どなたかサブタイ付ける才能と文才をください。
さて、相方曰く一番一番好きと好評な3話目、お楽しみください。
~千冬side~
「ただいま。」
いつもとは違って星宮が稽古を見て、いつも通り稽古が終わってからも少し自分なりの稽古をして家に帰ってきた。
「おかえり、千冬。」
「おかえりなさい。」
…あれ?
「2人とも仕事は…?」
「まだ少し残ってるけど…千冬と話さないといけない事があるんだ。」
「話さないといけないこと…?」
いつも忙しい2人が仕事を残してまで話すこと…。私が何かしてしまったのかな…。
「千冬…まずは、すまなかった。」
「…え?」
私は何か謝られることをしたのかな…。父さんが私に謝るようなことをなにかしたのかな…。
「急に謝られても千冬には何のことだか分かってないわよ。」
「あ、ああ、そうか…。えっと、その…父さんも母さんも仕事が忙しいからって言って千冬をほったらかしにしてしまっているだろ…?千冬がしっかりしているように見えても、僕たちが帰ってこれたときに笑っていてくれてもずっと一人にするのはやっぱり心配なんだ。」
一人の時は確かに寂しいけど二人とも仕事で仕方なくて…
「私は…大丈夫だから…。」
私が我慢すれば父さんも母さんも仕事のために頑張れて…
「千冬。」
「…えっ?」
母さんに呼ばれながら抱きしめられた。
「ごめんね、千冬。お父さんもお母さんも千冬が周りの子よりしっかりした子だって、篠ノ之さんの道場にも通って一人の時間は少ないからって千冬が一人になったときの気持ちを考えれてなかった。」
「忙しいからって千冬に寂しい思いさせちゃって…父さんダメだな…。」
「違う…。」
一人の時は寂しいけど二人から嫌われていると感じた事は無いし三人で入れるときはみんなで笑っていられるから。
「父さんはダメなんかじゃないよ…。母さんと二人で頑張ってるし、休みの時は疲れてるはずなのに遊びに連れて行ってくれるし、時間があれば宿題も見てくれて、出来たら褒めてくれて…」
「そっか。」
「だから父さんも母さんも駄目じゃないし、一人の時も我慢できる。」
「そうか…ありがとう…。でもな、父さんも母さんも心配だから…隣の星宮さんと話してな。私たちの帰りが遅くなる日は稽古のあと星宮さんの家に居てもらおうってなったんだが…どうだ?」
「えっと…でも、」
「今すぐにじゃなくてもいいから…明日は土曜日だし稽古の後に星宮さんのお宅にお邪魔する事になってるんだ。だから、決めるのはそれからでいいよ。」
「…うん。」
星宮って…今日道場で母親と見学しに来てたけど…関係あったのかな?
~天斗side~
「それでね!2人とも凄い音で『バシーン!』ってなってカッコよかった!」
「カッコよかったのか~。他にはどんな事があった?」
「えーっと…柳韻さんが明日は動きやすい服装で来なさいって言ってた!」
「ということは剣道やってみるのか。」
「うん!」
「明日は稽古が終わったら織斑さんが来るから初剣道のお祝いも兼ねて夜ご飯は豪華にしなくちゃな。」
「豪華?すきやき?」
「どうしようかなぁ…。」
「作るのはお母さんなんだけど?」
「あははは…そうでした。」
冗談っぽくお母さんが言うとお父さんも冗談っぽく返した。
「そうだ、焼肉とかどうかな?」
「焼肉?ほんとに⁉︎やったー!絶対だよ?」
「そうね。焼肉ならそこまで時間かけなくてもいいしいいかもね。」
「よし、明日は焼肉だ!」
「じゃあ天斗、ちゃんと稽古頑張って焼肉たくさん食べれるようにちゃんと寝よっか。」
「うん!」
明日は土曜日だから朝からあるらしいからちゃんと寝なきゃ。
~束side~
最近は朝起きると本を読む。朝ごはんは7時だからだいたい30分くらい読める。今日は何読もうかなぁ。
「…あれ?この本のこと…何かが違う気がする…。」
読んでるのは剣道の解説本だけど…構えてみると明らかに身体の向きがばらばらで…
「この前読んだときは何ともなかったんだけどなぁ。」
ちょっとはそういうことが分かるくらい剣道が出来るようになったのかな…?
「束ー、ご飯出来たわよ。」
「はーい。今行くー。」
ありゃりゃ…もう30分経ってたのか。今日はあーくん初稽古だし面白くなるかなぁ。
~天斗side~
今日は朝から稽古があるって言ってたし朝ごはんは少なめにしといた。あんまりいっぱい食べるとお腹痛くなっちゃうしね。
「あ、あーくんおはよー。」
「おはよう、束。」
家が道場なのはこういう日はずるいと思う。長く寝れるし…。
「あれ?今日はお父さんがいるの?」
「そうだよ。なんか今日は話したい人が来るんだって。」
「ふーん。」
多分千冬のお父さんとお母さんだと思うけど。
「おはようございます。」
「あ、ちーちゃんおはよー。」
「千冬おはよー。」
丁度いいタイミングで千冬が来た。後ろにお父さんかな?大人の人もいる。けど…千冬なんかちょっと怒ってる…?でもただ怒ってるのとはなんか違うな…なんだろ。
「星宮…この剣道場に来た理由はなんなんだ。」
「え?今日は一緒に稽古するつもりだったけど?あ、着てる服がダメだったとか…
「そうじゃない!昨日お前はどういうつもりで見学に来たんだ!」
「え?ちょっと待ってよ千冬。どうしたの?」
「いいから答えろ!」
「ちーちゃん。何があったかは分からないけどもう人も増えてきたし落ち着こうよ。それが出来ないなら外で話そ?」
「束には関係無い!」
「うん、関係無いよ。だから、外で話してきなよ。」
「千冬、一回外出よ?」
「…分かった。束、すまなかった。」
「いいよ~。ちーちゃんも何かあるだろうし。」
「ごめんね、束。ちょっと行ってくる。」
「あーくんも大丈夫だよ~。ちーちゃんとちゃんと話してきてね。」
「うん。」
「千冬、ちょっと待ってて。」
お父さんたちは…あ、いた。
「お父さん。」
「どうした?天斗。」
「千冬とちょっとお話ししてくる。」
「そっか。稽古に遅れないように気をつけなよ?」
「うん!」
「あ、ちょっといいかな?」
「え?」
「あ、急にごめんね?僕は千冬の父親なんだけど…千冬のことごめんなさい。急に家に来るかもしれないって聞いて驚いたよね。」
「千冬の…。別に気にしてないし…家の中でも遊べるかもしれないなら楽しそう!」
「そっか…ありがとう。千冬はちょっと頑固なところがあるけどよろしくね。天斗くん。」
「うん!」
千冬はもう外にいるな…。
「遅いぞ星宮。」
「ごめんね千冬。で、話って何?」
「お前はどういうつもりで昨日来たんだ。」
「どういうつもりって…束の言う稽古ってのが気になって…お父さんが道場に見学に行ったら?って言ったからだけど…。」
「親に言われたからなのか…?言われなかったら来なかった程度の気持ちだったのか?」
「うーん…どうだろね。束の話を聞き続けたら行ったかもしれないけど分かんないや。」
うん、もう来ちゃったわけだし面白そうだとは思ったし。
「…るな。」
「え?」
「ふざけるな!お前が剣道を見に来なければ父さんが謝る事なんてなかったんだ!母さんもあんな
「千冬…?」
「お前が来なきゃ!家が隣だからって!父さんと母さんが私に謝る事なんてっ。なかった…のに…。なんで…。」
「えっと…よくわからないけど、まずは泣き止んでくれるかな?止まるまで待つけど一回止まってほしいな。」
「うるさぃ…うぁぁ……。」
どうしよう…そろそろ稽古も始まると思うし…。
「ねえ、千冬?千冬は僕が中途半端な気持ちで剣道やろうとしてるのが気に入らないんだよね…?」
「ぐすっ…そのせいで父さんは仕事も途中で私に謝ったんだ…。私が一人で家に居るのが心配だからって…ちょうど隣の家のお前が剣道を始めるからって…。」
「千冬を家に呼ぼうとしたのは僕の剣道は多分関係ないよ。」
「でも稽古の後に行くって…。」
「それは千冬の稽古があるからじゃない?」
「お前が剣道をしようとしたのは…」
「千冬から見たら中途半端かもしれないけど自分で『面白そうだ』って思ったからだよ。」
「面白そうだから…?」
「うん。」
千冬みたいに真剣にやってる人から見たら適当な理由って思われるかもしれないけどね。
「…さい…。」
「え?」
「ごめんなさい。」
「ちょっと千冬⁉︎謝るのは僕じゃないの?」
泣かせたし中途半端に見えただろうし。
「勝手に思い込んで八つ当たりしたから…。」
「そっか…じゃあ早く稽古行かなきゃね。もうすぐ始まるでしょ?」
「そうだな。」
〜千冬side〜
剣道を『面白そうだから』で始めたのは私も同じだし星宮が自分で決めたことを勘違いで中途半端だなんて言ってしまったんだ…。星宮こそ謝る必要なんて無かったんだ。
「ちーちゃん、仲直りはできたの?」
「束…出来たよ。結局私の勘違いと八つ当たりだったが…。」
「ふーん。なら良かった!ずっとギスギスされるのもやだしね〜。」
「それは…すまなかった。」
「いいよいいよ。今日も頑張ろ〜。」
「あぁ。」
〜束side〜
ちーちゃんとあーくんは仲直り出来たみたいだね〜。そういやあーくんどこだろ。
「ねぇちーちゃん。あーくんは?」
「星宮ならあそこで足捌きの練習だ。」
「ん?あー…お父さんに捕まってるね。」
足捌きは絶対お父さんが教えるらしいからなぁ…。この頃新しい人も居なかったし心なしか楽しそうだし。でも…
「……なぁ、束…?」
「…なに?ちーちゃん。」
「もしかして星宮って…。」
「うん、割と不器用。」
野球もバット持つ手反対だった気がするし…逆に器用な気もするけど。
「そうなのか。」
〜天斗side〜
なんかしっくり来ない…最初はそんなもんらしいけどなんかなぁ…。
「うーん…。軸を一本…なんか変…。」
「何度か回数を重ねればそのうち慣れると思うが…。」
「はい。」
イチ、ニ。イチ、ニ。…軸ってなんだろ。
「先生、軸ってなんなんですか?」
「頭から真っ直ぐ一本の棒を通す事を想像してごらん。」
「真っ直ぐ一本…。」
「身体を回す時、そこはあまり動かさずに回るだろう?」か
「…はい。」
「その軸を意識すると姿勢も伸びて真っ直ぐに動けるはずだ。」
「はい。」
軸…難しい。
〜束side〜
あーくんも苦労してたみたいだねー。
「あーくん、お疲れ様〜。」
「あ、束もお疲れ様ー。」
「お父さんにみっちり扱かれてたみたいだね。」
「足捌きは基本だからって特にね。」
「星宮、束、隣座ってもいいか?」
「ちーちゃんもおつかれ〜。もちろんだよ。ね?あーくん。」
「いいよー。千冬とも話したかったし。」
「話し…?」
「うん、千冬は足捌きのとき身体の軸って考えてる?」
「軸か…軸と言っていいか分からないが身体の上に頭が常に乗ってる感じだな。」
「動くときはどうするの?」
「動くときは動かす方に少し頭を傾けるというか…頭から動かしてその下に身体を入れるんだ。」
「頭の下に身体…。束は?」
「私は何も考えてないかなぁ。姿勢は日頃からお父さんに言われて気をつけてたから染み付いちゃった。」
「そっか…。」
「星宮、あまり考えすぎずに動いてみるのも手だぞ?私のイメージは私のイメージだ。星宮は星宮に合うイメージをすれば良い。」
「それもそうか。ありがとね、千冬!」
「あ、あぁ。」
ちーちゃん戸惑ってるね〜。そりゃ今朝八つ当たりした人間がこんな無邪気に来るなんて戸惑うよね。
「ふぅ、ご馳走様でした。」
「ごちそうさまでした。」
「ご馳走様でした。」
お昼も食べたし午後の稽古まで少し時間あるなぁ…。あ、そうだ
「あーくん、一回足捌き見てみない?」
「どういう事?」
「私やちーちゃんの足捌き見たら何かいい刺激になるかなぁと思ってね〜。」
「そうだな…私も束と見せ合いながらやった覚えがある。」
「なら見せてもらおうかな。」
あーくんもやる気だね。
〜千冬side〜
「スッとして…ドンッ!だ。」
「ちーちゃんもう黙って…。」
「む、なぜだ…。」
「千冬のは擬音語しかないよ…。見てるだけで分かるからまだいいけど。」
「え!?あーくん分かったの!?」
「動き方なら…。」
「そ、そうだろう!束はいつと分からないと言うがちゃんと伝わったぞ!」
「動き方だけでしょ?」
「うぐっ」
それは…動き方なんて考えてないから仕方ないだろ…。
「そういう束はどうなんだ!」
「え?私はちゃんと教えれるもんね。」
「…あ、束、千冬そろそろ時間じゃない?」
「ホントだ。じゃあ午後も頑張ろ〜!」
「あ、束!」
上手く逃げられた気がするが…仕方ないか。
ふははは!コンスタントに5000文字書けるようになりたい(´・ω・`)
そろそろサブタイも○話目とかじゃなくちゃんとしたの思いついてみたいです。
書いてて思ったんですけど千冬のメンタル強いです。普通八つ当たりした人間にその日の内によっていけません。流石未来のブリュンヒルデ…。(まぁそう書いたのは私ですが)
次は1ヶ月以内に出せるようにしたいですね。早くIS動かしたい!
誤字脱字には気をつけてますがもしあればご報告ください。
それではまた次回よろしくお願いします。