とりあえず俺は自分の家に戻った。
来世占いのおばさんは魔石持って来いとか言ってたし、ただ漠然とてんせいするよりも何か目標ほしいとは思ってたので、占いを受けられないでも意味があったと思う。
家に帰ると執事と使用人達がでむかえてくれた。
「ああ、ただいま。今日は疲れたから寝るけど、もう明日には転生しようと思ってるから禊の間のしたくしといてね。ああ、それと前も言ったと思うけど一度行ったらすぐには帰ってこないと思うから俺のいない間も家の管理よろしくね。」
「失礼、旦那様実は外界とここの流れは違っているらしくここの時間の流れは外の時間の流れの100分の1になってるらしくさすがに1000年となればここでも10年はかかるのですがそうでなければそこまでこちらで時間がたつことはないのでご安心して転生に望んで下さい。もしかしたらご存知かもしれませんが...。」
し、知らなかった...。
「そうか、ならば安心だな。お前たちもいるし我は安心である。はははははっ。それでは」
なにが安心だなだよ!しかも偉そうだし、とっさに出たとしても一人称が我とかあほすぎて笑えない。初めて我とか言ったし。
とにかく一刻も早くこの場からはなれたかったのでずんずんと自分の私室に向かってった。
そのさいに感じた暖かい視線や聖母の微笑みのような数々にはきずかなかったことにする。
若干恥をかいてしまったが、これは誰が悪いとかではなく知ってて当たり前のレベルなのだ。
勉強不足が露骨に現れてしまった。
思えば、今日1日だけでも知らなかった事が多すぎる。
それに聞いた話によると中々ここも面白そうな世界だし、一度探検してみてもよさそうだ。
自室に戻った俺だが私物は少ないので追加で持って行くものは鉄の剣一本くらいだ。
なにしろ何に転生するのかわからないわけだしあんまり持っていってもしょうがないのだ。
目標も魔石を手に入れるだけだし、なんか魔石を手に入れても本末転倒な気も実はてかかなりしないでもないがまぁ考えるな感じろ!って感じに図太く生きてきた俺はそんなこと気にしません。
とりあえず準備を終えた俺は天国で初めての自分の家で初めてお風呂初めての使用人達と話をしてふっかふかのベッドで眠りにつくのだった。
翌朝、起きて転生なので心の準備だけして落ち着いた所で使用人達に声をかえる。
「では、行ってくる」
「いってらっしゃいませ。お帰りお待ちしております。」
俺は執事達が俺に頭を下げて見送るのを薄れ行く意識のなかでそれら見ながら5回目の転生に望むのだった。