鉄血の潜伏者   作:村雨 晶

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主催者様が6月中旬って言ったのに大遅刻かまして申し訳ありませんでしたあああ!!!!(土下座)

とりあえずこのコラボ話は救護者のも含めてこれで終わりです…


大型コラボ編 第三話!

 

 

救護者と名乗った人形と共闘することになり、私達はこの列車砲を操作していると思われる車両へと向かっている。

 

その道中には当然テロリスト達が陣取っていて、戦闘になる……のだが。

 

 

「まずは無手の人形から…「清潔!」…ぎゃあああああああ!!!!???」

 

「嘘だろいつの間に懐に…「消毒!」…ぐあああああ!!???」

 

「来るな……こっちに来るなあああああ!!!「滅菌!」ひいいいいいいい!!!???」

 

 

救護者を名乗る人形が片端から殴り倒してしまうため、彼女の討ち漏らしを倒しているような状況だ。

楽なのはいいが、彼女のセリフと行動がまるで一致していないのは何なのだろうか。

 

救護者の横を抜けてきたテロリストをブレードで殴り飛ばし、彼女の背中へ追いつく。

 

救護者は私に目も向けずに次の車両へ続く扉を勢いよく開く。

 

しかしそこには固定されたガトリングの銃口があった。

 

 

「ひゃっはああああああああ!!!!!!!」

 

 

哄笑と共にガトリングが火を噴く。

しかし救護者は焦ることなく懐から救護者と同じくらいの大きさの棺桶のようなものを自身の前方へ盾のように構え、私をかばうように地に伏せた。

……いや待て、その塊どうやって懐から取り出した?

 

 

「守ってもらわなくとも自分で防げるのですが?」

 

「いいえ。これが二人とも最も傷つかずに済む方法です」

 

 

私の上に覆いかぶさる救護者へ抗議の声をあげるものの、鉄のような声でそれは否定された。

 

やがて鈍い銃声が止み、薬莢が床へ落ちる音が響く。

 

 

「ひゃははははは!ハチの巣になった鉄血人形二体のできあが、り?」

 

 

銃声が止んだ瞬間、救護者は立ち上がり、棺桶のようなものへ両腕を突っ込んだ。

そして両腕を左右へ広げると、それが救護者の腕に張り付き、巨大な鉄腕へと姿を変える。

 

 

「あー……許して?」

 

「緊急治療」

 

 

唐突に現れた巨腕に呆然としていたテロリストだが、諦めたように命乞いを始める。

だがそれは無慈悲に退けられた。

 

 

鉄腕に殴り飛ばされた彼は窓を突き破って外へ放り出された。

飛ばされた先は川のようだし、運が良ければ生きているだろう。

 

 

「排除完了。さあ、行きましょう」

 

「……そうね」

 

 

言いたいことは色々あるけど、それを飲み込んで頷く。

彼女と会ってさほど時間は経っていないが、なんとなく彼女にその手の言葉は通用しないのだろうと悟ったからだ。

 

ずんずんと進んでいく彼女を私はため息一つ吐いて追いかけた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから幾人かのテロリストを退けてたどり着いた管制室らしき車両。

 

モニターには列車砲すべての監視カメラやスピード、あと何を表示しているのか分からない数字が並んでいる。

試しにブレーキを作動させるボタンを押したが、鋭い警告音で拒絶された。

 

救護者は難しい顔をして(といっても眉間に皺が少し寄っている程度だが)機器を見渡すと、ため息を一つ吐く。

 

 

「これは私では止められませんね。……あなたはどうです?」

 

「少しはわかるけど、止め方なんて分からないわよ。ブレーキらしきコマンドを入力してみたけど弾かれたし」

 

「そうですか。では仕方ありません」

 

 

そう言うと救護者は鉄腕で制御装置らしきものをぶん殴った。

突然の凶行に慌てて彼女を止める。

 

 

「ちょっと!?何をして……」

 

「こういう時はこの手が一番通用します」

 

「いやいや、余計暴走するに決まって…あれ?」

 

 

彼女がもう一発殴ると火花と共にすべてのモニターが真っ黒になる。

そしてしばらくは慣性で走っていた列車砲も徐々に速度が落ちていき、やがて止まった。

 

 

「ええ……嘘でしょ?」

 

「やはりこの手に限ります」

 

 

フンス、と無表情ながらに得意げな顔をしているのがなんとなく分かる。

私は乾いた笑みを浮かべて彼女を見つめることしかできなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はい…はい。ではそのように」

 

止まった列車砲に軍やグリフィンが乗り込み、伸びているテロリストたちを捕縛していく。

私達も事情聴取のようなものを軽く受けたが、救護者がこの世界の鉄血と知り合いらしくすぐに解放された。

 

 

「では行きましょうか」

 

「どこへ?」

 

 

誰かと電話していた救護者が電話を切ると、私へ振り向いてそんなことを言う。

なんのことか分からずに首を傾げた。

 

 

「どうやら私達以外にも別の世界から来た方々がいたようです。彼らを集めてお礼のパーティーを開きたいから可能なようなら参加してくれと」

 

「それは別にいいけど……。堅苦しいのは嫌よ?」

 

「傭兵などもいるようですからそこまで格式ばったものではないでしょう。それに……」

 

 

救護者の次の言葉に渋っていた私はパーティーへ参加することを決めた。

 

 

「この世界の鉄血人形たちも参加します。あなたもここの代理人達には興味があるのではないですか?」

 

 




ちなみに彼女たちはパーティー終わったら来た時と同じように鈴の音と共に元の世界に帰ります。
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