いろいろ様の作品「喫茶鉄血」の世界でテロリストが列車砲を強奪!
様々な世界戦の人形体が集結しそれを止めるという内容になっています!
今作品の主人公、潜伏者、そして同作者が書いています「鉄血工造はイレギュラーなハイエンドモデルのせいで暴走を免れたようです。」の主人公、救護者も参加していますのでよろしくお願います!
目が覚めた。
視界に広がるのは昨晩潜り込んだ廃れた工場、ではなかった。
「え?」
予想外の光景に目を疑う。
私がいたのはどこかの家の中。
家主は出かけたのだろうか、人の姿は見えない。
つけっぱなしで出かけてしまったのか、テレビにはニュースが流れている。
『現在、軍が保有する列車砲、アルゴノーツカライナ・ヴィーラ・パピスがテロリストに強奪され、そのうちカライナがS09地区に向かって接近しているという事件が発生しています。S09地区にお住まいの方はすぐに避難してください…』
列車砲…軍が所有していると話は聞いたことがあるが、正規軍からそれを強奪するとは、どれほどの凄腕を揃えたテロリストなのだろう。
ぼんやりと他人事のようにテレビを見ていた私は信じられない光景を見てテレビにかぶりついた。
テロリストらしき人間を攻撃する代理人、それはまだいい。だけど代理人の周囲にいるグリフィン人形たちは一体…?
慌てて外へ飛び出す。そして私は『今や私だけしか知らないはずの鉄血の周波数』へとチャンネルを合わせた。
《こちらAegis部隊。作戦目標であるアルゴノーツ・パピスへ接近中。指示を請う》
《こちら正規軍所属、ジャッジだ。突入準備が整い次第作戦を開始する》
《こちらゲッコー。南地区のテロリストの掃討完了。西地区へ援護を開始する》
《こちら代理人。引き続きテロリストの掃討を―――》
涙があふれる。
代理人だ。別人になってしまったあの声ではない。
皆が、笑いあって、とても幸せだったあの頃の、あの声だ。
「あ、あぁ……」
嗚咽が漏れる。これは夢だろうか。ならこんな
私が夢見て、諦めて、捨ててしまったものが、ここにはあるのだから。
正規軍も、グリフィンも、鉄血もみんな一緒に仲良く、なんて。
「もし、ここが夢ならば、少し好きに動いても構わないだろう」
そうだ。ここはきっと夢だ。なら、昔みたいにみんなと一緒に
涙を拭いて歩きだす。
場所は先ほどの通信から所在を割り出したアルゴノーツ・パピスという列車砲。
武装を展開、状態を確認する。
ここ最近はまともに整備もできず、あちこちにガタが来ていたハンドガンやブレードも何故か新品同様の輝きを取り戻している。これも夢の中だからだろうか。
「鉄血工造所属、ハイエンドモデル潜伏者、作戦を開始する」
なんてな、とつぶやいて私はワイヤーを射出し、建物の間を飛びぬける。
ここ最近は思い出すことのできなかった軽い気持ちを胸に秘めて。
こちら、参考までにですが、今回のコラボ参加者の皆様となっております!
一升生水様作『本日も良き鉄血日和』
無名の狩人様作『サイボーグ傭兵の人形戦線渡り』
oldsnake様作『破壊の嵐を巻き起こせ!』
焔薙様作『それいけポンコツ指揮官とM1895おばあちゃん!!』
試作強化型アサルト様作『危険指定存在徘徊中』
ガイア・ティアマート様作『閃空の戦天使と鉄血の闊歩者と三位一体の守護者』
NTK様作『人形達を守るモノ』
通りすがる傭兵様作『ドールズフロントラジオ』
こうして書いてみるとオーバーキルもいいところですね…