四度目の人生を終えた俺は体感時間で約1000年ぶりであろう天国に帰って来た。
四度目の人生も終わってみれば満ち足りた人生だったと思う。
す
まさか1000年も生きるとは思わなかったし。
誇りをもって死ねるというのは男にとってはすごく光栄なことであると思う。
俺の息子もきっと立派に役目を果たしてくれると思う。
なにしろ才能の塊のようなやつだったしなぁ。
人生を振り返っていた俺はふとここでもスキルが使えるのか気になった。
よし、使ってもよう。
「はぁっ!剣撃三連衝!!」
...............。
しーん。
あ、あれ?
は、恥ずかしいぃ!!
こうして俺はここではスキルが使えないことを黒歴史をもって実証してみせた。
さて、先程の黒歴史を全力で記憶のおくそこ~に封じ込めた俺はここ天国での生活環境がまったくもって整ってなかったことに気づいた。
いくら転生が可能だと言っても結局死んだらここに帰ってくるので、最低でも家は必要なのは考えればわかることだった。
それに1000年も向こうにいたわけだし少しは休憩したい。
だから早速家を買いに行こうかと思う。
実は天国では家というものは大きな意味を持つ。
ここでは良い家=良い人なので、より良い人はより良い家にすむことになるのだ。
つまりより良い家に住んでる人は良い人で溢れているここ天国ではやはり注目を浴びるし、尊敬される。
そうすれば自然と沢山の人に支持されるということだ。
俺は今天国の不動産屋さんに来ていた。
不動産とは言っても、家は天国では生前の徳に合わせた質の物を無料で貰えるので別に徳が減るわけではない。
俺はとりあえず今までの徳を見せて貰うことにした。
第一の人生 1507カルマ
第二の人生 222カルマ
第三の人生 2518カルマ
第四の人生 18500カルマ
合計22747カルマ
おぉ!最後のカルマはずば抜けて多いなー。
改めて自分の人生に誇りを持てた。
これなら第Bクラスの家を貰えるみたいだ。
家がいつできそうかと聞いたらもうできたと言うので驚いてしまった。
家に案内して貰う。
ついたのは天国でも中々に人気の天使の泉と天女の神森に面したとても素晴らしい場所だった。
「ここが貴方の家です。貴方のカルマですと各使用人と執事合わせて20人まで雇うことができるようです。家の中はご自分で確認して頂きたいのですが、設備等については玄関脇にあるモニターで家の中を自由に設計してご自分だけの部屋を作って下さい。初期設定の部屋は最低限度の物しか無いため設定するのをオススメします。では、私はこれで。」
「あ、どうもありがとうございました。」
案内の人は一礼するとさっと立ち去って行った。
ちなみに家の外観はとても多きい。
大きな3階建てのお屋敷のようだ。
玄関に向かうと手をかざすとドアが開くようになっていた。
中に入るとこれまた尋常じゃなく広い。
ドン引きするくらいに。
とりあえず玄関横のパネルで部屋の設計を1から変えて変えて変えまくった。
そして何十時間もかけてようやく納得がいくものが出来た。