STRIKEWITCHES THE UNSUNG WAR 作:アレクサンデル・G・ゴリアス上級大将
TL-CIWS
エースコンバットおなじみのTLSを艦載機関砲にしたもの。一瞬当たっただけで中型ネウロイ程度なら真っ二つになる程高出力。扶桑皇国海軍の1941年以降に竣工した艦艇達の標準装備。
防空巡洋艦 最上
ほぼあたご型護衛艦。主砲(レールガン)×1、Mk-41 VLS (トマホークも載せられる)96セル、上記CIWS×2、4連装対艦ミサイル発射筒×2、3連装短魚雷発射管×2を装備。新時代の艦隊運用思想・艦艇設計思想研究用に建造された巡洋艦。1941年竣工。初代艦長はクルーゼの前世での恩人でもあるウィリアム・メラン少佐(当時)。
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1941年某日 海軍省 大会議室
「・・・であるからして新時代の艦隊運用思想・艦艇設計思想は、互いにデータを共有し合いロングレンジから敵を攻撃する・・・というものに切り替わっていくものと私は推測しています。そして現状の艦艇の装甲ではたとえ戦艦の装甲であってもネウロイのレーザーを防ぎきることはできません。それにビーム撹乱膜のコストも非常に高いものであり常態的的に散布することは経済的にも良しとされることではありません。ラミネート装甲も同様です。以上の理由から私が皆さんにプレゼンする新型艦艇の設計思想は、基本的にレールガンそして新型墳進弾による長距離攻撃を想定した設計にします。その上でネウロイのレーザー攻撃が当たらないことを想定しなおかつスピードと小回りが利くようにするために装甲をなるべく薄くしその上で強力な新型の核融合炉を搭載、新型対空電探(SPYレーダー)も搭載することでネウロイによる数の波状攻撃をもってしても撃沈されないようなものにいたします。」
「質問よろしいかな?」
「どうぞ井上軍務局長。」
「確かにその新型対空電探の力は素晴らしい。私も直接確認したからな。しかしそもそも新型対空電探に比例する長射程の噴進弾・砲が無ければ話にならん。その辺は大丈夫なのかな?」
「ご心配なく。対空用の噴進弾の射程は300 km。主砲に至っては有効射程は1000キロを誇ります。敵を寄せ付けることはありません。」
「対地攻撃用の噴進弾は?」
「有効射程3000キロ。弾頭によりますが通常弾頭でも一発あれば半径600平方メートルを更地にすることができます。」
「「「「おぉ!!」」」」
「では諸君、裁決を取りたい。メラン少佐が提出したこの新型艦艇の設計建造及びその運用を行い、そしてまたそれによって編成される新艦隊の指揮をまた彼に一任することをよしとするか否か。良しとする者。」 全員の手があがる
「良し。ではメラン君、頼むよ。」
「お任せ下さい。」
「・・・教練対空戦闘用意。」
「了解。教練対空戦闘用意! 艦長、配置つけます。」
「了解。」
「教練対空戦闘!総員配置につけ。」 ブザーを鳴らす
「防火・防水扉閉鎖。」
「砲術科配置良し。」
「VLS配置良し。」
「被害対策班配置良し。」
「目標、120度。2機。まっすぐ近づく。」
「艦橋 第三戦速。おもーかーじ。30度 ヨーソロー。」
「攻撃します。」
「了解。」
「教練対空戦闘。近づく目標、SM-2 攻撃始め。」
「発射用意・・・てぇー・・・バーズ アウェイ。」 バシューン
「インターセプト10秒前・・・・・3、2、1、 マークインターセプト。ターゲット1キル。ターゲット2 サーバイブ。」
「主砲、CIWS 攻撃始め!」
「主砲攻撃始め。」
「主砲発砲。」 トリガーを引く
ヴィーン バシュン
「ターゲットキル。」
「全機撃墜。近づく目標無し。」
「艦長用具収めます。」
「了解。」
「対空戦闘用具収め。」
最上 テレビ電話室
「久しぶり相棒。防空迎撃試験は上手くいったようだが。」
「あぁ。全て問題ない。」
「んじゃ次のF-35C ベースの新型戦闘機の件任せるわ。イージスと新型艦載機のフォースプロバイダー(練度管理責任者)の任務を近々軍令で出させるから頼むよ。」
「任せろ。」
「頼む。ではな。またロンドンに空襲がきたから失礼するよ。」 ブチッ
次はブライト・ノア(偽)と直ちゃんの出会いでも書きたいと考えてます(書くとは言ってない)。