お気に入りしてくれる人が増えまして、執筆に熱がこもっております
それでは、お楽しみください どうぞ
「面白かったーー」
俺は本を机に置くと大きく伸びをしながらそういった
「あなた、結構マニアックなのかしら」
俺の向かいで俺を観察していたパチュリーが言う
日の向き方からしてお昼時 腹が減る
「ところで、何で進入してきたのかしら?」
あーすごくどうでもいい気がしてきた レミリアさえ従ってくれれば良いしね
「あれだ あれ 館のご主人を人妖平和条約に登録するように言いにきた」
「それ、ほっといてどうなのかしら」
「大丈夫大丈夫 そろそろもう二人来るから」
霊夢と魔理沙にココからは任せる あらかたサブは引き受けたしな
ていうか、パチェは俺を追い出さなくていいのだろうか?
「パチェはいいのか? 俺を追い出さなくて」
「なんかね 戦っても勝てる気がしないのよ」
だろうね 最近はニードルのほかにもドリルとかチェーンソーだとかやってるしな
「じゃあ、せめて咲夜とか美鈴の手当てしてあげれば良いのに」
パチェはすこしギクリ という表情をしたがすぐに
「私、喘息だからあっちまでいけないわ」
と言った
そりゃ無いだろう いや、あるか
パチュリーだもんな うん
「うぅ あんたねぇ ……イタッ」
ぼろぼろの咲夜さんががんばっている 能力を駆使してがんばって回復して歩いてる
「「おとなしくして(ろよ)(なさいよ)」」
壁伝いにがんばって歩く咲夜 良く見たらビンの薬 ちゃんと飲んでるし
それでも敵対するかよ
「パチュリー様― いたた」
もう一人怪我人が増えた
「お前ら大人しくしてろよ」
「うるさい、お嬢様のために」
「あ、ですよね なら休みます」
美鈴は正直だなぁ
正直な美鈴を俺はお姫様抱っこして椅子まで運ぶ
そんな様子に咲夜は唇を噛んだ
「あーあー正直になればいいものの」
美鈴は今の俺は害が無いことを分かったようで大人しい
咲夜だけが いまだに俺の首を狙っていた
そんな中 ふっと紅い霧が晴れる
レミリアを見事に打ち取ったようだ
三人もその様子に気づいたのか、驚いていた
「ふー んじゃ 咲夜さんも椅子へどうぞ」
俺は咲夜を同様に抱っこすると椅子のほうへ歩く
凄く悔しそうで背中にナイフを当ててくるも、ぼろりとナイフは砕ける
「くそっ、くそっ」
咲夜さんはあきらめない それ程のものが咲夜とレミリアの間にはある
そう思わせるには十二分なものだった
椅子を一つパチェに用意してもらい、そこに座らせる
骨は何本かいっているはずだ
一応、鉄で骨がずれたりしないようにしておく まぁ応急処置程度のものだ
「んじゃ、動くなよ そうすれば痛くないはずだから」
唇を噛み締めながら頷く咲夜 良かった
俺は一安心してから向き直る
「パチュリー、妹はどこだい?」
妹 その単語に対して不安そうな顔をして、だんだんと青ざめる
レミリアがいなくなえり、こいつらが動けない今 フランは野放しも同然なのだ
パチュリーはいきなり俺の肩を掴む 目はうっすらと滲んでいる
「お願い!! フランを止めて!!」
「大丈夫、最初からそのつもりだ」
そういって俺はその頭に手を載せる
その突如、ものすごい嫌な予感を感じた
「アハハハハハハ、遊びましょ?」
「ずっと暇だったの」
「長い間閉じ込められて」
「でもね、そんなのももう終わり」
「「「「私はもう自由!!」」」」
同じ声が四つ……フォー オブ ア カインド
このスペルはやはり
「フランドール」
俺は力強くその名を呼んだ
自由になりたかった女の子 でも、今はおかしくなってる
「「「「お兄さん強そうだね 私と遊ぼうよ」」」」
俺はいつもの鎧よりも圧倒的に厚い鎧を身にまとう
「いいぜ、遊ぼうか」
そういうなり、すぐにゲームは始まった
一斉に弾幕が俺に向けて放たれた その弾幕は色々に光りながら床を砕き俺を狙う
とっさに鉄で壁を作る ダダダダという着弾音
しかし、その音は一瞬で鳴り止んだ フランが手を握り開いたからである
壁が砕け散ったことにより、鉄粉が散布 視界が悪くなる 弾幕が見えたときには既に目の前
僅かながら意識と動きに誤差がある 後ろにいる奴らを護りながらは、できる季がしなかった
俺はあえて弾幕を受ける 庇うという字が正確である
「私たちは良いから!! あなたは!!」
後ろからパチュリーの声が聞こえる
俺は、両手で弾幕と煙を払い フランの下にもぐりこむ
そのまま両手で二人ずつ掴み、廊下に投げる
ドゴンという音と共に四人がそれぞれに転がり込む
全員の動きが静止すると同時に3つが消えてなくなる 時間切れだ
フランは一人でも十分な弾幕を放ってくる
時々被弾しながらも、弾幕を放つ その弾幕は少しずつながらもフランにあたる
俺もフランもつかれ始めていた それほどに濃密な時間だったのだが、現実時間ではまだ10分もたっていなかった
俺は少し痛む手でカードを持ち上げる
「―――真剣 剣の舞」
10の弾幕が展開される それぞれが剣の形をしている
2本がフランに向かう やや遅め、フランは来た直後に横へ飛びのいた
しかし、追跡方であるため剣はすぐにカーブしてフランを襲う
新しい2本がフランの背後に忍び寄る
フランは手で目の前の2本を弾いた それと同時にもう2本が背中を切りつける
笑っていた顔が目に見えて歪んだ フランが後ろを振り向くが遅い
弾かれた2本はフランの右足を叩いた 足は他とは比にならないほど赤く染まる
新しい2本が、今度は左手を叩いた
痛みで引きつる顔を他所に6本の剣はそれぞれが他所を交互に叩いていく
2本が新しく加わる いままでとは一変して叩くスピードが速くなる
2本であったときは目で捉えることができたが、今はぎりぎり視認できる程度である
もう2本が加わりかけたとき、剣が四散した
フランが、動けないほどの怪我を受けたからだ
どさっ と地面に横たわるフラン
その目がこちらを正確に射抜いたとき
バキャツ 変な音と共に左腕が崩れ落ちた
凄い激痛が走る おもわず声をもらす
ふらふらと立ち上がったフランは俺を見下しながらいった
「許さないよ……」
手を握り 開く
グチャ っと、右足の骨が粉々に砕ける
再び激痛 もうここで痛覚が遮断され始める
「せっかく、自由だったのに……」
フランは気が付くと目の前にいた 俺の頭に手をかざしている
「許さないよ、死んで……スターボーブレイク」
ものすごい光が散った その光が目に入る
その凄い衝撃で、俺の意識はフィードアウトした
戦闘シーンをもう少し長くするように心がけます