あの日の桜の下で永遠を   作:リトルデーモンリリー

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今回はタイトルのとうりおつかいを魁翔くんがしてきます。
まあおつかいって言うのかもよく分からないですけど取り敢えずどうぞ。


9話 ~はじめてのおつかい 前半~

 

外を見れば青空が一面に広がっていて夏を感じる季節が近づいて来てる。まあまだ6月にも入ってないのだが。ってか最近暑すぎんだよ

まあ、激闘のテストを終え、中間テストの傷跡【補習】を無事乗り切り、暦の上でも6月を迎えようとしているのだが、今日も今日とて通常どうり授業を謳歌していた。まあ寝てたけど。

とりあえずいつものように授業が終わりやっと昼休みになったと思った束の間、俺の携帯が振動した。ラインとかは通知を切ってるので恐らく電話だろう。

 

魁翔「誰からだ?」

 

普段連絡を取り合う相手なんて親と穂乃果たちぐらいしかいないし、全然心当たりがないので少し不審に思う。

 

園田「携帯の電源は切りなさいといつも言ってるでしょうに」

 

魁翔「はいはいごめんなさいお母さん」

 

園田「誰がお母さんですか!!」

 

海未の的確なツッコミを頂戴したとこで画面を覗いてみると、そこには【宇宙NO1アイドル】と表示されていた。一瞬何なのかと思ったがよく考えてみたらにこっち先輩の名前を遊びで自分でつけたものだった。

操作をして通話を始めたが、、、

 

矢澤「魁翔!!!!いまか‥ ブチっ!!

 

にこっち先輩の声があまりにもうるさ過ぎて、つい終了ボタン押してしまった。

当然のごとくまたかかり直してきて再び俺の携帯が振動を始める。

なんか言われそうだからあんまり出たくないけど、出なかったらで出なかったでめんどくさいしなーと思い再び操作をして通話をつないだ。

 

矢澤「ちょっと何でさっき切ったのよ!!」

 

魁翔「すいません。ちょっとあれがあれだったんで」

 

矢澤「まあ今は急いでるしいいわ。それよりも今すぐに部室に来なさい!すぐによ!!」

 

そこまで言うと一方的に通話は切られ、プープーという機械音のみが残った。

 

穂乃果「魁翔くーんごはんたべ‥‥‥どうしたの?遠い目をして??」

 

魁翔「いやー災害ってのはなんの前触れもなく起きるんだなーって思って」

 

穂乃果「??、どーゆうこと?」

 

魁翔「いやこっちの話さ、って事でちょっと用が出来たので昼飯は三人で食べててくれ」

 

穂乃果「わかった!いってらっしゃーい!」

 

俺は穂乃果からの激励を受け教室を後にした。早足で部屋に向かっているのだが正直嫌な気しかしない。

 

魁翔「あーなるべくめんどい事じゃなきゃいいけどー」

 

一人誰かに聞かせるわけでもなく俺が呟いた声は、昼休みの喧騒の中に溶け消えていった。

 

 

 

 

 

 

 

しばらく歩き部室の前までもう少しといったところでドアの前に誰かが立ってるのが見えた。いや、見覚えのある二つのおさげの女の子が見えたのが正しい。

 

魁翔「あれ?希先輩もにこっち先輩に呼ばれたんすか?」

 

東條「あ、魁翔くんやん久しぶりやな。そうやでー急に、にこっちから連絡が来てなー、もってことは魁翔くんも呼ばれたん??」

 

魁翔「そうですよ、でも様子からして面倒ごとの気しかしないんすよね」

 

東條「うちもそう思うわ」

 

まあドアの前でグダグダしてても何も始まらないのでとりあえず中に入ることにした。

ドアを開けてみるとそこにはもうにこっち先輩は座っていて明らかに不機嫌そうな顔でこちらを見ている。

 

矢澤「あんた達遅いわよ!!特に魁翔は先に連絡したのに何で希と同じなのよ!!」

 

魁翔「そんなこと言われても学年同士の階が違うんですし、希先輩の方が近いじゃないですか」

 

矢澤「まあそういう事なら今回は許してあげるわ、とりあえず話したいことがあるし二人とも座りなさい」

 

俺の言い訳で納得してくれたようで今回は許してくれたようだ。ってか別に怒られる意味もわからないのだが。

まあ座れと言われたし俺と希先輩は素直に言うことに従い席に着いた。

 

矢澤「単刀直入に言うわね。あんた達今日の放課後は暇?」

 

正直言えば暇なのだが、間違いなく何かやらされるのだろう。今日は昨日のアニメを見るという使命があるので帰るのが遅くなるのは嫌だ!!

 

東條「うちは生徒会の仕事があるけん今日は無理やね」

 

魁翔「俺もちょっと今日は用事が‥‥」

 

矢澤「そうじゃあ私と魁翔の二人だけね」

 

魁翔「あのー俺の話聞いてましたか?俺には人権なんてないという遠回しなディスリですか??」

 

矢澤「あんたが嘘ついてるなんて顔見りゃ分かるわよ」

 

え?そうなの!?俺ってそんな顔にでる方なのかなーと思い希先輩の方を向いて尋ねてみると、

 

東條「そうやね、魁翔くんは顔にですぎや」

 

ケラケラと笑いながら希先輩に言われてしまった。そんなに俺は顔に出やすかったのか。少しショックだ。

 

魁翔「はいはい分かりましたよ。で、何をすればいいんですか?鑑賞会ですか?イベントでもあるんですか?」

 

はぁーと呆れたようにため息をつくにこっち先輩。

 

矢澤「あんた今日が何の日なのかも分からないの?」

 

魁翔「えっーと誰かの誕生日ですか?」

 

東條「うーん?私と魁翔くんの共通の知り合いで誕生日の人はいないと思うけど」

 

矢澤「まったく二人ともしょうがないわねー。今日はなんと!!‥‥‥‥‥‥‥

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

A –RISEの新曲のCDの発売日よ!!!」

 

 

 

 

 

 

魁翔「‥‥‥‥帰っていいっすか?」

 

矢澤「なんでよ!!用事があるから呼んだのに帰るな!!」

 

えー、もうめんどい予感的中するやつじゃんこれ。

 

魁翔「ちょっと希先輩からも言ってやってく‥‥‥‥‥‥‥いない!!」

 

これ以上めんどうことは嫌なので希先輩に任せようと思い横を向くとそこには希先輩はもういなかった。

代わりとして一枚の紙が置いてあり、そこには【用事思い出したし帰るわ。ほな頑張ってな〜〜】と書いてあった。

 

 

魁翔「あの人、何時の間に消えてたんだよ‥‥」

 

俺のみ取り残されてしまい今日の放課後のコースが確定してしまい、頭を抱えていると、

 

矢澤「そんな事よりも私の用事ってのはそのCDを買う手伝いをして欲しいの」

 

CD買うって何言ってんだこの人?買い物も一人で行けないのか?

 

魁翔「にこっち先輩は一人で買い物も行けないんですか?はじめてのおつかいじゃあるまいし」

 

矢澤「そんなわけないでしょーが!!今回のCDはねー、店舗によって限定の特典があるのよ!それを集めるためにあんたにも手伝ってもらうわよ!!」

 

 

うわ!めんどくせ!

特典とかいらないじゃん、同じCDなんていらないじゃん、行くのめんどいじゃん。

‥‥‥最後のはちょっとおかしかったな。

 

魁翔「別に俺が行かなくても一人で回れるでしょーに」

 

矢澤「あのねーA –RISEは人気がすごいんだからすぐに売り切れちゃうのよ!!今回は希がいなくて二人しかいないんだから正直買えるかどうか」

 

え、買えるかどうかってそんなに直ぐに売りきれんの?ってかアイドルオタクの中につっこむのって結構勇気いるんすけど?

 

っえ?おれはアニメオタクじゃないかって?

それとこれとは話が別なんだよ!

 

矢澤「はいこれがあんたに行ってほしい場所のメモよ」

 

そう言い渡されたメモを見て俺はギョッとする。行く店舗自体は4店なのだが、店舗間の距離がなにぶん遠いのだ。

正直俺の体力からしたら全部回ってると日が暮れそうだ。

 

魁翔「あのーにこさん?ちょっとばかし遠すぎじゃないですか?」

 

矢澤「別にそこまで遠くはないでしょ、それに電車とか乗ればすぐだし」

 

あー、電車ね。その手があったか。

 

 

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

 

 

 

 

 

 

オレデンシャノッタコトナインスケド??

ヒロスギテヨクワカラナインスケド??

 

 

 

 

 

 

 

矢澤「それじゃお願いね」

 

そう言い残しにこっち先輩は部室から出て行ってしまった。

 

えぇーまじっすか?これ詰んでんじゃん。

 

はぁーまあ後のことは後で考えよ。取り敢えず教室に戻るか。

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ついに最後の授業が終わってしまった。これからの事を考えると嫌になってくるが、引き受けてしまったことだ。どうにかするしかない。

 

 

って言ってもなー何も方法が思いつかん。駅員さんに聞くのはなんか恥ずかしいし。

 

 

穂乃果「魁翔くーん帰ろー!!」

 

魁翔「あーすまん、今日は用事があるから帰ってていいぞ」

 

穂乃果「そうなの?じゃあまた明日ねー!」

 

南「魁翔くんまた明日ね♪」

 

魁翔「おうまた明日」

 

そう言い二人は教室から出て行ってしまった。

 

園田「珍しいですね魁翔がすぐに帰らないなんて」

 

魁翔「ああさっき言ったとうり用事ができたからな。海未は今日も部活か?」

 

園田「はいもう大会の時期ですから今まで以上に集中していかなきゃいけないとこです」

 

魁翔「あーそう言えばそんな季節だな、部活やったことねーし気づかなかったわ」

 

園田「そうですか‥‥‥」

 

海未はアゴのに手を添えながらオレの目を覗き込んでくる。ほんとこういう姿が似合うなーと思いながらも何事だろうかと俺が口を開こうとすると、

 

園田「魁翔は弓道には興味はありませんか?弓道ならば魁翔の体力でも出来るでしょうし、それに向いてると私は思いますが」

 

海未の言葉を聞いて俺は目を見開いた。

今まで俺の事を知った人は俺の心配をしてこのような話題には触れないようにしてきたのだが、海未はそんな扱いをせず一人のヒトとして扱ってくれる。いや最近周りにいるみんなもか。

 

 

魁翔「有難い誘いだけど今は断っておくよ。まあ今度一回ぐらいはやってみたいかな」

 

園田「そうですか。その時は是非きてくださいね」

 

そう言い、海未は礼儀正しい佇まいで立ち上がり教室から出て部活へと向かっていった。

 

誰も居なくなった教室の中に俺は一人いる。

 

教室の中は音ひとつ立ってないが、外からの部活の喧騒が教室の中にも響き渡っている。

 

魁翔「まあ今は急いで行かないといけないし行きますか」

 

もう少しここで考えたいこともあったが時間は待ってくれるはずもなく、急がないとにこっち先輩にしばかれてしまう。

取り敢えずは秋葉原の目的の店の方に向かうかね。

 

 

 

 

 

 

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店員「ありがとうございましたー」

 

取り敢えず1個目の目的のブツは手に入ったのだが、これからどうしたらいいことやら。

 

魁翔「あー電車のとこに行ってみるか、それとま歩いて行くか、いやでも本格的に死んでしまうかもしれないし‥‥‥」

 

俺は一人道の真ん中に突っ立ってブツブツ喋っていた。俯いて考えていたので周りは全然見てなかったので俺に近づいてくる影に気づかなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

雪穂「何してるんですか魁翔さん?」

 

自分呼ぶ声が聞こえたので、ふと顔を上げてみるとそこにはご近所さんであり、クラスメイトの妹にあたる高坂雪穂がいた。

 

魁翔「雪穂ちゃんよ、俺は今人生という迷路に迷っているんだよ‥‥‥」

 

雪穂「はぁー迷子ですか?」

 

呆れたように雪穂ちゃんに見られるが違うんだよ。

 

魁翔「いや場所もそこへの行きかたも分かるんだが、行く方法がないんだよ」

 

雪穂「一体どこへ行こうとしてるんですか??」

 

魁翔「いやーこことこことここなんだけどね」

 

にこっち先輩からのメモを見せながら雪穂ちゃんに言うと、

 

雪穂「行く方法がないって言うからどこに行くつもりなのかとか思ったけど、歩くなり電車なりで行けるじゃないですか」

 

魁翔「雪穂ちゃん、電車の乗り方が分かりません‥‥‥‥‥‥」

 

雪穂「え!?電車乗ったことないんですか!?」

 

魁翔「恥ずかしながら四月からここに来たもんで‥‥‥」

 

雪穂「あーそう言えばこの辺の出身じゃなかったんですよね、それじゃ仕方ないですね」

 

魁翔「そこで一つお願いがあるんですけどちょっーとだけ乗り方とか教えてもらえないでしょうか?」

 

俺は頭を目の前の少女に向かってさげる。秋葉原の中心街で俺はプライドなど何処かに投げ捨てて年下の少女にお願いを乞うことにした。

 

雪穂「頭あげてくださいって!私もそこに用事ありますし大丈夫ですって!!」

 

おぉーここに女神が降臨したようだ。気のせいか雪穂ちゃんの後ろに後光が差している気がする。

 

魁翔「雪穂ちゃんありがとう。今度なんでもしてあげるよ」

 

雪穂「あ、じゃあおねぇちゃんに勉強教えてあげてください、数学以外はできるんですよね?」

 

魁翔「穂乃果は‥‥‥‥もう手遅れだ‥‥‥」

 

雪穂「諦めないでくださいよ!?」

 

そんな軽口を言い合いながら俺たちは電車のある方へと向かって行く。

 

 

 

 

 

駅へ着いたがやはり迷路のようだ。これどうなってんだろーな、どこを向いても人、人、人。電車も乗る場所とかたくさんあるし、マジで意味わかんねーよ。

 

雪穂「ほら、行きますよ」

 

いつのまにか俺の分の切符まで買ってくれていたのか雪穂ちゃんが俺に近づいてくる。

 

無事電車へと乗り込むと席が空いてなかったので二人で入口の近くに立っておくことにした。

 

雪穂「それにしても魁翔さんの目的地ってどこもCDが売ってるとこだと思うんですけどなんの用事なんですか?」

 

魁翔「ちょっと先輩におつかいを頼まれてしまってね。最近有名なA –RISEっていうスクールアイドルって知ってる?」

 

雪穂「知ってるもなにも私もそのCDを買いに来ましたから」

 

なるほどなっと俺は心の中で納得した。先ほど雪穂ちゃんは目的地が一緒と言っていたがその意味はこれだったのか。

 

魁翔「で、そのCDの特典とやらが店舗ごとに違うから買うのを手伝ってほしいってことで俺は店を周らさせられてるってわけだ」

 

雪穂「なんだか大変そうですね」

 

魁翔「ハハは‥もう慣れたよ‥‥」

 

雪穂ちゃんに同情の目で見られながらも電車は目的地へと進んで行き、目的についたことをアナウンスが教えてくれた。




って事で今回は短めですね。本当は1話で終わらせようと思ったんですけど思ったより長くなったので一旦区切らせてもらいました。
それにしても全然物語が進みませんね笑
いつになったら終わることやら。
話は変わりますがいよいよ後一ヶ月ほどでラブライブ サンシャインの劇場版ブルーレイ発売ですね。家でまたあれを見れると思うとワクワクが止まりませんね!


って事で来週はおつかいの後半戦ですね。って言ってもおつかいは速攻で終わらせる予定なんすけどね‥‥‥‥
まあ来週もよかったら読んで下さい!アドバイスやコメント等もありましたら是非お願いします!
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