俺の何十時間、何日に及ぶ成果はしっかりとこの屋敷の内装に現れていた。
まずは基本的なキッチン、バスルーム、リビング、俺の部屋を設置。
だが、これも物凄い広さなので悪しからず。
次にシアター、共用の露天風呂(男女別)、使用人達の部屋、食堂、自販機、庭、運動場各種、プールといった部屋まで作った。
使用人や執事は俺が屋敷を離れて転生している間絶対に必要だと思うので雇わなければいけないだろう。
ただし、案内の人によると使用人18人、執事2人まで無料で雇えるというので使用人8人執事1人を雇うことにした。
そして雇った執事は白髪のダンディーなおじい様で、使用人達は見目麗しい女の子達である。
俺は彼等に家の内装と施設を説明したあと使用人達の部屋に案内をし、俺の特殊霊魂の話や転生の話をして屋敷に1000年帰って来ないこともあるよって教えて後は執事に一任することにした。
執事達に家の事を任せた俺は1人商店街へと来ていた。
天国という場所は、実は入るためには生前の徳
カルマ
が1000を越えていなければ入れないという理
ルール
である。
そしてここに来た人は家を買えば生活するのに十分なものは至急されるので、特にカルマを使う必要もないのだという。
しかし、やはりいくら天国にこれる人でも(人だけではないが)欲はあるわけで、贅沢品や更に美味しい物を食べたくなるのは当然である。
というわけで、カルマを消費して物を買うのがここでは認められているのだ。
そして、消費出来るということは増やす事も出来るのであってその為には役所やハローワーク的な所で仕事を貰ってそれに着くっていうのもよくあることなのだ。
第一、ここに来る人間は勤勉な人や働くのが好きな人が比較的多いらしくここでつける職種も要望に答えた為沢山あるみたいだ。
話は戻って今いるここはカルマを消費して何かを買う場所である。
売っている物も不思議な物が多い。
不思議な店が沢山ある中で第三級次元商人魔人ブウの店というのがあった。
えっ、ドラゴ◯ボールじゃないよね!?と少し心配にはなりつつ、とりあえず中に入ってみることにした。
いらっしゃいませーと言った店員にちょうど良いと思いどんな店なのか聞いてみた。
話によると、
・次元をこえて商品を入荷している
・商品はこの世界でも使える様に神の許可を得ている
・ここにある特殊な商品は転売不可
ということがわかった。
俺はもしかしたら転生に役立つアイテムがあるかと思い、店を見て回ることにした。
で、買おうと決めたのは3つのアイテム。
・始まりの鐘 3カルマ
洞窟やダンジョンに行った時入り口にまで戻れる。
・回復薬5カルマ
体力と生命力を少し回復。
・解毒薬3カルマ
合計11カルマである。これは安いのかな?
俺は会計をすませようとしてレジに向かったらレジにはさっきの店員とは違う人がレジにいた。
すると向こうから話しかけてきた。
「こんにちわ。私はこの店の店長です。お客様は冒険者様ですか?」
「こんにちは。ええ、でも私はこの世界で冒険をする冒険者ではなく別世界に転生しながら冒険者しているんですがね。」
そう笑いながら答えると魔人ブウさんは明らかに目の色を変えた。
「ほほう、お客様は第三級以上の特殊な魂の持ち主なのですね!で、これらの商品をアイテムボックスに入れて次の世界に持ってくわけですね。」
ん?アイテムボックス?
なにそれ?
「あの、アイテムボックスってなんですか?」
そういうと店長は驚いた様子で、
「えっ、アイテムボックスをお持ちではないのですか!?お客様、アイテムボックスをお持ちでないなら転生先にアイテムは持っていけませんよ......」
俺らの間に気まずい雰囲気が流れた。
店長さんが大丈夫かこの人みたいな目でみてくる。
ううう、み、惨めだ。
俺が黙っていると店長さんがアドバイスをくれる。
「あのー、でしたら私がアイテムボックス等の能力を売っている店を紹介しましょうか?」
と、言ってきてくれた。
これはもう渡りに船である。
「是非、お願いします!」