東方黒鉄伝   作:荒無 時竜

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少し書くのが早くなった気がします


囮の稽古

俺は博霊神社に向かっていた

理由は単純明白、紫に呼ばれたからである 

 

しかも朝、俺が寝てるのをわざわざ叩き起して その挙句置いていって

ともかくイライラしているので、歩き方も口調もどことなく尖っている

八つ当たりをしたところで、まったく気が晴れないのだが 

しないわけにもいかず、どこかしらへと力を込める

階段を全段 上りきったその先に、紫と霊夢、魔理沙が居た

 

霊夢と魔理沙は互いにスペルカード戦をしているのだが、そこまで

まぁ、囮だし 足ひっぱって貰っても困るんだけど

とりあえず、紫のほうに向かう

「朝早くから呼び出しやがって、何の用だよ」

「稽古 をつけてやって欲しいのよ」

 

稽古か……霊夢が使うのは幻惑の神力

ならそれを破ってやればいいのか? より強い幻を見せればいいのか?

「つけ方がわからないな……」

「とりあえず、普通に戦ってくれればいいわ」

了解 っと心の中で返事をすると二人のほうへ向き直る

 

「恋符 マスタースパーク!!」

「霊符 夢想封印!!」

互いがスペルカードを放つ

光り輝く星の魔法と、虹色の球体が弾ける

どちらも被弾 ほぼ、相打ちとなり強制終了

はあああああ~ とかいいながら、二人は寝転んだ

 

「お前らなぁ その位で疲れるなよ」

「「あ、蒼真だ」」

今気づいたのか ならいい集中力だ 個人的には虚しいけど

「えっとな 今から二人と弾幕勝負するんだが  どっちが先がいい?」

「え~ 魔理沙先いきなさいよ」

「霊夢に譲ってやるよ」

…………

 

「二人同時に相手しても構わないんだが?」

「「言ったな!!」」

二人ともぱっと起き上がって、直ぐに構える

なるほど、隙の少ない形だ 悪くない

今回は手加減だ、鎧は身に着けない その代わりスペカの実験台になってもらう

俺も構えを取り、少しの沈黙  動いたのは魔理沙からだった

「先手必勝!!マスタースパーク!!」

八卦炉を真っ直ぐ構えて、星の光りが飛んでくる

淡いく力強い光り 飛んでくる速度は尋常じゃないほど速かった

 

しかし、物体がない限り光りはどこまでも直線を描く 避けることはたやすい

地面を蹴り、横に避けた時 視界の隅霊夢の姿がそこにあった

「来ると思ってたわ」なんて冷ややかな言葉

巫女の勘は鋭い 油断していた一番の穴だった

 

目の前で発射される霊力弾 情けはないようだった

足を胸元まで引き寄せてとっさの下段回避

完全に上半身狙いの弾だったことが幸いし当たることはなく、下段足払い 崩れた霊夢に弾幕を打ち込む

箒で後ろに回り込む魔理沙 放たれた弾は背中を掠めるが、下にもぐりこんで上へ蹴り上げる

突然の空中でバランスを崩した魔理沙に、起き上がった霊夢を投げつける

 

「「のわあつ!」」なんて声が響いた、二人とも気が動転し 空中でぶつかる

そのまま自由落下してくる二人へと 俺は袖口からカードをひっぱりだした

「双竜 交差する対影」

ずっ! と音をたてて黒い飛竜の形をした弾が2つ表れる

まるで夫婦のようにも見える二つの弾幕は、綺麗な弧を描きながら二人へと突っ込んだ

右と左から同時に二人の背中を掠める

二匹は旋回してまた別の角度から 対角を保って衝突を繰り広げる

 

ぶつかられている当の本人らの様子は良くわからないが、まぁ痛いだろう

二匹口から、さらに炎のように弾幕が放たれた

危険と判断したのか、霊夢と魔理沙はお互いを押した

ふらりと左右にばらけた、口からの弾幕は不発 

双竜から逃げ切れた ように思えた

 

二人に向かって一匹ずつ飛竜はついていく

まるで獲物を見つけた 狩をするような 獣のように

しかも、飛竜は上にいた 太陽光で輪郭がうっすら見える程度

躊躇せず繰り出された上空からのダイブキック

巻き込まれた二人、立ち上る砂煙

 

二匹は激突の衝撃で四散して言った

砂煙が晴れて見た二人は気絶状態、大きな傷等は一切なかった

「結局、貴方の攻撃だけで終わるのね」

はぁ なんてため息を紫はつく

 

この後、起きた二人はリベンジを要求

それに「いくらでもこい」なんていってしまった俺のせいで

20戦以上のリベンジマッチをすることになったのは また別の話

 




モンハンよ 永遠なれw
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