とま、竜君でーす
ここで時間食わせる意味もないので はっじまーるよ
白玉楼へ いざ
春かな? 4月だね 春だね でも寒いよね じゃあまだ冬? でも4月
こんなやり取りがいたるところから聞こえてくる
リリーホワイトが春を待っている てか不思議だね?って話してる
リリーの話からわかるのは今が4月である ということ
だけれど、まだ寒い この寒さは冬と同じ位
レティもチルノも、まだまだ元気
そろそろ気づいただろう
春が来ないことを
俺は、白玉楼に向かうために、原作の通り 魔法の森を通る
生い茂る草を踏みながら奥に向かって進んでいく
「待ちなさい 此処は私の家よ」
ふと、呼び止められる
金髪ショートヘアー 近くには上海と蓬莱がういている
木漏れ日に光るのは細い糸
青を基調とした服は風にたなびいている
アリス・マーガトロイドだ
「そんなつもりで此処を通ったんじゃないんだよ」
「黙りなさい 弾幕勝負はできるわね?」
面倒だなぁ、本当にさぁ
「怪我してもしらないよ?」
俺はスペカを一枚掴んで掲げる
速攻で決めさせてもらうよ 悪く思わないでね
―――狂乱 サイレントワルツ
3つ一組の球体が10組、アリスの方に向かう
一つ一つが右回転 組でさらに右回転している
10組は適当に動きながらアリスを誘導し、周りを取り囲む
取り囲んだ瞬間に30の球体は弾け、全てアリスに向かっていく
此処から先はよけることができない
なぜなら、誘導している間は逃げられるようになっているから、その分密度を濃くすることができるのだ(キリッ
全てが一斉放火のようにアリスに被弾する
アリスはその場に倒れこんだ
気の毒に思うが忠告はしたよ?
俺は先に進んでいく
進むにつれて、クラシック音楽が聞こえてくる
3人がとても楽しそうに演奏していた
俺も、昔に楽器を演奏していたなぁ なんて思いながらしばらく眺めている
情熱大陸やハンガリー舞曲第五番、クラシック好きにはたまらない曲ばかりである
時々流れる知らない曲も、聞きほれてしまうようなものばかり
鬱と躁と幻想の音 その三重奏はとても美しかった
少し、気分が下がったり上がったりするけれどそれもいいものだ
今度、ミスチーやレイラさんの歌とあわせて欲しいものだなぁ
いままで途切れることの無かった曲がジャンっと言う音でしまる
思わず拍手をしてしまう
「ブラボー 素晴らしい演奏でした」
俺は、三人の前に歩き出る
少し身構える三人
「貴方は誰?」
ルナサが声をかけてくる
「俺は蒼真 こんにちは、プリズムリバー4姉妹」
「4? 3じゃなくて?」
今度はリリカが聞いてくる
「だって、レイラさんがいるでしょう?」
「それもそうね」
メルランが頷く
こう会話をしていると思うのは三人がつながっているかのように話してくること
姉妹なんだなぁとしみじみ実感する
「君たちはいつも、此処で演奏しているのかい?」
三人は頷く
「じゃあ、また今度聞きに来てもいいかな?」
「いいけど、できれば姿を現してからにして欲しい」
「突然こう現れると、ビックリしちゃうからさ」
「にしても、ちゃんと聞いていてくれる人なんて久しぶりだね」
ルナサ、メルラン、リリカは本当に一人のように話す
この連帯感は凄いものだ
「それじゃあ、また今度 時間のあるときに来るよ」
「「「またね」」」
此処だけは三人で言ってくれた
しばらくまた進んでいくと、うやむやな空間の中に階段がそびえていた
だるいので飛ぶ まぁ、それでも数分はかかるんだけど
上にある穴、そこをぬけると目の前には立派な屋敷が聳え立っていた
「無礼者、此処を何処と心得るか 白玉楼なるぞ この妖夢、成敗してくれるわ」
みょん、セリフ長いよ
妖夢は2本の剣を引き抜く 迷いを断ち切る剣と霊を断ち切る剣 だっけ?
懐かしいなぁ、刀 俺は服の裏にいつも仕込んでいる鉄板で、ソードトンファーをつくる
椿とは違うけれど、たしかな刀の重さがあった
「いきます!!」
妖夢は踏み込んで来る ただならぬ気配 これが剣士と言うものなのだろう
しかし、俺に勝てると思うのか?
俺は妖夢が振りかぶった刀の刃に剣を当てて、まわりながら流す
回転の勢いで一歩をふみだし、切りかかる
けれど、読まれていたのか短剣で、威力を拡散され切り損ねる
右手の剣と妖夢の長剣があたりはじける
上から振り下ろした左手の剣には短剣が当たり弾かれる
今度は下からアッパーの要素で右手の剣で切りかかる
しかしそれも弾かれる
今度は向こうの振り下ろした短剣が俺の頭を的確に狙う
それを左手の剣ではじき、そのまま狙う
しかし、右手の剣で長剣があたり、左手の剣も短剣に押さえられ
鍔迫り合いにより、お互いの剣が弾かれる
上から下からと乱舞のように切り込みにかかる
それを流すように防いでいく妖夢
キンキンキン 刀と剣がぶつかる音だけが響いていく
X字に組んだ俺の剣を=の形の二本の刀で抑える妖夢
ガチチチチチチチチチチッ
また鍔迫り合いがはじまる
しかし、力では押し込めそうにも無い
俺は一回後ろに退くと、第三の能力「裏表を返す程度の能力」で人格改変、紅偽をだしてくる
「紅偽、少し頼む」
「OK,任された」
紅偽は俺よりも一段階速いスピードで脇腹を切る
妖夢の隣を抜けた瞬間、回って背中を切りつける
そのあと、また一歩を踏み出してもう一方の腹を切る
身体のあちこちを辻斬りのように、一閃して切って行く
ある程度切った後、紅偽は重々しく言った
「チェックメイトだ、小童」
妖夢をタックルで勢い良く吹き飛ばした
すっ と、紅偽から蒼真に戻る
「やっぱり、紅偽のほうが運動能力が高いな」
「兄貴のほうが、弾幕はうまいけどな」
「ふふふ、貴方たちはだーれ?」
冷たく暖かい そんな矛盾した響きの声
幽々子か
「お前、今すぐ春を解放しろ その桜は咲かせちゃならない」
「ふふふ、この桜はね 咲かないのよ? だ・か・ら咲かせようとしてるんじゃない」
「ちっ しょうがないな 無理にでも止める!!」
「やってみなさい ふふふふふ」
妖夢が少しかたいかな?