それが、俺の一番書きたいものですww
関係ないですが、機構少女は傷つかないを12冊
モンスター娘の居る日常を4冊、衝動買いして来ました
「失礼します、蒼真さん」
「ん、咲夜か」
もごもごと何時もどおり団子を噛み締めていると、隣にふと咲夜が現れた
急ぎの用件か?それがなんなのかは良くは見て取れない
ただ、一つ確かなのはレミリアの意図と言うことだ
口いっぱいの蓬餅をぐっと飲み込むと、咲夜は見計らったように話し始める
「昨日、お嬢様が埃を被った美鈴の私物を見つけまして」
「ほう、俺を呼ぶって事はゲームかなにかか?」
「はい、--麻雀です」
「しっかしなぁ、よくもってたな?」
「いやぁ、私でも驚いてますよ。買った覚えも、やった覚えもないですからね」
そういわれて、顔を見合わせ苦笑した
長い長い紅い紅い廊下を、歩いて歩く
一際荘厳な扉を押すと、なんともレトロな麻雀卓と漆黒の牌
そして奥にどかっと座り込む、なんともそぐわない幼女が居た
「よっ、レミリア」
「遅いわよ、まったく」
ため息を付いたレミリアは、細く尖った指をパチリとならした
やはり完璧なメイドというのはこの事だろうか?
次の瞬間には、ぐちゃぐちゃの牌は定規でも使ったかのように6・5・6で並んでいた
全34牌の壁が四つ、その中央に位置するサイコロをレミリアは弾く
運命のごとく、親はレミリア。続いて咲夜、俺、美鈴と四人が座った
カチッと、牌が合わさる音を立てながら自分の手を良く見る
字牌が4つ程。特に数字も重なってないし、随分と丁寧にシャッフルされているとみて間違いないだろう
俺は、山から一つ重いそれを持ち上げた
引いたのはーーマンズの4。今回は旨い事行けばマンズ一貫辺りまで漕ぎ着けるか?
いいや、そんなに甘くは無いだろうと、俺は先頭の東を盤上に打った
美鈴は気難しそうに、レミリアは余裕な表情で、咲夜はいつもと変わらずに
3人それぞれが、盤上を見やりつつ楽しんで居るようだった
カチリ、パチリと牌の音が響き3人の手番は直に終わってくる
俺も引いて、先頭の『 』を出し、美鈴へと流していった
美鈴が捨てたのは南。それに反応を示したのはレミリアだった
「カン」
冷静な声で言い上げ、指から離れたばかりの南を摘み上げた
レミリアの手から躍り出る3つの南。
7の山から一つ引いたレミリアは、不適に笑った
「今日の私は付いているようね?」と、緑の発の字が盤上へ
咲夜美鈴、無論俺も反応は示さず、咲夜が次の牌を引いた
そのまま手に入れることもなく北の字は捨てられる
俺の手に握られたのは、ソウズの7。
流石にマンズばっかりってわけには行かないらしい。
ピンズも2、5と微妙な所が手で顔を出している
とりあえず、面倒くさいその2を斬って回す
パチリ、パチリと盤面は動くが……やはり握るのは
「ふふふっ、ロン」
この方らしい。さすが運命の改変者
振込みは咲夜。点棒払って2300
ぐしゃっ!と俺は牌をかき混ぜる
そして、17の列を二つ作ると、片方をもう一方の上へいとも簡単にのせた
「おっ、蒼真さんも経験者ですねっ」
美鈴が、これまたかちゃりと上に乗せて微笑む
……凄く可愛かったのは、ナイショで
咲夜は、勿論できるのだが問題は……
「……手が小さくてできないわ」
4~5牌を親指と人差し指でちょこちょこと乗っけていくレミリア
まぁ、個人差があるよな……これ
じゃあまぁ、俺も本気出していきましょうか……
俺は卓の下で指を鳴らした
さぁ、此処からがショータイムだ
「うーっ」
「レミリア、振込みサンキューな」
オーラス。最後の盤面で、レミリアの8マンにロン
マンズ一貫白頭で点入り。合計30400点
レミリアが29600だから、僅差で俺の勝ちとなった
咲夜も、さすがに完璧といえど経験には勝てないらしく
俺<レミリア<美鈴<咲夜となった
中国も、中国の遊びでメイドに勝てて少しほっとしたようだ
「蒼真さん、ゲーム強くありません?」
「はははっ、眼鏡の双子とかアホみたいにカード弄ってる奴とか、BBA!!って叫んでる奴とか……
変な知り合いいっぱい居たからな」
自分で考えて、少し懐かしく思う
あいつらは今、どうしているのか?
歌ばっか歌ってるアホも居たし、外国のハーフもいたかな
俺にマージャンを教えてくれた、人生の宝だな。大事な思い出だ
「そうですか、私の昔の知り合いなんて……もうン年前ですよ」
「だろうな、咲夜はまだ若いけど、ハンターまでしてるしな」
「そうですね……っ!?蒼真さん、なぜ?」
咲夜が一つ、頬に滴を垂らした
固まった表情の咲夜の前に、俺は牌を並べていく
東西南北白発中……並んだ7つの牌は、どれも漆黒に輝いている
「……なんでだろうな?俺の憶測だよ?」
食い違う二文。並んだ7つの牌。
古今東西、何処探したって答えは見つかんないよ
俺が居たのは、未来であり過去だから……。
倒れた14の牌
白白中中中一二三四五六七八九
黒と白と赤に塗られた牌
恐ろしいほどに綺麗に並べられた牌を、白銀のメイドは片せずに居た。