作り終わって何故こうなったのか自分でも全く分かりません
のんたんの出番もそんなに多いわけでなく、そんな明るくもないですが興味がある人はどうぞ
一週間後に元μ'sのメンバーである希の誕生日が迫ってきている。一年の頃はまだそこまで親しい間柄ではなかったので知らなくて祝わず、2年の頃はにこと絵里との4人で祝った。
そして今年は希も大学生という事で俺たちとの予定の都合とかも懸念されたが、元μ'sのメンバーみんなで集まり祝う予定となり盛大にパーと盛り上げる計画である。
そんな中、何故この話をしているかというと、
魁翔「プレゼントが思いつかねーー」
そう、コレなのである。去年こそそこまで深く考えずにアクセサリーをあげたのだが、今年はそうもいかないだろう。それなりに、というかかなり彼女の人となりを分かってるのでそれなりの物を選ばないといけない。
しかもメンバーも沢山いるので下手したらカブる可能性もあるが、だからと言って奇をてらいすぎて気に入って貰えなかったら本末転倒である。
魁翔「さてと、本当にどうしたものかね。いっそ誰かに相談してみるのもありかな?」
そう思い俺は携帯を開く。SNSのアプリを開くと履歴にはμ'sメンバーだったみんなとの履歴ばかり残っていて、それが可笑しくてついつい笑ってしまう。しかし俺はカブリをふって携帯を閉じた。
魁翔「やっぱりこういうのは自分で選ばないと意味ないよな。よし!!とりあえずなんか見に行くか!!」
取り敢えず俺は出かけることにした。まあこういうのは考えてるだけじゃなく分かんないからな!早速レッツゴーーー!!!
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って事で近くのショッピングモールにやってきした。
魁翔「さてとまずはどこから向かおうかね?」
どこに向かおうかと頭の中でモールの構造を思い浮かべながら考える。こんな広くて騒がしいとこは俺の好みではないのが、なんだかんだμ'sのみんなに連れ回されていたからモールの構造も自然と覚えてしまっている。
魁翔「まあ無難に最初は小物でも見て行くか」
最初はブティックのようなとこが密集しているエリアへと行くことにした。
魁翔「それにしても不思議だよなー、こんなに誰かの事を考えることがあるなんて。昔の俺が見たら笑うだろうな」
そう言いながら笑ってしまう。別に昔は暗かった訳ではないけど特別、誰かと仲が良かった訳でもないからこんな気持ちになるのは何回体験しても慣れないもんだ。ていうか昔は人との間に壁を作ってしまっていたのだろう。
特に希に対してはいろいろあるからな‥‥‥
そこまでかんがえてると、目的のエリアまで付いたようだ。
魁翔「さてとまずはどこから入ろうかな?ってなんか見覚えのある三人組がいる気がするんすけど?」
ちょうどこのエリアの一番近くにあった店の中を見てみると、見知った三人組がいた。
魁翔「ようー、まきりんぱなの三人さん何してんの?」
俺が声をかけると三人とも急に声をかけられたことに驚いたのかビクッと肩を震わせている。
西木野「ちょっと!!いきなり後ろから声をかけないでよ!!それにその名前はやめてってば!!」
魁翔「えぇーいい名前なのになー、まあ真姫が嫌がるならしょうがないし今度からは、ぱなりんまきって呼ぶわ」
小泉「順番変わってるだけだし意味ないような‥‥」
お!気がついたか花陽!そんな君にはお兄さんがナデナデしてあげよう!!
………これってセクハラなのか??いや本人が嬉しいならいいのかな??
星空「それにしても驚いたにゃー、どこの変態さんかと思ったにゃ」
魁翔「おい、流石にそれは俺でも傷つくぞ」
西木野「自業自得よ!」
小泉「あはは‥‥‥、それにしても魁翔くんもここにいるなんて、もしかして希ちゃんのプレゼントですか?」
魁翔「お、よく分かったな正解だ」
西木野「まあそうでしょうね、あなたが休日に外に出るなんてよっぽどのことだし」
星空「そうだにゃ、魁翔くんは1人だと家に引きこもってニート生活してるだけにゃ」
魁翔「お二人さんは今日も俺に対しての攻撃が強すぎじゃありませんかね??」
まったく失礼だなぁこの後輩2人は!俺だって休日に外ぐらい出るさ!この前だって‥‥みんなの練習の手伝いだとか‥‥穂乃果に連れ回されたりとか‥‥うん一人で外出したのいつか分かんねぇ!!
小泉「真姫ちゃんも凛ちゃんもダメだって〜〜」
魁翔「花陽お前だけが俺の癒しだ」
そう言いながら俺は花陽の手を取り固く握る。当の花陽は苦笑い気味で握手を返してくれた。
まあ冗談はこんぐらいにして、、、
魁翔「まあ目的はさっきのとうりだが、正直何選んでいいか全く分からないんだよな」
星空「たしかに魁翔くんはセンスなさそうだにゃ」
魁翔「はいはいそうですよ。だから参考までに三人は何を買うつもりなんだ??」
小泉「私はヘアアクセサリーとかを考えてるんですけど」
星空「凛は希ちゃんにオススメのカップ麺をいっぱいあげるにゃーー」
西木野「私はダイヤモンドのネックレスとかあげようかしらね」
魁翔「うんぜんぜん参考になんねーわ、てか凛のに至ってはただの凛の好きなもんじゃないか」
コイツらのセンスも中々だから全然参考になんねーな。花陽のは可愛らしくていいのに、ってか真姫に至ってはいくら金を使う気なんだよ!!
西木野「うるさいわねー、じゃあアンタは何を買うつもりなのよ?」
魁翔「えーと‥‥‥水晶??」
星空「全然センスがないにゃ‥‥‥」
うるせー!!お前達には言われたくないわ!!
小泉「でもこういうのは希ちゃんのことを考えてあげることが大事ですから、想いがこもっているかが重要じゃないのかな」
西木野「そ、そうよ!!私はちゃんと希のことを考えているんだからいいのよ!!」
星空「凛もしっかり考えてるにゃー!!」
二人とも花陽の言葉に乗っかりすぎじゃねーか?まあ確かに花陽の言うことは一理あるな。俺が希のことを考えてか‥‥‥
魁翔「そうだな、ありがとな花陽!!すこし考えがまとまった気がするわ、これも花陽のおかげだわ!本当にありがとな花陽!!」
西木野「なんで私と凛にはお礼がないのよ!!」
星空「そうだにゃ!!」
え、そりゃだって‥‥‥
魁翔「お前らの意見は参考ならんかったもん、まぁていうことでまた今度な花陽」
クルリと方向転換をして歩き出すと、後ろからイミワカンナイとかにゃーとか聞こえてくるが、気にしない気にしない〜〜
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絢瀬「あら?魁翔も買い物なの奇遇ね」
魁翔「さっきから本当に奇遇だらけっすね??」
矢澤「あんた何言っての??」
本当に偶然は続くものだ。
あれから俺はしばらく歩いていて、アンティークなどを取り扱ってるこの店にビビッと感じるものがあったから入ってみるとあら不思議、希を除いた上級生の二人がいた。これはあれだな、スピリチュアルってやつだな。
魁翔「二人もやっぱり希のプレゼント選びか??」
絢瀬「えぇ、って言ってもまだ決まってはないのだけれどね」
矢澤「そうね、まあ希の事だし水晶でもあげとけばいいんじゃないの?」
魁翔「にこと同じかよ‥‥‥」
矢澤「なんのことよ??」
俺はさっきまで一年生三人と一緒にいて、なおかつにこと同じ提案をして凛に馬鹿にされたことを話した。
矢澤「ぬわぁんでよ!!別にいいじゃない水晶!!希なら似合うでしょ!」
絢瀬「いや、私も水晶はどうかと思うのだけれど‥‥」
魁翔「全くだ!!にこはなにを言ってんだか」
矢澤「あんたも一緒のこと言ったんでしょーが!!」
え?そんなこと忘れましたよテヘペロ。
絢瀬「まぁそれはいいとして、魁翔はもう決まったの??」
魁翔「うーん、やっぱり決まんないんだよな、花陽からは俺が選んで想いを込めたものなら大丈夫みたいなことは言われたんだけど」
俺は先程花陽から受けたアドバイスを話してみた。
矢澤「へぇー花陽にしてはいい事言うじゃない、一年生達はなに買うかとか言ってたの?」
魁翔「‥‥‥ヘアアクセにカップ麺にダイヤモンド‥‥‥‥」
絢瀬「それはまた誰がどれを選んだのかすぐわかるチョイスね」
絵里は苦笑い気味でそう言うがにこはというと、、、
矢澤「凛も真姫も二人ともなに考えてんのよ!!」
魁翔「かく言うにこも水晶だけどな」
矢澤「うるさいわよ!! これからもっといいもの選ぶんだから!!さあはやく行った行った!!」
手でシッシッという風にして俺を追いやろうとしてくる。まあ別に一緒にいる理由もないしな。
魁翔「はいはい分かりましたよ、精々水晶よりかはマシなものにしてくださいよ」
矢澤「いいわ目にもの見せてやるわ!!」
そういうと俺は二人に背を向けて歩き出した。そこで、
絢瀬「魁翔ー!少しだけアドバイスをあげるわ!花陽と少しカブる事だけど、あなたがしっかり考えて選んだものなら希は喜んでくれると思うわよ!」
魁翔「了解で〜〜〜〜す」
そう言い残し俺はその場を離れて行った。
俺が考えて選んだものか、なんでも喜んで貰えるっていうのはまあ希だからそうかもしれないが、やっぱり希が欲しいものをあげたいだよな。って言ってもなー希の好きなものってなんだろーな?オカルトとか焼肉ぐらいしか思いつかねーわ。
今更ながら俺って希のこと全然分かってねぇのかもしれねぇな。
魁翔「はぁーーーー、にこと絵里に聞けばよかったかなー」
深いため息をつきながら俺は取り敢えず足を進めていく。
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園田「あら?魁翔ではないですか、奇遇ですね」
魁翔「そうだな、もう驚かんぞ」
園田「なんのことですか??」
場所は変わって現在服屋さんの前に来ていた。近くに通りかかると海未がボーと立っていたのだ。
魁翔「そんなとこで突っ立ってなにしてんだ?」
園田「希のプレゼントを買いに来たのですが、ことりが服を見たいと言いここにきてそれからは穂乃果が着せ替え人形にされてるってとこです‥‥‥」
魁翔「あぁ道理で姿が見えないはずだ‥‥」
ことりは服のことになると少々テンションが上がってしまう時があって、ことりと一緒に服屋に行ってしまうとたちまち着せ替え人形にされちゃうのだ!!
魁翔「で、海未は逃げてきたわけか」
園田「まあ‥そうですね‥‥」
罪悪感があるのか海未は目線を逸らしながらそう答えた。
魁翔「ところで海未達はもうプレゼントは決まってるのか」
園田「そうですねことりはお菓子と服を作るらしいんですが、それの視察を兼ねて今穂乃果が‥‥」
魁翔「海未も大変だな」
あの思い立ったら猪突猛進の穂乃果と、普段は大人しいのにこういう時はアグレッシブになることりの二人を抱えてる海未は本当に苦労人だとしみじみ思うり
園田「ま、まぁ!私と穂乃果はまだ特にはきまってませんね」
魁翔「そっかぁー、俺もきまってないんだよね。何にしたもんかね」
園田「そうですね、何か候補はないのですか?」
候補ねー、って言ってもさっき言ったとうり、
魁翔「希の好きなものなんて分かんねーだよな」
園田「そうですね、希はμ'sの中でも一番掴み所が難しいかもしれませんね」
魁翔「だよなぁー、なにかいい案ねぇかなー」
穂乃果「ん?どうしたの??」
俺たち二人が頭を抱えて悩んでいると、後ろからふと声をかけられた。
魁翔「うぉをお!驚かせんなよ!!ってかいつからいたんだよ!?」
穂乃果「ごめんごめん、今さっきだよ。やっとことりちゃんが満足してくれて」
南「穂乃果ちゃんすごく可愛かったよ!!」
魁翔「あ、ことりも来てたんだ」
穂乃果「で、海未ちゃんとなに話してたの?」
魁翔「あぁ、希の誕生日プレゼントが思いつかなくてなにかないか相談してたんだよ」
穂乃果「そっかぁー魁翔くんも悩んでるんだね」
魁翔「うーん、ことりみたいに俺も器用だったら何か作れたらいいのにな」
俺も器用だったら心のこもったものを手作りで作れたんだけどな、とありえもしないような事を考えてしまう。
それに服はことりにしか作れない最高のプレゼントなるだろう。
魁翔「うーん、俺だけが希にあげられるものかー」
穂乃果「うーん魁翔くんのできることか〜〜」
園田「ゲームしかありませんね」
魁翔「いや合ってるけども、そこまではっきり言われると結構ショックなんですけど」
いや合ってるんだけども!!他人に言われるとなんか妙に傷つく事ってあるだろ!!
南「あ!魁翔くんってあれとってたよね?」
穂乃果「あ!そうだよそれがあったよ!」
魁翔「え、どれのことだよ??」
そこからしばらく同級生組と話して俺は一つの案を思いついた。希の好きで大切なものであり、俺にしか作れなくて俺の思いを込めるためのものが見つかったがこれは少々時間がかかりすぎるかもしれない。残り一週間で終わるかどうか。
魁翔「よし三人ともありがとう!!早速探して作業に取り掛かるよ!!」
俺は目当てのものを探して三人に背を向けて走り出した。え?店内は走っちゃダメって?そんなこと知ったこっちゃない時間が惜しいんだよ。
後ろから頑張ってねーやファイトだよ!っという声が聞こえて元気が湧いて来た。
魁翔「よーし今日から忙しいぞーー!!やるったらやるぞーファイトだよ俺!!」
うん、俺が言うとなんかゾワゾワする感じだな。
とはいえ、やることは山積みだ。
まぁでも取り敢えず今は、
魁翔「ちょっと調子乗って走って死にそーだ‥‥‥‥」
ベンチに横たわって体力を回復するとしよう。柄にもなくはしゃいでしまってただでさえ少ない体力が全部持っていかれた。なので1時間ほど休憩します!!
‥‥‥はい嘘です5分だけ休ませて!!
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穂乃果「それじゃあみんなコップは持ったかなーー?それじゃあ希ちゃーん誕生日ーー
みんな「おめでとーーーー!!!!」
みんなのコップがぶつかり合ってカンっと高い音が部屋に響き渡る。今回は、というより今回も場所は真姫の家を借りさせてもらっている。
まあこんだけの大所帯ともなると普通の家には入りきらないのだ。まぁ真姫の両親は真姫のこと大好きだから、真姫の友達のためならと二つ返事でOKをくれたのだ。それからは毎年メンバーの誕生日はここでお祝いをしてるのだ。
東條「みんなありがとう!みんなに祝ってもらって嬉しいわー」
希は顔を赤くしながら、少し照れくさそうに言った。
穂乃果「よーしそれじゃあプレゼント渡しタイムにしまーす!じゃあはい私からのプレゼント!!」
穂乃果が渡し出したのをキッカケにみんなが希に詰め寄って行ってプレゼントを渡している。ことり、花陽、海未、絵里あたりは特に変なものは渡さないだろう。問題は‥‥‥
東條「えっと穂乃果ちゃんのこれは‥‥パン??」
穂乃果「そうだよ!!穂乃果の大好きなパンを希ちゃんにも食べてもらいたくて!!」
星空「じゃあ凛もー、はい!!凛の大好きなカップ麺!!」
魁翔「二人ともそんなものあげても希が困るって」
東條「いやいや、そんなことあらへんで!二人ともありがとなー」
そう言ってニッコリと微笑む希。
魁翔「まぁ希が嬉しいのならなぁ‥‥‥」
西木野「じゃあ私からはこれね」
真姫はそういうと小さな箱を取り出して希に渡す。いやなんか高級感がすごいんすけどね。
東條「開けてみてええ??」
そう聞くと真姫はコクリと頷いたので希は箱を開けた。開けてみるとそこには青く光る宝石がついたネックレスがあった。
東條「綺麗やねー、これなんて宝石なの?」
西木野「ムーンストーンって言うのよ、6月の誕生石だし、それに希にピッタリだと思って」
そう真姫は言いながらも照れくさいのか、顔を赤くしながらそっぽを向いて髪をクルクルといじっている。
東條「ムーンストーンか‥‥‥うん気に入ったわ!真姫ちゃんありがとう!大事にするわ」
希がいうと、真姫はフンっと言って後ろを向いてしまった。まったく素直じゃないなと思いながらみんな笑っていた。ってかあれいくらしたんだろーか?あとでこっそり真姫に聞いてみようと。
矢澤「それじゃあ次は大銀河宇宙No1アイドルのニコ二ーの
東條「あ、そういうの良いからはやく渡してくれへん」
矢澤「ちょっとー!!最後まで言わせなさいよ!!ってか私にだけ冷たくない!?」
希はイダズラが成功した子供のように笑い、それに乗っかるように、にこが言葉を返す。
あー平和だなーと感じながら、こんな時間がいつまでも続けば良いのにと感じる。それにしてもにこは何を選んだのだろうか?店であった時は水晶という俺と同様のセンスのない物を選んでいたが。
矢澤「はい私からのプレゼントよ!感謝しなさい!!」
そういうとにこは一つの箱を出した。ってかまた箱かよ、にこのことだからそんなに高価なものでははいと思うけど。
希「これは‥‥リボンやね?」
矢澤「そうよ、私との色違いのリボンよ!私と同じリボンなんだから喜びなさい!」
希「そっかーにこっちとお揃いか‥‥ありがとなにこっち」
希は嬉しそうに微笑んでにこにお礼を言った。希が素直に感謝を言ったことににこは照れたのか、
矢澤「そ、そう、どういたしまして‥‥‥」
照れてしまって後半の声はよく聞き取れないぐらい小さかったが、それでも希の心からの感謝に照れくさそうに反応を返した。
それからも順調にプレゼント渡しは進んでいきとうとう最期の俺の番になってしまった。ってかなんで最後になったんだよ。緊張しちゃうじゃねーか。
まぁ最後の方が流れを切らなくて良いから都合はいいんだけど。
魁翔「じゃあ最後は俺からだな。って事でちょっとセッティングするんで待ってくれ」
この案を一緒に考えた同級生の三人と、あらかじめ許可を得るために真姫には話していたが、他のみんなは何をするのか知らないので首を傾げている。
魁翔「はーいじゃあ電気消すからなー」
パチッという音を境に部屋の明るさを失われ、今部屋の中は暗闇に支配されている。
魁翔「それじゃあ始めるぞー」
俺はそう言いプロジェクターの操作を始めた。そして壁に映し出されたものは、
東條「こ、これは‥‥‥μ'sの頃の?」
魁翔「あぁ、そうだよ」
そう今流れているのは、μ'sだったころの映像や写真である。このムービーこそが俺の出した答えだった。
俺は元々パソコンを弄るのは得意なので編集自体は問題はないのだ。まぁ時間がなさすぎるっていうの問題はあったのだが。
まあそれは置いといて、希の大切で大好きなものを考えた時にμ'sのみんなという答えが出てきたのだ。俺はマネージャーだったので写真や動画などはたくさん撮っていたので材料にも困らなかった。
正直初めて作ったからうまくできたかは分からないが、自分の中では最高の出来だと自負している。
周りの人みんなの様子を見てみると、楽しかったことを思い出して笑っていたり感慨深そうに見ている子もいれば泣きそうに見ている子もいた。
希の方を見てみるとちょうど俺の方を見ていたみたいで目線が合わさった。そして口を動かしていた。おそらくは、ありがとうと、伝えたかったのだろう。
俺も口を動かしながら、どういたしまして、っと伝えた。
希にも伝わったのか笑顔を向けてくれたの作った甲斐があったってものだ。
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あれから会は進みもう遅い時間ということでお開きになり、今は玄関のところでみんなでお喋りをしていた。
絢瀬「はい!あんまりこんなとこで騒いだら真姫の家に迷惑だしそろそろ帰るわよ」
はーいという返事をみんな返して、それぞれは自分の家の帰路へと着く。
っともう一つやることがあるんだよな!
魁翔「希ー!!」
東條「どうしたん魁翔くん?」
魁翔「はいこれ、さっきのムービーのディスク」
東條「ありがとなー、他のみんなのプレゼントも嬉しかったけど、魁翔くんのプレゼントは本当に嬉しかったで。それだけウチにとってはμ'sが大切だったから‥‥」
魁翔「そうだよな、あとこれもプレゼント!」
俺は一つのアルバムを手渡した。不思議そうに見る希に開くように促して、アルバムを開かせると、
東條「あ!これさっき流れてた写真とかのアルバムかー、ホンマに懐かしいなー」
魁翔「そうだろう、そして最後のページ開いて見て」
そうせかして希に開かせると、そこには最後のライブである【僕たちはひとつの光】の集合写真が貼ってあり、そしてみんなからのメッセージが書いてあった。
それを見た瞬間、希は目を見開いてパーティ中にも見せなかった涙を流した。
東條「ほんま魁翔くんはずるいなぁ‥‥こんなに色々なもの貰ってたら感謝しても全然足りへんわ」
魁翔「いいんだよ別に、それに希を祝えるのも今年が最後かもしれないしな……」
そう言うと希はさっきまでの嬉しくて懐かしそうにしてた表情が嘘だったのように顔が曇る。
東條「魁翔くんは…やっぱり考え直す気はあらへんの?」
魁翔「あぁ、俺はもう十分に生きたよ。それは最高な人生だったよ、特に高校の3年間は忘れたくても忘れられないぐらいにね。みんなに、μ'sのみんなに出会えたことは俺の中で生き続けて行くから大丈夫だよ」
安心させようと希に笑顔を向けるが、果たしてちゃんと笑えていたかどうかは自分には分からない。
そう言うとタダでさえ曇っていた希の顔が、先程の涙とは違う悲しみからの涙を流しながら曇らせた。
東條「そっかぁ‥‥‥みんなには言うたん?」
魁翔「いや‥‥真姫と穂乃果しか知らない‥‥」
俺の秘密は元から知っていた真姫、そして二年生の頃に希にバレしまったのと、少し前に穂乃果に伝えたので三人しか知らない。
東條「言わへんと後悔することもあるで」
魁翔「言って後悔することもあるんだよ」
東條「そんなことない!!言わずに後悔するよりかはずっといい!!
………それを魁翔くんは私に教えてくれた!!」
いつもの関西弁がなくなり標準語になってる希を見て俺の心が動く。彼女が本気の証拠だ。
あぁ、そんな事もあったなと思う。自分の心をみんなにさらけ出すと迷惑をかけるかもしれないと、思いを押し殺していた希の背中を押したっけな。
魁翔「でも!…それでも!!それでも‥‥‥俺は最後までみんなに笑ってて欲しい‥‥、俺の勝手なワガママだけど俺のせいでみんなの笑顔を奪いたくないんだ‥‥‥」
東條「本当に……それが魁翔くんの答えなんやね?」
魁翔「あぁそうだよ、これが俺が考え抜いて出した答えだ。だから希の頼みでもそれだけは聞けない」
希はそれっきり喋らなくなったけど、俺への目線は離れず見つめ合う形で時間が過ぎていく。
どれくらいの時間が経ったのだろう、1分だったのかもしれないし1時間だったのかもしれない。
東條「なら私からはもう何も言わへんわ」
魁翔「あぁありがとう希」
東條「でも!!」
俺が返事をすると、希が力強い声で俺の言葉を遮るように喋る。
東條「それでもウチは魁翔くんには死んでほしぃないっていうことだけは覚えておいてな?」
魁翔「‥‥‥善処するよ」
希「それ守らん人が言うセリフやん」
俺がボケて希がつっこむいつもの感じが戻ってきてようやく緊張感から解放された。二人して笑い、俺たちはようやく帰路につこうとする。
東條「それじゃ今日はお別れやね、プレゼントありがとう。おやすみ」
魁翔「おやすみ希」
そういい俺は身をひるがえして希とは反対の方向へと歩みを進める。
東條「魁翔くん!!沢山の思い出を私にくれてありがとうね!!この思い出も、魁翔くんのことも絶対に忘れへんからね!!‥‥だから!!‥‥‥
背中越しに聞こえる希の声。俺に何かを伝えたくて必死な声は確かに俺へと届いた。今にも消え入りそうな震える声だがあたたかくて包まれるような優しさを含んだ希の声。
東條「うちも!‥‥魁翔くんも!‥‥一人じゃないからね!!それだけは忘れないでね!!」
泣いているからなのか途切れ途切れの声になっているがその声、思いは確かに俺の中へと響いた。
俺は何も言わずに、振り向かずにただ手を上げてふった。
一人じゃない。
この言葉は俺がずっと無意識に求めていたのかもしれない。両親がいなくなり俺はずっと孤独を感じて過ごしてきた。
高校に入り初めて仲間と呼べるかもしれない人達と出会い一緒に成長してここまでやってきた。何回もくじけそうになったり、辞めてしまいそうになったけれど今こうしてみんなで笑いあえていることが何よりも俺の宝物だ。
だからこそ俺はみんなには笑っていて欲しい。俺の前でだけは笑顔を絶やさないで欲しいと願う。
だからこそ絶対に言えない。もう伝えてしまった三人はともかく、後のみんなにはバレるわけにはいかないんだ。もう一年体が保てばいい方だろう。
残りの一年を忘れられない記憶にするためにも今回の希のプレゼントを全力で考えた。最後のプレゼントには申し分ない出来になっただろう。
それに、、、
魁翔「絶対に忘れないかぁ‥‥みんなもそうだと嬉しいなぁ‥‥」
みんなとの思い出が永遠に残る形にできたのは俺にとっても喜ばしいことだ。これで少しでも俺が生きた証になればいいなぁと俺は思う。
魁翔「さてと!!他のみんなの誕生日も最高にもりあげるかぁ!!!」
夏に入ろうとしてジメジメした夜の中俺は一人で声を上げる。
願わくばみんなの誕生日を祝ってから俺の体が限界を迎えるのを願うばかりだ。
さていかがでしょうか。書いていてどんどん脱線していった感がすごいですが笑
私事ですが今日はAqours 5thライブのライブビューイングを初参加してきました。劇場版の曲がたくさん初披露されて本当に楽しい時間を過ごすことができました。そして一つ気になったのはブライテストメロディーの衣装チェンジのシーンがビューイングでは映ってなかったことです!!どうなってたんでしょうね?まあその辺はブルーレイが出たら確認してみます。
長くなりましたがこれからもμ'sのキャラの誕生日に話を書こうと思います。
それではアドバイスやコメントがある人はぜひどうぞ!では来週も頑張って投稿します!