泣き顔の復讐者【のんびり更新】   作:沙香月 雪音

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…キャンプ行きたい。
でも山とかって虫多いですよね…虫は苦手です
さて、気が付いたらあと少しで天斗君達も夏休み!な回ですね。羨ましい
それから、ちょっとご指摘がありましたがこの世界の織斑家は真っ白です。というか基本的にみんな白というか暗い面があまりないです。…IS出るまでは
さて、第6話よろしくお願いします。


キャンプに行きたい6話目

~千冬side~

「千冬、ご飯できたわよ。」

「はーい。」

 

今日は父さんも母さんも一緒に晩御飯だ。

 

「千冬、そろそろ夏休みだろう?どこか行きたいところとかないかい?」

「うーん…行きたいところ…。」

 

稽古もあるしそこまで遠くには行けないだろうし…そういえば天斗達とまだ釣りしてなかったな…。

 

「束達と釣りがしてみたい。」

「釣り…?なら川にキャンプしに行くか?星宮さんや篠ノ之さんも誘って。」

「でも稽古が…それに仕事は?」

「仕事はひと段落ついて土日は休みなんだ。」

「ホントに!?」

「うん、だから明日の稽古のときに篠ノ之さん達に聞いてきてくれないかな?」

「わかった!」

 

楽しみだなぁ。

 

 

 

~天斗side~

「ということで束、天斗、夏休みにキャンプに行かないか?」

「キャンプは行きたいけど稽古とかは…?」

「ふっふっふー!お盆前は神楽舞や夏祭りの準備で稽古は休みになるんだよあーくん!」

「と、いうことだ。」

 

でも千冬はお父さん達となかなか一緒にいれないのに僕たちも一緒でいいのかな…。

 

「うーん…。」

「何か予定でもあったか…?」

「多分予定はないんだけどね?千冬はいいのかなぁって。」

「私が?」

「千冬は久しぶりにお父さん達と遊べるわけでしょ?そこに僕たちが行っていいのかなぁって。」

「なんだそんなことか。何も父さんたちもその日にしか休みがないわけではないし私は天斗たちとも遊びたいんだ。それに前に釣りをするって言っただろう。」

「まぁ確かにそうだけどさぁ。」

「よし、ちーちゃん。あーくんは行きたくないみたいだからあーくんは置いて2人で遊んじゃおう!」

「…そうだな!天斗が遊んでくれないなら仕方ない。柳韻さんたちもちゃんと誘うんだぞ?」

「もちろんだよちーちゃん!あーくんはお留守番ね!」

「遊んでほしいのに遊んでくれないからな。」

 

あー…もう。

 

「分かったよ。僕も遊びに行きたいから連れて行ってよ!」

「あーくん?」

「人にものを頼むときは?」

「連れて行ってくださいお願いします。」

 

あーもうなんか恥ずかしいし2人して笑ってるし…。

 

「ちーちゃんどうする?」

「ここまで言われたら仕方ない。連れて行ってやろう。」

「ちーちゃんも悪だねぇ。」

「束が始めたからだろう?」

「2人とも意地悪だよ。」

「遊びに行こうって言ってるのに変に気を使うお前が悪い。」

「それは同意かなぁ。遊びに誘うちーちゃんなんて滅多に見れないんだよ?」

「そういえば千冬から誘われることってなかったね…。」

「ちーちゃんも成長したんだねぇ。」

「さすがちーちゃんだねぇ。」

「ふ、2人してニヤニヤするな!」

「さっき2人だってしてたもんねー。」

 

だからちょっとした仕返しくらいいいじゃないか。

 

「うっ。た、たしかにしたが…。」

「ちーちゃんもあーくんも謝ったほうがいいんじゃない?」

「「束が一番たちが悪い!」」

「てへへー、バレた?」

「当たり前だ!」

「束だけ何もないなんてずるいと思わない?」

「思わないよ⁉︎」

「そういえばな、天斗。束がこの前お前のことを…」

「わー!ちーちゃんやめて!私も悪かったです!だからそれだけは…。」

「で、束が僕の事を…?」

「あーくんも興味持たないで!ちーちゃんさっきより生き生きしてない⁉︎ねぇ!」

「うるさいぞ束。私はこれからお前をいじらないといけないんだ。」

「そんな必要ないよ!ねぇちーちゃん!」

 

2人はやっぱり仲良いなぁ。

 

 

 

〜束side〜

「ねぇお父さん。稽古休みっていつからだっけ?」

「夏祭りが8月の…3日か。だいたい束が夏休みに入ったらだな。」

「そっか。ねぇ、今度ちーちゃんとあーくんとキャンプに行こうって話があるんだけどお父さん達は行ける?」

「そうだな…。夏祭りの屋台の手配や自治体への対応もあるから難しいだろう。」

「そっか…。その為の稽古休みだもんね…。お母さんは?」

「お母さんも神楽舞の為に仕上げをしないといけないから行けないかなぁ…。」

「なら私もお手伝いした方がいいよね…?」

「…束は行って来なさい。せっかく千冬ちゃんが誘ってくれたのだろう?ならその好意は受け取るべきだ。」

「でも2人ともやる事があるのに…。」

「束に任せられる仕事は無い。だから、キャンプに行って来なさい。」

 

私にできる事は何もないの…?お手伝いしたいのに…。言いたいけど声に出ない…。とにかく今は怖い。ここに居たくない。

 

「…もういいよ。わかった。おやすみなさい。」

「たば

 

お父さんが呼んだ気がするけど今は聞きたくないや。

 

 

 

〜夏子side〜

「またやってしまった…。」

「星宮さんに教えてもらってから少しずつ良くはなってたんですけどねぇ…。」

 

夫は…柳韻さんは優しいけど不器用すぎて伝わらないのよねぇ…。

 

「言いたいことは分かりますけど言い方ですねぇ。やっぱり。」

「うぐっ。それは…分かってるつもりなんだが…。」

「全く…。あの子も手伝いがしたかっただけなのは分かってますね?」

「あぁ…。でも束に任せられない仕事も多いしせっかくなら遊びに行って欲しかったんだ。」

「それは分かってますしちゃんと伝えてあげればいいのに。」

「す、すまない…。」

「言う相手が違いますよ。明日、束にちゃんと謝ってあげてくださいね。」

「はい…。でもどうしたら…。」

「キャンプに行く仕事をあげればいいんですよ。」

「遊びに行く仕事か…。」

 

この人は不器用なだけじゃなく頭も固いんだった…。むしろ不器用だから固いのかもしれないけれど。

 

「ビデオカメラがありますよね?」

「あるな。」

「前に頂いたカメラが修理から返ってきますよね?」

「返ってくるな。」

「キャンプの様子見たくないですか?」

「束が楽しければそれでいいと思うが…。」

「私は見たいです。」

「なら

「着いていこうにも神楽舞や夏祭りの準備で行けません。ビデオカメラとカメラはあります。束は仕事を欲しがってます。分かることは?」

「束に写真を持ってきてもらうのか。」

「そういう事です。それなら仕事もあげれますしね。」

「わかった…。ちゃんと伝えよう。」

「はい。」

 

これで大丈夫そうね。

 

 

 

〜束side〜

目覚まし鳴ってる…6時半だ…起きなきゃ…。昨日あんな風に出てきちゃったけどお父さん怒ってるかな…。

 

「とりあえず何か読も…。」

 

この前のビデオカメラとカメラ関係の本でいいかな…。別にキャンプに行けなくたって使える時は他にもあるんだし。

 

「ちょっと早いけど下いこ…。」

 

読んでても楽しくない。

 

 

 

〜柳韻side〜

「…おはよう。」

「おはよう、束。」

 

いつもより降りてくるのが早いのは昨日のことがあるんだろう。

 

「束…。」

「なに。」

「昨日は…その、すまなかった。」

「…。」

「私は、束の友達と遊んできてほしかったんだ。普段から稽古だなんだと言って周りの子達が遊んでる中お前は道場で竹刀を振っていた。」

「…うん。」

「しばらくして千冬ちゃんが入門してからは楽しそうに剣を振っていた。あの時なんて言ったか覚えてるか?」

「覚えてるよ。『凄い友達が出来たんだ!』だっけ。」

「その後に『もっと仲良くなれたらいいなぁ。」って言ったんだ。」

「…うん、言ったかもしれない。」

「なら、キャンプについて行ってもっと仲良くなりなさい。それが束の1つ目の仕事だよ。」

 

母さん…私だってやれば出来るんだよ…。その『不器用なのに仕事増やせた』みたいな顔はやめてほしい。

 

「でもそんなの

「じゃあ2つ目の仕事だな。」

「え?」

「カメラとビデオカメラを持って行って楽しかったところを私たちにも見せてくれないか?」

「それだけ…?」

「それだけと言われると…。」

「束?お母さんの神楽舞撮ってくれるんでしょ?なら練習しなきゃね。」

「それはそうだけど…。」

「なら束。夏祭りのことは考えない上で聞くぞ?キャンプには行きたいか?」

「行きたいよ。」

「なら行って来なさい。手伝いがしたいなら楽しんで、みんなと写真を撮って来なさい。」

「…わかった。」

 

やっと分かってくれたか…。よかった。

 

「その代わりもしまた別のときにキャンプとかあったら絶対来てもらうからね。」

 

束がそんなこと言うなんてな…。母さんの驚いた顔が目に入る。多分私も似たような表情をしてるだろう。でもまずは…

 

「わかった。必ずとは言えないが行けるようにしよう。なぁ、母さん。」

「えぇ。だから束、どんなことしたか教えてね。」

「うん!」

 

約束をしないとな。

 

 

 

〜天斗side〜

あと3回学校来たら夏休みだよ夏休み。

 

「あまとー、夏休みの最初の土曜日遊びに行かないかー?」

「ごめんねー、最初の土曜日と日曜日でキャンプに行くんだー。」

「そっかー。いつなら遊べるー?」

「どうだろー。稽古とかもあるし分からないかなー。」

「またけいこかよー。まーいいや。遊べるとき分かったら教えろよー?」

「分かったー。」

 

けんじ君には悪いけどいつ遊べるんだろ…。

 

「あーくん、そろそろ先生来るよ?」

「あ、ホントだ。ありがと束。」

「私もそろそろ本しまわなきゃ。」

 

最近束はカメラの本を読んでることが多い。柳韻さんたちから写真を撮って来て欲しいって言われたからって言ってたけど…。

 

「ねぇ束?写真撮るのにカメラはバラバラにはしないんじゃない?」

「それがねー、撮り方の本読んでたらメンテナンスのもあって読み始めたら面白くなっちゃってね。」

「へー、そうなんだ。」

「あ、先生来たしまた後でね。」

「またあとでー。」

 

あんな難しそうな本読んで面白いなんて束って凄いんだなぁ。




φ(..)カキカキ…ン?シノノノケデシテンマワスカ
さて、篠ノ之家で視点回って行きました。アレコレ悩みながら書いてたんですけど出始めると楽しいですねやっぱ
次回はとうとうキャンプに行きます。なお雪音の方はここ数年キャンプしておりません。相方は…知らね←
なのでちゃんと書けるかちょっと不安だったり…
てなわけでまた次回、お待ちください
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