鉄血の潜伏者   作:村雨 晶

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今回みたいにサブタイトルがない話がちょくちょく出てきますが、単純に思いついてないだけなので気にする必要はないです。


あと、設定の最後にも書きましたが、潜伏者ちゃんはフリー素材です。
なんかこういうのはやってるらしいですね。


第7話

—―S09地区 鉄血司令部跡地

 

 

「これは……グリフィンのAR小隊?」

 

 

潜伏者は処刑人が統括していた鉄血司令部のデータベースを探っていた。

他のハイエンドモデル達の所在を探るためだ。

 

そんな彼女が見つけたのは、M4A1の情報だけでなく、彼女が所属するAR小隊の情報だった。

 

 

「M4 SOPMODⅡとST AR – 15が共に行動して、M16A1が一人だけ別行動をとっている、か」

 

 

鉄血が把握しているデータを見て、潜伏者は考え込む。

 

 

(SOPMODⅡとAR-15の所在地はここから近い。隣接した地点にいたことが確認されてる。処刑人姉さんは何故彼女達を追わなかった?もちろんM4A1を最優先にしたということだろうけど…、なんの対策もしていない、というのはおかしい)

 

 

「他のハイエンドモデルが追っていた、か」

 

 

思わず思考を漏らした潜伏者は可能性が高い、と顎をさする。

 

仮説を確認するために再びデータベースへアクセスする潜伏者。

その画面にはやがて「狩人」の名が表示された。

 

 

 

 

 

 

 

 

――AR-15とSOPMODの潜伏先

 

 

鉄血の情報ステーションをS09地区の司令官が制圧したことにより、M4との連絡を取っていた二人だったが、突然通信を切ってしまったAR-15にSOPMODは非難の声をあげる。

 

「AR-15ったらもう!私もM4と話したかったのに!」

 

 

「黙ってSOPMOD。そんな場合じゃないの、気が付かなかったの?」

 

 

「まさか…盗聴?」

 

 

「ええ、厄介な奴に目をつけられてしまったわ」

 

 

厳しい顔をしたAR-15は立ち上がる。

 

 

「待って!AR-15、どこに行くの?」

 

 

「ついてこないで、SOPMOD。あなたはM4と合流するという任務があるでしょ。私は…片を付けなきゃいけないことがあるの」

 

 

AR-15はSOPMODを置いて歩きだす。

SOPMODは追いかけようと体を揺らすが、先のAR-15の言葉を思い出し、踏みとどまった。

 

ギリ、と歯を食いしばったSOPMODは潜伏していた場から歩き出し、M4との合流地点を目指す。

 

そんな彼女の前に人影が現れた。

 

 

「おねえちゃん、だあれ?」

 

 

「え、人間?鉄血の支配領域に?」

 

 

突然現れた小さな女の子に面食らうSOPMOD。

少女の姿は薄汚れており、孤児であることが見て取れた。

 

 

「ここをまっすぐいくの?あぶないよ?」

 

 

「えーっと、君は道を知ってるの?」

 

 

膝を曲げて目線を少女のそれと合わせるSOPMOD。

 

 

「うん!だれもとおらないうらみちしってるよ!こっち!」

 

 

「あ、ちょ、ちょっと待って!」

 

 

走り出した少女を慌てて追いかけるSOPMOD。

 

 

「こっちだよー!」

 

 

「待ってってば!ああもう、なんて所通るのあの子…!」

 

 

下水道、崩れた大通り、倒壊した建物の隙間。

 

道とは言えない道を通っていく少女にSOPMODはなんとかついていく。

 

そして、彼女達は目的地へ辿り着いた。

 

 

「着いた!ありがとう、お嬢ちゃ、ん…?」

 

 

お礼を言おうと少女の姿を探すSOPMODだったが、周囲にはもう誰もいなかった。

 

 




SOPMODに都合よく表れた謎の少女。

イッタイダレナノカナー?(棒)
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