバルカンはスミスの元に向かっていた。
医務室に入るとすでにスミスの修理は完了し、人工血液を輸血していた。
「スミス、大丈夫か?」
「ちょっと貧血気味だがそれ以外は平気だよ。助けに来てくれてありがとな」
「そりゃ…付き合ってるんだから、助けにいくのは当然だし…それに、スミスは何度も私を助けてくれたり、借金だって一部肩代わりしてくれたりしてるのに私は何も返せてないし…」
俯きながら話すバルカンだがスミスは手を伸ばしてバルカンの髪を撫でて微笑んだ。
「なに言ってんだよ、俺らって貸し借りで付き合ってる関係なのか?違うだろ?好きでやってるんだから気にするなよ」
「でも…「あーもうっ!」んぅ⁉︎」
言い淀むバルカンにスミスは顔を近づけキスをし強制的に黙らせた。
「見舞いに来たのにそんな顔するなよ、俺はお前が大事だから、お前が幸せならそれで充分なんだよ」
「あ…あぅ…わ、わかった…じゃ、私はこれで…大事にな…」
気絶こそしなかったが顔を真っ赤にしてバルカンは部屋を出て行った。その後彼女はある事が決まるのだが、それは別の話である。
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翌日、鉄血にいたアーキテクトは用意された簡素な部屋でじっとしていたが、そこへバレットとリバイバーが入ってきた。
「アーキテクト、お前の処遇が決まった」
「……私はどうなるの?」
「簡潔に言うと…
一週間の監視ののち、無害と判断次第ウチに入隊とのことだ」
「え?何で…?だって私は…」
アーキテクトはこの処遇に戸惑っているとバレットが説明を始めた。
「理由は三つ、一つ目はお前の記録からコレクターに酷い虐待を受けて強制的にあの盾を作らされたとの裏が取れたことから悪意がないと判断したこと。二つ目は入隊させることで事実上監視となること。三つ目は脅されたとはいえ、アレで多数の人形が不幸になった。だから人形を救うDG小隊に入り、活動することで償いとさせるためだ。といっても開発面の方で役立たせるつもりだ」
「それに伴って、俺やコンダクターもサポートチームから正式にDG小隊に入隊となったわけだ」
二人の説明を聞いたアーキテクトは未だにその言葉が信じられなかった。暴力で支配されてたとはいえあのコレクターに与した彼女が監視付きとはいえDG小隊に入るとは思わなかったのだ。
「本当に、いいの…?嘘とかじゃないよね?」
「このようなタチの悪い嘘は言わない。ちなみに断るなら別の処罰があるが…どうする?」
「入るよ、それで、たくさん人形を助けるような物を作るよ!」
「なら決まりだな。それにあたってP基地のアーキテクトと区別するように名前を考えてくれないか」
「名前?そうだね…ちょっと急過ぎてすぐ決められないから、あとでいい?」
「あぁ、構わないよ」
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アーキテクトと話しをしたあと、バレットはペルシカの元に向かった。彼女は回収したコレクターの残骸を調べていた。
「何かわかったか?」
「いいえ、こいつは元からあの性格だったってことくらいね。テレポート装置も完全に壊れてるし、利用できるものはなさそうね」
「そうか、ならすぐに廃棄か?」
「ええ。その前に、彼女が奪った指輪を持ち主が所属してた基地に返すつもりよ」
「その方が良い。頼む」
その後、コレクターの残骸は溶鉱炉にて跡形もなく処分され、指輪は元の基地に送り届けられたのであった。
というわけで、アーキテクトはDG小隊に入隊することにしました。
名前についてはのちに出す予定です。
コラボに参加してくださった皆様、本当にありがとうございました‼︎