「鉱物……つまり金属とかを操れるのか……なら私を使えたのも納得だ」
「ちょっとまてーーーーーー、ここはアレか?幻想郷か?」
「なぜこの土地の名を?外来人ではないのか?」
まてまてまて、頭がこんがらがってきた
整理タイム 整理タイム
知らぬ場所=幻想郷
僕には能力がある
うんあんま整理することなかったな
「さっき叫んだのはお前かーーー」
かなりビックリする叫び声
お前の声のほうがすごいと思う
声は上の方からしたので、上を見上げてみる
……声の主は空を飛んでいるご様子
背中には剣、もふもふした尻尾、白い耳
「……椛?」
「そこのお前、なぜ私の名を知ってるが知らないが、ここは妖怪の山だ、立ち去れ!!」
犬走椛さんのようです
ぶっちゃけ、白狼天狗はいっぱい居るから間違えなくて良かった
思ったよりも高い声、てか可愛い
尻尾もふもふしたい こねくり回したい
……まぁ、冗談はおいといて、去りたくとも人里の場所知らないしな
「人里ってどこにありますか?」
「何だお前、方向音痴か? ふざけるな、からかうんじゃない!! さっさと立ち去れ!!」
なるほど、信用されないか
俺なら信用しないしな、こんな怪しいやつ
にしても厄介だ 真に厄介だ
外来人であるといっても信用されなさそうだし
「すみませんが、妖怪の山ってなんなんですか?何県ですか?」
とりあえずこういっとこう
県がわからないハズ、不可解な言葉から察してくれるだろう
「県……お前は外来人か?服装も違うし……」
ぶつぶつ何かいいはじめたが、どうにかなりそうだ
椛は頭をかきながら「うーん」と悩んでいたが
最終的にはとりあえず天魔の所まで一度報告するから付いて来いとのことだった
やりー、と思ったがしかし、三時間ぶっつづけで歩かされることとなった
「文様、山をさまよっていた外来人らしき人を捕まえたのですが、天魔様のところへ連れて行ってもらってもよろしいですか?」
「これがその外来人?ふーん わかった、ネタになりそうだしいいよ」
あややにあっちまったorz
「激写は勘弁してください」
うん、写真嫌いだし ホント勘弁してほしい
「……君、ホントに外来人? 私が写真取ろうとしてること、何でわかったの?」
「ネタっていってたから新聞記者とかかなって……」
やばい、またやっちまった
外来人はこの世界のこと知らないことになってんだ
まぁ知らないやつ多いけど
「ふーん、ホントかなぁ まぁ気にしてても仕方ないや いこ?」
俺は文に言われるがまま付いていく
にしても違和感。普通見ず知らずの人間をお偉いさんにあわせるものだろうか?
行く当てなかったからやったり!と思いながらもきたけれど、格差社会の天狗世界で普通は起こりえない事では……?
どこか可笑しいな?なんて考えながらも、すぐに答えは出ないと判断して周りを見渡してみる
屋敷がとても豪華というかなんというか 和が染み出ている
幾重のも年輪が、自然な感じで際立っている
こんな屋敷も幻想郷ならではであろう
ちなみに、椿には黙ってもらっております
「あやや、天魔様が居ない……部屋のほうかなぁ」
文はくるっとターンして 「付いてきて」と別のほうに歩き出す
天満様の部屋ってやばいんじゃ……とおもいつつはぐれてもいけないのでついてく
「文さん? あのーいつになったら付くのでしょうか」
「んーもうすぐだね 君が外来人だとしたらそれなりに厄介だしね」
「そうっすか そうですね」
まぁ 幻想郷の迷惑になるのは確かだろう
その迷惑が一時的なものであって欲しい
「最悪、ここにとまってもらうかも、君体格とかいいし、結構働けるよ」
言われたらコレは嬉しいのか嬉しくないのか、ほめてくれてるのだろうか?
妖怪に褒められているのだから良いことなのかな
「ついたよ、天魔様?」
ガタッと開いた戸の向こうには……
びっくりしている天魔と汚らしい部屋
「……失礼しました」
「あやーーーーー、待って、お願いだから」
見てはいけないものを見た そんな感じが文からすごく伝わってくる
と、同時に天魔がめっちゃあせっている
目は潤んでおり「私の威厳が」と必死に呼び止める
「内緒にしますよ」
と新聞記者らしからぬことを言った後、文はようやく本題を切り出してくれた
「なるほど、外来人か」
「はい」
「見た所、使えそうだしな 人里のほうがいいとは思うがなぁ」
「まぁ、そうなんですけれど 椛が言うには近くに妖怪の遺体もあったらしいですし、能力がある可能性も」
ちょっとまて 椛の野郎はいつ妖怪の話しをしてたんだ?
文の奴、遠くから見てたとかなら悪趣味極まりないぞ
「……い、おいお主」
気づくと天魔に呼ばれていた
考え事でまったく聞こえてなかった
「すいません、考え事をしてまして」
「ふむ、まぁよいが お主、能力はあるのか?
「はい、一応」
それを聞くなり少し天魔がうつむいた
そして顔を上げると
「わかった、部屋を用意させる 少しの間だがゆっくりしていけ」
OKが出された
正直にいって駄目だと思っていたが、少しは生活を気にしなくてすみそうだ
「ありがとうございます」
俺は深々と一例した
「今日からここがおぬしの部屋だ」
そういわれてきたのは、十分広さのある部屋だった
しかし家具が無い
あるのは布団と机、座布団だ
……そうだ、鉱石って事は鉄とか操れんだよな
家具にできないかな?
俺は部屋から飛び出して意識を集中する
ぼこり と地面から鉄の塊がでてきた
頭の中でベットをイメージする
そのイメージを練り上げてはっきりとしたものになった瞬間
鉄の塊はメキメキ ミシミシと、音を立てながら一つのベットになった
「やった!!」
そうやって棚などを作ってるうちにすっかり日は暮れていった
ところどころもつれる気がする
誤字脱字は見つけ次第修正します