いろいろな人の小説を読んでいたら、自分でも書きたくなったため書きました
いわゆる処女作です
読んでくれる人はまぁ少ないと思いますが楽しんでくれたら幸いです
駄文等は、見逃していただけると助かります
僕は何処へ
かれこれ1時間歩きっぱなし、休む場所も無く人にも会わない
いや、休めそうな所はあるにはあるのだが、停滞する事に抵抗を感じるのである
此処はとても青々とした葉の木々が茂る場所。空気も冷たく清んでいる
上からは暖かい木漏れ日、下にはその光を一身に受け芽吹く草花
涼しい風が、木の間をすり抜けて吹いてくる。爽やかの一言。
まるで田舎に着たかの様な感じ。そう、そんな感じである
少し緩やかな斜面なので山であろうという事がわかるのだが
俺の家は都会であるので、当然近くに山は無く、この山がなんなのかが、とても心に引っかかる
いきなり不法侵入かまされて山に放り投げられるようなことをした覚えは無い
残念ながら、ないのだ。
昨日もいつも通りの一日だったし、暖かいお茶を飲んで布団にもぐってPSP弄ってから寝た。
そして、今日。目が覚めたらこの山の中だったのだ。
寝ていた布団も無く、何があったかはよくわからない
何が何で何をどうしてこうなって、結果山に結び付くのだろうか?
まさか、山大好き人間が俺をほっぽったとか?
いや、そんな人間にあったことは一度もないし……そもそも、なんでそいつはここに居ない?
そういう話になるだろう。
まさか、俺は念力とかが使える人間でいつの間にか秘境グンマーに……?
ルーラか?ルーラなのか??
頭の中で答えも知らぬ自問自答が渦を巻いて繰り返される
「ここ、どこだろうな」
阿保みたいなことを考えてもみたが、結局バカっぽい。
いくら考えても結論が出るわけもないし、ため息が口から飛び出してくる。
だんだんと疲れてくる。足もまるで棒のようだし……
もう、考えるのも辛い。最初からのただ一つの疑問、この場所がどこなのかに考えを寄せる
まず、山であるだろう。それもドが付くほどの田舎だと推測する。
それも、最悪熊ぐらい住んでいそうな……
---ガサガサガサ
咄嗟に息を飲む。今した音は、草を掻き分ける音。
まさか、熊なのか?熊だとしたら100エーカーに出てくるくらい温厚な方だと……なんて思いながら振り返る
目の前のポケモンに出てくるぐらいシンプルな草むら。
そこからガサガサと音をたてて現れたのは、なんと言えばいいだろうか
7対の目を持つ生物、蟲のような感じがする
咄嗟に頭を回転させて、今までの記憶を辿る
8の足。黒っぽい体に、多数の目。手足には毛があり、昆虫類には程遠いか……
蜘蛛……そう蜘蛛だ。
「そうだ、蜘蛛だ……」
ほっ、と一安心。あー、蜘蛛だってわかってよかった。
「って、なんにもよくねえええええ!」
興奮して叫んでしまった。
赤い眼球をギロリとこちらへ向ける蜘蛛は、完全に俺を獲物と認識したようだ
背中をぞくりと悪寒が走り抜けた。多分、速度的にはボルトより速い。
冷や汗の垂れる速度は、ギネス記録でも出来るってぐらいだ。
ぐぱぁぁ
生々しくあたたかい
そんな気色悪い音を立てながら蜘蛛の口が開く
どうやら歯はなく、覗いているのは筋肉質の肉だ。
ひらいては閉じる、そんな動きを繰り返す蟲の口内
骨を砕いてそのまま飲む込むような……本物の蜘蛛とは似ても似つかぬ咀嚼方法だな
「ハハハ……」
頭の冷静さに呆れつつも、目の前の現実に足が笑いはじめる
思わず地べたにへたり込んだのは、完全な不可抗力。
とても冷たい
蟲の目はとても冷たかった……土も湿ってやがる、ふざけんな。
そんなこと思ってても、俺のズボンが濡れようと、お構いなしに蟲は一歩一歩、距離を詰めてくる
口からは透明の液が糸を引いて出てくる……涎か?きたねぇ。
液はびちゃびちゃと俺の足元をぬらしていく、吐き気が込み上げてくるのは生理現象。
どうせだったら、ぶっ掛けて死ぬ前に一矢……一ゲロ見舞ってやろうか?
などと考えている間に俺に覆いかぶさるところまで蟲は迫っていた
「キィィィィイイイイイイイイイイ」
蟲はいただきます そういわんばかりに声をあげて、俺の頭にめがけて口をあける
そのまま齧り付こうとする所作、その姿がとてもはっきりと見えた
あぁ、死ぬのかな。すげぇ簡単にその結論は出た。
まるで確定した運命のようにも感じるぐらいすんなりと、その結論は喉を通り呑み込めた。
楽に死ぬことはできないだろうなぁ、上なら反撃もしてやれねぇ
もう、駄目だな。死ぬんだなぁ……そう思った時であった
--私を使え
そんな声が聞こえた。
少しの何かで自分は助かると……そう思った。
まるで自分の中に何かがある そんな感じだった。
軽く重量感のある空気の層。それが右手の平に生まれた。
それを振り回されるがままに、なすが儘に強く握る。
謎の声に導かれる様に俺は、
目をぐっと瞑って右手を振り上げようとした。
少しの重量感が右手に伝わる。しかし、んなもん意識している暇も、考えている暇もなかった
「頼む、頼むぞ!!!」
右手が高々と上がり切った。その時
ザシュッッゥ
生々しい音が響き渡った。
暖かい液体が足元すれすれにびちゃびちゃと落ちていく
目を開けると真緑の液体と――蟲の首がそこにあった
司令塔を失った蟲の体は、崩れるように倒れ、軽い痙攣をした後動かなくなった。
何が起こったのか?そう思いつつも力が抜けた右手が下にだらんと垂れ落ちる
すると、そんな手につられて降りた来たものがある
刀だ
とても綺麗な刃がまっすぐ伸びている
その刃先には緑色の液体がついている
蟲が散らしたものと同じもの この刀が蟲の首を切ったのだとすぐ理解した
いや、するしかないだろ。半分窶れながらもとりあえずその刀に目を向ける
柄には赤に金で椿の文様が彫ってある、高級そうな刀
「ありがとう」
とりあえず、生命の危機は免れたのでそう一言漏らすと
「お前の力だ」
返答。刀が……言葉を発したように思える
少し瞬きをした後、その刀の柄を持って、刃が刺さらないようにしながら抱え込む。
ひーふーひーふー……
「刀が喋った!?」
「さっきのに比べたら、そんなに驚くことでは無いだろう」
まぁ、そうだな……ん?
って、納得すんなよ俺……
「まぁ、突っ込みどころ多いが、アイツはなんなんだよ……」
「オオグモ。見た目通りの妖怪だ。」
「妖怪!?」
この世の生物ではない。薄々思ってはいたが、まさか妖怪だとは……
なんて、俺は簡単に納得なんぞしない。してやらない。
「驚くのも無理はない。だが、否定はできまい。あの大きさ、私がお前と話している現実。
事実であり、動くものではないだろう?死にかけてまで尚、夢と疑って見るか?」
「……返す言葉もねぇよ」
「そうか。では名を聞こう、お前とは運命を感じる」
なんとも、押しつけがましい運命だことで
助かったことは事実だが、まだ本心納得なんかしねぇ……けど
名前ぐらいは、減るもんじゃないしいいか
「蒼真、荒無蒼真だ」
「蒼真か、私は妖刀。血塗椿だ」
なんか中二っぽい感じだ
ん……妖刀?呪いの刀?装備したら外れなかったりする?
思い付きでぱっと手を放してみると、刀は重力に従い落ちる
カラーーーンと、土に落ちたのにも関わらず、音が鳴る。
その音は響いて、木霊して頭の中に染み渡る
まるで、池に石を投げ込んだように、波紋が出来て揺らめいて
一つの言葉が少しづつ浮かび上がってきた。
口が勝手に声に出したそれは、完全に意識外。今まで聞いたこともなく、見たこともない。
しかし、確かに似たような響きの言葉を聞いたことがある言葉だった。
「鉱物を操る程度の能力」
程度の能力……頭が硬直する
息を思いっきりすって
「えええええええええええええええ!?」
叫んだ。思い切り。
そう――ここは幻想郷だった
読みにくかったり、駄文が多かったりしたと思いますが
これからもがんばっていきます
自分で見ると改めて駄文