あと、設定の最後にも書きましたが、潜伏者ちゃんはフリー素材です。
なんかこういうのはやってるらしいですね。
—―S09地区 鉄血司令部跡地
「これは……グリフィンのAR小隊?」
潜伏者は処刑人が統括していた鉄血司令部のデータベースを探っていた。
他のハイエンドモデル達の所在を探るためだ。
そんな彼女が見つけたのは、M4A1の情報だけでなく、彼女が所属するAR小隊の情報だった。
「M4 SOPMODⅡとST AR – 15が共に行動して、M16A1が一人だけ別行動をとっている、か」
鉄血が把握しているデータを見て、潜伏者は考え込む。
(SOPMODⅡとAR-15の所在地はここから近い。隣接した地点にいたことが確認されてる。処刑人姉さんは何故彼女達を追わなかった?もちろんM4A1を最優先にしたということだろうけど…、なんの対策もしていない、というのはおかしい)
「他のハイエンドモデルが追っていた、か」
思わず思考を漏らした潜伏者は可能性が高い、と顎をさする。
仮説を確認するために再びデータベースへアクセスする潜伏者。
その画面にはやがて「狩人」の名が表示された。
♢
――AR-15とSOPMODの潜伏先
鉄血の情報ステーションをS09地区の司令官が制圧したことにより、M4との連絡を取っていた二人だったが、突然通信を切ってしまったAR-15にSOPMODは非難の声をあげる。
「AR-15ったらもう!私もM4と話したかったのに!」
「黙ってSOPMOD。そんな場合じゃないの、気が付かなかったの?」
「まさか…盗聴?」
「ええ、厄介な奴に目をつけられてしまったわ」
厳しい顔をしたAR-15は立ち上がる。
「待って!AR-15、どこに行くの?」
「ついてこないで、SOPMOD。あなたはM4と合流するという任務があるでしょ。私は…片を付けなきゃいけないことがあるの」
AR-15はSOPMODを置いて歩きだす。
SOPMODは追いかけようと体を揺らすが、先のAR-15の言葉を思い出し、踏みとどまった。
ギリ、と歯を食いしばったSOPMODは潜伏していた場から歩き出し、M4との合流地点を目指す。
そんな彼女の前に人影が現れた。
「おねえちゃん、だあれ?」
「え、人間?鉄血の支配領域に?」
突然現れた小さな女の子に面食らうSOPMOD。
少女の姿は薄汚れており、孤児であることが見て取れた。
「ここをまっすぐいくの?あぶないよ?」
「えーっと、君は道を知ってるの?」
膝を曲げて目線を少女のそれと合わせるSOPMOD。
「うん!だれもとおらないうらみちしってるよ!こっち!」
「あ、ちょ、ちょっと待って!」
走り出した少女を慌てて追いかけるSOPMOD。
「こっちだよー!」
「待ってってば!ああもう、なんて所通るのあの子…!」
下水道、崩れた大通り、倒壊した建物の隙間。
道とは言えない道を通っていく少女にSOPMODはなんとかついていく。
そして、彼女達は目的地へ辿り着いた。
「着いた!ありがとう、お嬢ちゃ、ん…?」
お礼を言おうと少女の姿を探すSOPMODだったが、周囲にはもう誰もいなかった。
SOPMODに都合よく表れた謎の少女。
イッタイダレナノカナー?(棒)