バカとテストと召喚獣<神と仮面と先導者>-Remake-   作:Nirkxi

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Episode5「vsDクラス 切り札」

「ブラスター・ケロロか、面白い!」

「行け!」

俺は『ブラスター・ケロロ』に突撃するように指示した、ある程度の命令には聞くようだが、追撃をする様で、どうやら大体は自動で動くようだ。

「おっと」

相手はユニットの攻撃をかわしたが、その反動で召喚獣はバランスを崩した……

「その隙、貰った」

ザク

俺はそれを見逃さず、今度は召喚獣を動かして一気に間合いを詰る。咄嗟に武器を槍に持ち替えて、突撃の勢いをそのままで、相手の召喚獣に突き刺す。

 

Dクラス 久隅隆一 数学 0点

 

よし、1人倒した。

「背中がガラ空きだ!」

俺が敵を倒した瞬間を狙ったのか、敵の一人が俺に向かって矢を放ってきた。

「支援するわ!」

更にレディ・ボムが爆弾を飛ばし、退路を塞いできた。だが……

「おらぁ!!」

俺は自分のユニットを足場に、唯一の逃げ場である上空へ飛び、窮地を脱出した。

「ナイスだ明久!!」

キュイィィィン

すると、離れたところで光輝が攻撃態勢に入っている。よく見ると右腕に装着している腕輪が光を放ち、魔導書の輝きが大きくなっている。

「一気に決めるぜ!『ディバインキャノン』!!」

ドゴォォォン

巨大な光の玉を前方に射出し、巨大なビームになった。ビームは『レディ・ボム』を貫くと、それに隠れるように直線状にいた召喚獣も巻き添えになり、2体とも粒子となって消えた。

 

Dクラス 風上隼人   数学 0点

ユニット レディ・ボム HP0

 

「『レディ・ボム』がやられたわね」

「よし、チャンスだ!!」

潤が一気に切りかかり、召喚獣を消滅させた。

 

Dクラス 黒崎彩女 数学 0点

 

「ふぃー」

「潤!後ろ!!」

「そこ!」

息を吐いた潤に向かって、矢が飛んできた。

「危ない!!」

ザシュ

咄嗟に光輝が攻撃を防ぐ、腕に刺さったが、何とか死なずにはすんだ。

「くっ」

「そりゃ!」

フワン

光輝が光の魂を発射し、運良く召喚獣に当たった。

Dクラス 海原南 数学 0点

これで、前線の高得点者は捌いた。後はこの雑魚だけだ!!

「転校生の4人がやられたぞ!」

「まずい、撤退だ!」

Dクラスの雑魚たちが怯えて後退を始めた、だが…

「逃がさねぇ!」

スパァァァン

ケロロと一緒に一気に距離を詰めて薙ぎ払う。ユニットの扱いにも段々と慣れてきた。

Fクラス 吉井明久 数学 151点

ユニット ブラスター・ケロロ HP300

 

なるほど、ユニットを出すには400点消費する必要があるのか、…なぜ100点も減ってるんだ?

「その顔、何で減っているのって表情ね」

「お前さっき、ユニットを踏み台にしただろ」

あぁ、あの時に減ったのか。確かにそんな事あったな。

「あと少しだ!総員、この流れを断ち切らずに、進軍だ!!」

「「「うおぉぉぉぉぉ!!」」」

後退していた雑魚を一掃し一気に前線を押し上げると、ついにDクラス前に着いた。

「喰らえ!」「そこ!」

ドカァァァン

 

潤と皐がDクラス教室前の召喚獣をまとめて倒す、扉を開けると、Dクラスの代表らしき奴が立っていた。

「さぁ覚悟しな、代表さん」

「くっ」

剣を前に出し、威嚇する俺ら、すると…

「これは無理だな、降参だ」

向こうは戦意消失し、降参を宣言した。

 

試験召喚戦争 勝者Fクラス

 

 

 

『Dクラスの設備は・・・・・・・・・・・・・・・』

悪鬼羅刹を率いるFクラスの面々は向こうで戦後対談を行い始めた。俺たちはそれに参加せず、Dクラスに配属されたVクラスのメンバーと話をしていた。

「じゃあ次は」

「あぁ、Bクラスに配属した奴らになるな」

「ここまで、お前が考えている通りに進んでいるな」

Dクラスに配属されていた4人、ぬばたまの神の先導者『風上隼人』、グランブルーの神の先導者『海原南』、メガコロニーの神の先導者『黒崎彩女』、スパイクブラザーズの神の先導者『久隅隆一』の4人は、ある程度光輝から話が通っていて、今光輝が行っている、『戦争に紛れてVクラスの召喚獣操作訓練』の内容を理解していた。

「光輝、Bクラスには『千賀辿』という男子生徒がいる、注意しろ」

「あの千賀か」

『千賀辿』、この学園に入る前からも姑息と名高い生徒で、窃盗・脅迫などの警察沙汰な事件を起こしている。しかもそれを他人に擦り付け、自分は部外者として振る舞う、性根が腐っている野郎だ。

「わかった、注意しよう」

「じゃあ、そろそろ時間だし、解散だな」

潤の一言を皮切りに全員が時計を確認する。確かにもうそろそろ下校時間だ

「じゃあみんな、計画通りに」

「「「了解」」」

 

 

 

あれ、視界が…

『どうやら覚醒したようね』

あんたは…

『さすがはエトランジェの神の先導者。いえ、“JOKER”と言った方がいいかしら』

JOKER?

『あなたはエトランジェの先導者であり、切り札でもある“JOKER”である。絆が力を生み出して、多くの力を使い分ける。それがあなたの力“JOKER”』

俺の絆…

『またあなたの覚醒の時まで、ごきげんよう』

 

 

 

SIDE CHANGE

 

 

 

元の視界に戻った吉井明久は、気が付けば自分の家の玄関に着いていた。

学校を出た瞬間にあの景色に変わり、自分がいつここに着いたかも覚えていない。考えつつも家に入り、自分の部屋で制服から私服に着替えると、吉井明久は本棚に置かれている写真立てを手に取った。

「また、あいつらと会えたぞ。お前とも、いつか会えるよな」

置かれている写真立てには、肩を組んで笑いあう中学時代の明久・光輝・歌憐・潤・皐の5人が写っていた。そしてもう一つ、彼が手に取った写真立てには、置かれている写真立てよりも笑っている小学時代の明久と、その明久と手を繋いで笑っている同い年ぐらいの少女が写っていた。

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