誰かブレインバースト作って
激しい頭痛がする
その痛みは深い深い眠りから意識を呼び起こすには十分すぎる痛みだった
永琳に1杯盛られたのは大体昼時 今はもう、日が沈んでいた
おおよそでも8時間は経っていることがわかる
喉がカラカラだ
汗をかきすぎたのだろうか これは脱水症状だな
俺は起き上がると、ベットをぬけてドアを開ける
突然入ってきた明かりに目が眩む
一瞬のブラックアウト 不覚だった
思わず目を押さえて、数秒間硬直
目が光に慣れたことを感じて、少しずつ手を離し辺りを見る
時計が指す時刻は10時58分頃
もうすぐ11時とでも言ったところか
ふと、机に突っ伏す3つの人間?が目にとまる
3人ともおねんねしているようだ
冷蔵庫を開けて水を1杯 くっ と流し込む
冷たさに思わず霧吹きしそうになったがこらえてイッキ
完全に目が覚める
ポケットに入っている体温計を脇にあてて、床に座り込む
そのまま1分ほど、じっとする
ピピピと音が鳴る 見てみると、アナログ文字は36度6分を示していた
さすが、永琳印のお薬ですね 効き目ばっちし
さーてと 俺は3つゴルフボール位の鉄球を作り出して
―――それぞれの頭におとした
ボコッ と鈍い音が鳴り3つの頭が跳ね上がる
その勢いで椅子が揺らぎ、後ろに倒れこんだ
3人がそっくりに動いたので思わず笑ってしまう
倒れこんだ3人はしばらくの間きょとん とした後
盛大に
「「「――――いっったあああああああああああああああああああ」」」
叫んだ
「痛いよ、痛いよ」
「今迄で一番痛かったかもだよ」
「せっかく看病してあげてたのにそれは無いよ」
「「「酷いや酷いや」」」
ぎゃーっぎゃーっと、騒ぐ3人
「看病ねぇ? たとえば?」
「服を着替えさせたり、背中を拭いたり、汗をぬぐったり」
「全身を拭いてあげたり、添い寝してあげたり」
「お休みのチュウなんかもしてあげたぞ?」
顔を赤らめて、足をスリスリしながら言う
「よし! 全員死刑!!」
「「「せっかくやってあげたのに!!」」」
「やらなくていいことが多い!!!」
「だって紅偽が、」
「そうやってあげると」
「喜ぶって!!」
「「「いったんだもん!!!!」」」
「皆、これは照れ隠しですよ ひょー超うれしいぜ うっはうはだぜ って本人思ってますよ」
「アカギィ お前か お前が黒幕か!!」
いつの間にか俺に入っている紅偽
しかし、怒る手立てが俺には無い 体罰しようにも……
俺は思いっきり自分の腹を殴った
気持ち悪い 勢い良く肋骨が折れる
その後、二人の裏表を返して
「いってーーーーーーーーーーーーーー」
紅偽に痛覚が行く
紅偽が転げまわる 必死で俺と交代しようとするが拒否する
便利だな、コレ
「ほらほら、さっきまでの威勢はどうした ああ?」
「いたいいたい やめてよぉ」
ひっしで転げまわる紅偽 しかしすぐに傷は治る
「あぁ 痛かった」
「お仕置きの手立てがみつかったな」
よきかなよきかな さーて
「真剣 剣の舞」
俺は3人に向かってスペカを起動
突然の事に驚く3人を他所に6本の剣は宙を舞い 襲い掛かる
バッチンバッチン
追加
バッチバッチバッチ
追加
バチバチバチバチ
追加
バチバチバチバチバチバチバチバチバチ
ラスト
バチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチ
バッシーーーーーン
と音が響いてフィニッシュ
虚ろな目をして3人が倒れこむ 可愛そうに
身体に蚯蚓腫れができている まぁ、そう言う時用に腫れ止めの薬を買い溜めしてるんだけどね
ぐっと強引に飲ませて寝かせる
時々、ピクピクと痙攣を起こしているけど大丈夫かしら
まぁ平気かな? 妹紅なんてもう良くなってきてるけど
妖夢も回復が早い 優曇華も慣れてるのかな?
5分足らずで蚯蚓腫れは全部引いたようだった
意識は無いけどね
「お前らがわりぃんだぞ、当然の報いだからな」
俺はそう言うと玄関を出る
星が空一面に輝く 素敵な天の川だな
月も綺麗に光っている きっと永夜抄や萃夢想が終わったあたりで町を崩壊させに行かなきゃなんだろうな
まぁ、機獣に向かっていく攻撃や能力を裏表を返して相殺させれば何も聞かないんだけどね
拒否と受け入れの力もうまく使えば敵無しだしな
ま、紫に飛ばしてもらうだけだしね 俺は司令塔兼町ぶっこわし ってところかな
町でより強力な奴らが作れるかもしれない これは血湧き肉踊る対戦になりそうだ
八坂神奈子とも、ぜひ一戦交えたい 軍神とは名高いが、はたして如何程なのか
御柱キャノンとかは無いで欲しいな
そう思いながらあたりを見回す
草原?のように同じ背丈の草が広がっている
その内ひぐらしが鳴くだろう 何匹か捕まえて放そうか
この箱庭に生態系を織り成そう
幽香でもひっぱってきて花も咲かせてもらおうかな?
想像は膨らんでいくものだな
そのうち滝でも作ろうか? そのうち桜をもらってこよう
椛や銀杏も植えよう 蛙なんかも放そうか
いやいや、メダカなんていいじゃないか
もう、いっそのことミスチーを拾ってきたっていいんじゃないか?
家をぐるっと回りながら考える
ふと、窓から中を覗くと 妹紅がおきている
俺は急いで家に駆け込んで他二人を叩き起す
そのまま説教
有無を言わさず説教 言葉ははいしか許さない
もう調教といってもいいくらい厳しい説教
説教、説教、説教
ここでは、俺が正しい 俺の家だから
たとえ山吹色でも緋色でも銀色でも黒は黒 白は白だ
このとき俺は、この説教だけで夜が明けるとは思っていなかった