そして今回からある作品とクロスオーバーします。それに伴いタグを追加しました。
グリフィン本部のミーティングルームでDG小隊第二部隊の面々はヘリアンに呼ばれて集まっており、彼女を待つ間リーダーのライは真剣な顔で話をしていた。
「前回の本部防衛戦ではある程度の活躍はできた。しかし、まだ我々は経験と実力が足りない。知って通り、ノアさんとアスターさんが妊娠している為近いうちにレストさんやバレット隊長が育児などで常に戦線に立つ事が出来なくなる。彼らが安心して任せられるよう、力を付けていこう」
「確かに、過激派はだいぶ鳴りを潜めてはいますが、正体不明の戦力や鉄血にも新たな動きもありますしね」
「リバイバーもその関係で滅茶苦茶なってくらいの強化をされたって聞いたな。だからと言って彼に頼るわけにもいかないしな」
バラージとジュッターレが同意すると丁度ヘリアンが入室してきた。
「全員いるな。今回貴様ら第二部隊を呼んだのは、ある地区へ行って調査をしてもらいたいからだ」
ヘリアンは彼らにその地区のデータを寄越す。すると、ナロがそのデータをみて口を開いた。
「この地区は…旧デトロイトシティか?確かあそこはグリフィンの管轄外のうえ、独自開発の人形…じゃなかったな、アンドロイドを使ってる筈では?」
ナロが指摘した通り、その地区はグリフィンが統治してる地区ではなく、その地区に本社を置くサイバーライフ社が開発したアンドロイドと呼ばれるこちらで言う人形にあたる存在を運用していた。ちなみに『人形』と呼ばないのは商標問題の関係らしい。
「しかもあそこは排他的で有名ですよ?鉄血はおろか、僕たちI.O.Pの人形の使用率が一割前後のとこですよね?何故そんなとこに?」
「この任務は向こう直々に依頼されたんだ。何でも、向こうのアンドロイドの中にあり得ない行動を起こす個体が現れたらしくてな。鉄血の関与もあり得るから鉄血の対応に長けてるウチに調査を頼まれたわけだ」
旧デトロイト地区は鉄血人形を採用していない事が幸いし蝶事件の影響は少なかった。しかもその後も何故か鉄血の襲撃がほぼ無いため比較的平和な地区である。理由に関してはリバイバーや他の鹵獲ハイエンド曰く
《あそこの独自の技術や兵器に興味もあるし戦力的に占領は可能だが、技術が独自過ぎて占領してもこちらでは扱えない可能性が高いし鉄血の工場もない。故に占領してもうまみがあまりないから》
との事である。だが今回の件で鉄血が関わっているとなるとこちらと違って統治してる部隊が人間メインであることと、ASSTやダミーなどを持たないアンドロイドでは鉄血を相手するには厳しいためこちらに協力の依頼が来たという次第である。
「なるほど…とすると現地の補給はどうすれば?」
「周辺地区はグリフィンの管轄だ、そこから受けるといい。あとは向こうもで限りの補給を行ってくれるそうだ。準備が出来次第向かってくれ」
『了解‼︎』
その後第二部隊は準備を整え、小型飛行機に乗って現地まで移動して行った。その途中、彼らは地区独自で運用してるアンドロイドについて話し合っていた。
「リーダー、確かアンドロイドは俺らと違って人工血液とかを使っていないんですよね?」
「あぁ。ブルーブラッドと呼ばれる独自の液体を使っているとの事だ。そのため彼らの血は青い。他にも主にプラスチック製で素体は白いマネキンのようなもの、皮膚や髪は流動化合物で再現していて、何より彼らは我々のような感情モジュールを持っていない」
「…そこまで聞くとだいぶこっちと変わってるのな。感情が無いって事はホントに動くマネキン的なものか…」
そんな話をしてしばらく経ったのちに目的地に到着した。飛行機から降りると髭を生やした中年男性と青年が待っていた。青年の方はこめかみに特徴的なLEDリングをつけ、型番が書かれた服を着てることからアンドロイドだろう。
「よく来たなグリフィンの人形がた。俺は今回の事件の担当になっちまったハンク・アンダーソン警部補だ。で、こっちがアンドロイドのコナーだ」
「初めまして、コナーと言います」
この地区は珍しくPMCが統治しておらず、警察組織と独自の治安維持部隊で統治しているのであった。
「初めまして、ハンク警部補、コナーさん。私はグリフィン所属のDG小隊、その第二部隊のリーダーのライと申します。彼らは部下のバラージ、ジュッターレ、ナロ、ココです」
「わかりました。それでは署に案内するのでこちらに」
彼らはコナーに連れられ、小型バスで署にまで移動していった。
某所
「リバイバーだっけ?わざわざペルシカを通じて私と接触して、何の用件?」
「俺が今開発してる『レインコートウイルス』の作成に蝶事件前の鉄血のAIデータを参考に欲しくてな。だから
「……
「その辺は必要分データ取ったら記憶処理される予定だから心配するな。それで、お前さんのメリットだが…実は俺らはもう一つの開発プランはほぼ成功しててな…『バックアップがないまま死んだ人形の蘇生法』って奴だ。それと、最近鉄血を裏切った連中が持ってきたデータを基に
リバイバーから投げ渡された資料を見て彼女は目を見開いた。
「…⁉︎これ…本当なの…?」
「あぁ。蠱毒で死んだ奴で試して上手くいったから本当さ。協力してくれたらキッチリ蘇生させてそこに書いてる場所に送る。それをどうするかは好きにしろ。もちろん協力しないならこの話は無しだ。どうだ?」
「……わかった、協力するわ。でも、少しでも約束を違えたら地獄の果てまで追いかけて殺すから」
「了解。とはいえ、記憶に関しての蘇生率は九割くらいだ。それでキレられても困るからそこは了承してくれ」
内容によるわ、と彼女は言ったあと、早速二人はデータを調べる準備をし始めた。
ハイ、というわけで『デトロイト ビカム ヒューマン』とのクロスが始まります。いや〜実況プレイから触発されてやってみましたがめっちゃ面白いですね。
殆ど独自設定入るのでご了承下さい。
無論バレットたち第一部隊側の回も織り交ぜるので心配なく。
さて、リバイバーが交渉した相手は…分かる人はわかります。