「♪~~~」
俺は口笛を鳴らす
「くっ!だぁああああ!!」
ばしゃあああ、っと宙をカードが舞った
「イエーィ、紫がまた大貧民~~」
「ははは、蒼真君はなんでもこいだね」
「そりゃあ負けなしのゲーマーでしたから」
現在自宅にて、こーりん、紫、藍、橙、霊夢、魔理沙、俺の6人(藍と橙はペア)で大富豪中
「ん蒼真、お菓子が尽きたぞ」
「お茶も飲んじゃったわ」
「あ~~、はいはい」
俺は主人公二人にパシられたりしながら現在3連勝中
紫にはずるしない様に念を押しまったのでこういう結果になっているわけだが
卓袱台を囲むようにして5人が座る(橙は藍の膝の上)状態
お菓子は魔理沙、お茶は霊夢がほぼ独占
愉しそうに作戦会議をする橙藍に苦笑いのこーりん
「なんで負けるのよぉおお」
今にも卓袱台を返しそうな紫
「ははは、ねぇ蒼真君そろそろゲームを変えてあげたらどうだい?」
「う~~~ん、そうですね「ダウト」でもやりましょうか」
俺はそういってカードを集めると軽やかにシャッフルする
「ダウト?どんなゲームだ?」
「1~13までのカードを順を追って言いながらカードを出していく
カードを出した時、そのカードに向かって「ダウト」っていえるんだ
そのカードが宣言した数字と違っていれば、捨てカードが全部その人に回るっていうゲームさ」
「面白そうね、やりましょう」
霊夢の暇をもてあますのにも、こーりんの苦労をねぎらうのもゲーム趣旨の一環
と、いうわけでその言葉に押されて俺はカードを配る
「ん~~、じゃあ俺からでいいか? 1~」
「ほい、2」
「そうねぇ~3」
と、順々にカードを回して行く
場を見ながらカードを出していくが、結構面白い
霊夢や魔理沙はこのゲームが異様に上手い
魔理沙は特に顔からの判断がまったくできない
泥棒の性なのだろうか?
「蒼真、お前だぜ」
「ん、7~~」
「ダウト!!!」大きく紫が叫んだ
ぱらっ、と出した二枚をめくって見せる
片方はスペードの7、もう一方は
「ジョーカー……」
「残念でした~」
「むううううう」
渋々23~4枚のカードを手に加える紫
紫は負けばっかだ、ポーカーにブラックジャック、良い筋だったのは将棋かな
その隅でオセロやってたり、チェスやったり色々したけど
俺は即行で上がって部屋の奥に向かった
まだ開けてないゲームが……
「人生ゲームにUNOか……」
よし、UNOやろうか
歩いて部屋に戻ると、なんと最下位はこーりんだった
紫が嬉しそうだが、見てて良く分かる
他の皆、顔が若干引きつってる、お前わざと負けたな
にやにやしながら俺はUNOの包装をあけてルールを説明した
2カードと4カードの説明で全員が嫌な顔をしたのは言うまでもないだろう、特に紫
「いや~、愉しかった」
「蒼真はどこからあんなの知ったんだ?」
「幻想入りする前にね」
暗いから、そういうことで今魔理沙を家に送っている
流石にゲーム大会で夕飯ご馳走することになるとは思わなかったが、休みを皆有効に使えたらしい
「にしても、面白かったよなUNO」
「アレは傑作だったよな、2カードと4カードを一気にくらうなんてさ」
もちろん紫である
「人生ゲームも愉しかったな」
「若干一名、1ばっかりだったけどね」
もちろん紫である
「クトゥルフTRPGだっけ?あんなゲームもあるんだなぁ」
「魔理沙の格闘スキルの強さは異常だったよね」
「ははは、霊夢の作風無視と勘に運、紫の狂気ロールには驚かされたよ」
「皆でなにか、って言うのは愉しいよな」
「今度はアリスやパチュリーなんかの弾幕はブレイン組で心理ゲームでもやるか?」
愉しそうだな、なんて言っている家に魔理沙の家に着く
少し話してから家に帰ると目測11時
騒がしかった部屋が静かだと少し物足りない
『---ってーーーらー』
なにか少し思い出した気もするが気のせいだろう
多分、多分……
「……寝ようか」
俺は布団についた
そしてゆっくり目を瞑った
「お久しぶりですね」
「会いたい訳じゃないんだけどね」
ええ、そんな事知ってます そう夜天は言う
もう一人は紅偽、どこか険しい顔をしている
「それじゃあ夜天、話してもらおうか」
「抜け落ちた記憶の事ですね、実はそれは私の事なんですよ」
は?紅偽はそう返した
「あなた方から抜け落ちた記憶、そして大事な物、それを固めたのが私なんです」
夜天の不気味な声が当たりに響いた
ーーー、貴方も消える運命なのですよ
ーーー。ああ、わかりきった事だ
ーーー?苦しくは、悲しくはないと
ーーー。元々死んでるんだ悔いはない
ーーー!それはそれは
もういだろ? そうですね、では
二人の影が漆黒に食われた