人形達を守るモノ   作:NTK

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急に書けなくなって焦ったけどなんとか復帰出来ました。

今回はノアの様子とある準備を行います。


Code-80 診察と出撃準備

ある日、妊娠してから初のエコーなどの検査を行うため、ノアは診察室に訪れていた。

 

「では始めますので横になってください」

 

「はい」

 

ノアがベットに横になり、検査の準備をしているなかPPSh-41はノアの様子を見て考えた。

 

(お腹の膨らみ具合が通常の人形の妊娠のペースより早いですね…人形同士だから成長が早いと考えても早い…もしかすると…)

 

ある仮説を立てながら検査を行ったあと、彼女の仮説はある意味当たっていたことを知り、ノアにその事を伝えるとノアは驚いたあと、顔を綻ばせた。

 

────

 

お腹の子について大事な話があるとPPSh-41から連絡が行き、レストは診察室にやって来た。

何か悪い事が起きたのではないか、もしかして死んでしまったのではないかと悪い方ばかり考えてしまい顔色を悪くして待っているとノアとPPSh-41が入ってきた。

 

「…あー、レストさん?悪い知らせではないので安心して聞いてください」

 

「っ!そうなのか?良かった…」

 

レストがホッとして肩の力を抜いたところでPPSh-41は口を開いた。

 

「今回、呼んだのは先ほど行った検査の結果ある事がわかりましてね。ノアさんのお腹の子の成長が想定より早くて気になっていたのですが、エコー検査で原因がわかりました。

 

 

 

 

 

 

───ノアさんのお腹の中に()()()()()()()()()()()()()

 

微笑みながらPPSh-41がそう話すとレストは思わず固まってしまう。普通ならその言葉の意味は一つしか思い浮かばないのだが、先ほどまでネガティブな発想をしていたせいか軽いパニック状態となった結果、こんなことを口走った。

 

「えっと…もしかして、ウチの子はイカ人間…⁉︎

 

「え?」

 

「プッ!」

 

あまりにも奇想天外なレストの言葉にPPSh-41は固まり、ノアは軽く吹き出していた。その後PPSh-41はやや呆れたような顔で丁寧に説明し始めた。

 

「いや、そうじゃないです。第一、それなら悪い知らせじゃないですか…三つ子ですよ。今ノアさんのお腹には三つ子の赤ちゃんがいます」

 

「え…?本当、ですか?」

 

「はい、エコー検査以外にも色々検査してみましたが確実に三つ子です。普通、自然妊娠では三つ子にはならないのですが、恐らく人形同士故にそうなったと考えられます」

 

それからPPSh-41は二人に詳しい説明を行なった。

一つは当然ながら妊娠中及び出産時には一人の時以上のリスクが伴うこと、二つ目はこういった多胎妊娠は早産となる可能性が高いこと、そして三つ目がそれらを加味しても胎児の成長が早く予定より早く産まれるかもしれないとのことであった。

 

「具体的にはわかりませんが、恐らく三〜四ヶ月程で産まれるのではないかと」

 

「そうですか…それにしても、まさか三つ子とはな。ノア、大丈夫か?」

 

「ええ。どちらにしても子供は三人くらい欲しいなぁとは思ってたので、寧ろ大歓迎です」

 

「っ…そ、そうか、それは良かった…」

 

若干照れながら答えるレストとそれを見て微笑むノアを見てPPSh-41はこの二人なら無事に元気な子を産めるだろうなと感じたのであった。

その後、二人はこの事をバレットらに伝えると自分たちの事のように喜び、祝福したのであった。

 

────

 

数日後、ノアを除いたDG小隊全員に緊急招集がかかってきた。内容は概知、未知含む多数の鉄血ハイエンドモデルが部隊を引き連れてこの本社に向けて侵攻中、また一際大きな未知の個体、集合体(アグリエイター)と呼ばれる個体も向かっているとのことであった。

 

「まさか初の合同任務がこんな大規模なものとなるとはな…」

 

「ライ、一応何かあればすぐ連絡してくれ、可能ならカバーに入る」

 

「了解。バラージは二丁持ちで出撃。ジュッターレ、盾は投げないよう心がけろ。多数の敵相手にせっかくの防御手段を捨てるようなことはするな」

 

「わかっていますよ」

 

「ホントかぁ?すぐ忘れて投げたりすんなよ」

 

「忘れねぇよ‼︎」

 

バラージの発言に噛みつくジュッターレを他所にバレットはレストに話しかけた。

 

「レスト、今回お前は残れ」

 

「え?何故です隊長?」

 

「ノアに心配を掛けさせるな。お前の実力は認めるが、今回の作戦は危険過ぎる。無論それは俺らにも言えるが、万が一の為だ」

 

「…わかりました。ですが、必ず帰ってきてください。子供産まれたら初めに抱っこさせるつもりですので」

 

「ふっ…わかった。必ず帰ってくるさ」

 

そんな会話をしてる一方でリバイバーはペルシカに話しかけた。

 

「なぁ、今回俺はルイン装備か?」

 

「ええ。何か気になる事でも?」

 

「……いや、何でもない」

 

そう言うリバイバーだが、内心ヤベェと思っていた。

何故ならルイン装備で出撃した場合、奇数回で出撃する度に大怪我を負っているからである。。初出撃のH&R社制圧作戦では左腕と右の爪先を損傷、その後のDG小隊の結婚式前の過激派殲滅作戦は無傷、次の大規模補給路破壊作戦では達磨にされ死にかけた。前回のスミス救出作戦は無傷で今回で五回目、つまり奇数回である。

 

(しかも怪我の度合いが上がってるからなぁ…下手すりゃ死ぬかもな…いや、俺も強くなってんだ、そんなジンクス今回で無くしてやろうじゃねぇか!)

 

その後彼らは準備を整え、まず近隣へ避難の誘導を行うため急行して行ったのであった。




はい、三つ子ちゃんでございます。自然妊娠ではほぼ起きないってのはマジで調べましたよ。稀に自然妊娠でなる人いるらしいですけどね。

また、Rione様作『ドールズディフェンスライン』との大規模コラボに参加致します‼︎何か事前のやり取りがフラグっぽいけど気にするな!(某マジ○チアニメの魔王並感)

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