あの日の桜の下で永遠を   作:リトルデーモンリリー

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今回は少し短めです、どうぞ。


13話 ~夏休み前の1日~

 

キーンコーンカーンコーンー

 

いよいよ今日の授業の終わりと、そして地獄の始まりを告げるチャイムによって俺の意識が覚醒した。

人によっては女の子たち、しかも可愛い子達と水着を買いに行くというのはご褒美だろうけど、俺にとっては刺激が強すぎるのだ。

 

あ〜これは無理だ、行ってしまったら終わりなやつだな。よし帰ろう!!

 

 

 

魁翔「ちょっとやっぱ 「よ〜〜し!!それじゃみんなで行こーーー!!」 ですよね……」

 

園田「何か今言いませんでしたか魁翔??」

 

魁翔「なんでもないよ……」

 

 

いやまあ何だかんだ言っても最終的には連れて行かれるのは分かってるんだけどね。

でもせめて!!何か言い訳ぐらいさせてよ!!

 

 

穂乃果「ほら〜2人とも早く早く〜〜」

 

 

穂乃果とことりは既に準備を済ませて席を立っている状態にあり、後は俺と海未の準備を待つだけという感じだ。

 

 

園田「そんなに急がなくてもお店は逃げたりしませんよ」

 

 

ふむ

店が逃げるか、逃げるって言ったらどんな風に逃げるんだろーな。脚でも生やしてダッシュで逃げるなかもしれないな。

やば、考えただけで気持ち悪いなこれ。店の根元から脚が生えてきて走るとかUMA的な何かじゃねーか。

 

取り留めもないくだらない事を考えると、ふと3人ともが俺のことを見つめてきてることに気づいた。

 

 

魁翔「な、なんだよ?」

 

南「いやー、その……」

 

 

 

え、なに??なんか俺やらかしちゃったの?

ことりに気を使われるとか結構ショックなんですけども。

 

 

 

園田「簡単に言うと先程から難しい顔したりニヤケたりしていて気持ち悪いですよ?」

 

魁翔「え?まじで??」

 

園田「はい、まじです」

 

 

残りの2人にも目線を送ると、苦笑い気味で目線をそらされた。まあそういうことだろう。

穴があったら隠れたいとはまさしく今の俺の状態だな。

まあそんな事してたら、コイツらに俺のオケツが何されるかわからんしやらないけどな。特に穂乃果は何をするか分からん!

 

まあ取り敢えず心に傷を負ったところで……

 

 

 

魁翔「ちょっと心に傷を負った 「それじゃあレッツゴーー!!!」 最後まで言わせろーーーーー!!!」

 

 

 

もう嫌だこの子、俺の話聞いてくんない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

魁翔「なーやっぱり俺いかなくても良くないか?海未だって俺が水着を隅々まで舐め回すように見るの嫌だろう?」

 

園田「どんな見方をしようとしてるんですか!!嫌に決まってるでしょーが!!」

 

魁翔「ほらそういう事なので俺はその辺をブラついてこよーかね〜」

 

 

 

そう言いコッソリと抜けようとしたのだが、案の定、服の襟を掴まれてしまった。

 

 

 

魁翔「……ことり?その手を話してくれると嬉しいんだけど?」

 

南「うーん、でも話しちゃうと魁翔くんどっか行っちゃうでしょ?」

 

 

頭をコクリと横に倒しながら喋ってるのは可愛いんだけどね、内容が内容なんだよなー。

 

 

 

魁翔「ほらさっきだって海未が嫌だって言ってただろう?これは俺なりの優しさでもあるんだぞ?」

 

園田「べ、別に私は大丈夫ですよジロジロさえ見られなければ、それに魁翔なんかに屈するわけにはいきません!!」

 

魁翔「なんかにとか言うな、ふつうに傷つくだろーが」

 

 

 

ってか屈するとかなんの話だよ?いつから俺たちは戦ってたんだよ。

 

 

 

南「そんなに魁翔くんは私達と行きたくないの……?」

 

魁翔「え、いや、そういう訳では…」

 

南「魁翔くん…………

 

 

 

 

え、何か嫌な予感がするんだけど。

ゲームで例えるなら、ボスが魔力をためていて次のターンに超強い技を撃ってきそうな感じみたいな。

うん、自分で言っててなんだけど分かりにくいなこの例え。

 

いやでも実際、ことり周囲の魔力がなんか集まってきてるような錯覚が見えるんだけど。

いったい何が起きるっていうんだ。今から俺はことりに消し炭にされるのか!?

 

 

 

 

 

そして遂にことりが口を開き………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

南「………おねがぁい………!!」

 

魁翔「ゴフッ!!」

 

 

園田「魁翔!?」

穂乃果「魁翔くん!?」

 

 

な、なんだと!?

今何が起きたんだ!?

ことりの口から甘い声が出たと思った次の瞬間、俺は吐血していた。

膝から崩れ落ちてしまい、慌ててきた穂乃果の腕の中で俺の意識は朦朧としている。

そうか、ここが俺の最後なのか………

 

 

 

魁翔「ごめんな…3人とも……短い間だったけど楽しかったぜ………」

 

穂乃果「そんな魁翔くん……まだ一年だよ!!修学旅行とか沢山あるのに!………こんなのやだよ………」

 

魁翔「ごめんな穂乃果………後のことはまか、せ、た………ガクッ……」

 

穂乃果「魁翔くーーーーーんーーーー!!」

 

 

 

 

 

 

園田「いい加減にしてください!!」

 

魁翔「イテッ!」

 

 

 

海未からの鋭いチョップを受けて俺の朦朧としていた意識が戻ってきた。

 

まぁ、最初から朦朧となどしていなかったんだがな。それにしても海未さん?もうちょい手加減していただけませんでしょうかね?僕だってそんな悪気があった訳じゃないんですよ。

 

はいすいませんでした、そうですね私が悪いですよね、だから振り上げてもう一回チョップをしようとしている手を引っ込めていただけると嬉しいですな。

真面目に頭がかち割れるかとおもいましたよ?

 

 

 

園田「悪ふざけもほどほどにしてください!!周りの人たちから見られてて恥ずかしいんですらね!!それに穂乃果もですよ!!」

 

 

魁翔 穂乃果「はい………」

 

 

ニコニコとこっちを見ているが、元はと言えば君のせいだからな!!

まあ可愛いから許すけど!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ハァーと思わずため息が漏れてしまう。まあ、美少女達が水着をキャッキャウフフと選んでる様を見てるのは目に眼福なのだが、なにぶん男1人ってのは気まずい。

 

3人が選んでいるのをなんとも言えない距離感を保ちつつ俺は立っている。だって近づきすぎたら海未とかに何か言われそーだし、離れすぎたら男1人で入ってんの?キモっとか思われそーでこえーんだよ!!

 

そこで穂乃果がこちらにやってきて水着を自分の体にかざしながら口を開こうとする。

俺は予感した。

十中八九あの質問が来るだろうと。ここで紳士的に答えれないと男としてダメに思われてしまう!!

だが残念だったな!!事前に言われるのが分かっていたら答えることなんて容易いのさ!!

さあ!華麗な俺の対応をみよ!!

 

 

 

 

穂乃果「どうどう!似合ってる!?」

 

魁翔「あぁ!似合ってるじょ!!」

 

 

 

はい噛みましたーー!!

バカなのかおれ!!あんだけ頭の中でイメトレしたのにその上でこのざまか!!

目の前の穂乃果はポカーンとしてるし、後ろのことりと海未も笑いを堪えてる感じだし、もう死にたい………

 

 

 

穂乃果「魁翔くん……」

 

魁翔「何だよ……?」

 

穂乃果「可愛いね!!」

 

魁翔「可愛くねー!!」

 

 

 

 

アハハーと穂乃果は笑いながら「試着して来るね」とだけ言い残しカーテンで仕切られた個室の中へと姿を消していった。

 

 

 

 

魁翔「あぁーもうやだ…死にたい……」

 

園田「そんな簡単に死ぬとかいってはダメですよ?悲しむ人だっているのですから」

 

 

そう言いながら近づいてきた海未の手には白いいわゆるビキニタイプの水着があった。まあ水着の種類なんてよくわかんないんだけど。

 

 

 

魁翔「はいはい気をつけますよ、それにしても海未はそれを着るのか?」

 

園田「は、はい……へん…でしょうか?」

 

 

 

やめて、そんな上目遣いで心配そうな顔をしながらこっちを見ないで!!

普段とのギャップが凄すぎてちょっとあれがアレでヤバいんですけど!

 

 

 

魁翔「い、いいんじゃないか??」

 

 

 

俺と海未との間で何とも言えない空気が流れてしまい、誰か何とかしてくれー!っと思っていたら、ことりが助け舟を出してくれた。

 

 

 

南「じゃーん!ことりのはどう??」

 

 

 

ことりも先ほどの穂乃果と同じように、服の上から水着を重ね感想を聞いてきた。

ことりは緑を基調としたデザインで白色のフリルがあしらわれたものだった。これもビキニタイプ??なのかな??

 

 

魁翔「うん似合ってるぞ!!」

 

南「ムッ!」

 

 

 

え、何か頰を膨らまして不機嫌アピールしてるんですけど俺なんかやらかしたか?ちゃんと褒めたよな。

ってかどうでも良いけど怒ってても可愛いとかマジで反則じゃないっすかね?

 

まあそれにしても何で怒ってるかわかんないだけどなぁ、今までで1番うまく褒めれたはずなのになぁ。

 

 

 

魁翔「あのぉーことりさんは何にお怒りになってるのでしょうか??」

 

南「だって……海未ちゃんと穂乃果ちゃんの時は照れてたのに私の時は……そんなに私って魅力がないのかな…?」

 

 

 

あーそういうことか、ってか俺そんなに照れてたのか?記憶にござませんけどな。

それにしても魅力がないか。そんな事は絶対にないんだけどなーって思うけどな。

言葉で言うだけなら簡単だけど伝えるのは難しいだろうな。

 

ことりが落ち込んでるのを見て海未がオロオロしてるのを見て少し面白い感じがするけど、これ以上ことりを放っておくのもダメだな。

まあ俺が何か言ったところで意味があるかは分からないけど、それでも何も言わないよりかはマシだろう。

 

 

 

魁翔「ことり、別に俺はことりに魅力を感じてない訳じゃないからな。ってか3人の中だったら1番女の子らしいじゃん」

 

南「そんな事ないよ……私はいつも2人に頼ってばっかで……私なんかより2人とも可愛いし…」

 

魁翔「はぁー何でことりはそんなに自己評価が低いんだ?ほら手、貸して?」

 

 

俺が何をしたいのか分かっていないので首を傾げながら、疑問げな表情をしながら手を出してくれた。

俺はその手をとり、俺の胸に当てた。

 

 

 

 

 

魁翔「ほら分かるだろ、ことりの手とかに触れるだけでこんなに緊張してるんだぜ?」

 

 

平然と喋っている風に装ってるけどきっと顔は真っ赤になっているだろう。

でも、こんぐらいしないとことりも気づいてくれないだろうしな。ことりのためになるなら俺の羞恥心なんて捨ててやるぜ!

 

 

南「ホントだ…スゴイドキドキしてる……」

 

魁翔「だからそんなに自分のことを蔑むなって、そんな事言ってたら周りの奴らも悲しい思いするんだぞ?」

 

 

俺がそう海未の方に目配せをして、それに気づいたことりは海未の方を見つめる。

 

 

南「そっかぁー……ありがとね魁翔くん」

 

魁翔「どういたしまして」

 

 

至近距離からことりの笑顔を見れて非常に良かったのだけれども、ちょっといつまでも胸を触られてるのは恥ずかしいんですけどね。

 

 

 

魁翔「あのーことり?そろそろ手を離してくれるとありがたいんだけど」

 

南「うーんもうちょっとだけ♪なんか男の子って感じがするね」

 

魁翔「まあそりゃ男の子だからな」

 

 

 

 

それから試着から出てきた穂乃果が、ことりの真似をして近くにくっついてきたんだが、ちょっと目のやり場に困るんでやめてもらえませんかね??

本当に君たち男への警戒心が薄すぎじゃありませんかね?俺たちの様子見て呆れている海未を少しは見習ってほしいものだ。

 

 

何はともあれ今回のお出かけで学んだことは、女の子を褒める練習をしておくべきってことだな。

後は、穂乃果に羞恥心とか警戒心ってのを学んで欲しいものだな。

とにかく海に行くことが決まっちゃった事だし、俺も出来る範囲で楽しむとしますか。

 

 

 

余談だがこの日は3人のお買い物で時間が潰れてしまったので、俺は後日1人で海パンを買いに行った。何で1人かって?

恥ずかしいからだよ、言わせんな。

 

 




それでは今回はお買い物でしたね。時間がなかったので短めですがね。
次はいよいよ、我らが穂乃果ちゃんの誕生日ですね。全然話はできてませんが頑張って作れたらと思います。

それではまた来週も良かったら読んでください。
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